前回の記事(専業プロと兼業の立ち回り方の違い)の最後に書いたように、今回は私の「立ち回り」について書いてみようと思います。
尚、「まとめ」に書いた、パチンコは釘・スロットは設定が大切というのは、今さら説明はいらないと思うので割愛します。
オカルト雑誌を鵜呑みにしている人は勉強の余地ありですが…。
では、大谷流の立ち回りに参ります。
そんな大層なもんじゃないので、大谷流って呼ぶと、なんだかメジャーで大活躍のあの方に申し訳ないですね…同じ球技ではありますが。
あっ、その前にちょっと説明。
パチプロというと超遠方までくまなくホールの状態を把握している…このような印象を持たれている人もいるのではないでしょうか?
意外とそうでもありません。
もちろんそのようなトッププロは今も昔もいますが、一人で遠くまで見て回る猛者はそんなにいません。
知り合いからの情報で遠方にも詳しかったりするわけです。
並みレベルのプロは、見返り(お金)とラクさ(移動時間)を天秤にかけながら動いたりします。
よく見回っている範囲が厳しいからといって、行動範囲を広げたらキリがないですからねえ。
特に私のような怠けたいからって動機で、就職もせずにパチンコを選んだダメ人間なんて尚更そうなります。
だって、遠いの嫌ですもん…。
さて、そんなダメ人間の私の立ち回りは「半ジグマ」です。
…が、以前のように完全に一軒でやりくりするというのは無理があると思います。
(全国的には分かりませんが、私が打っている地域では厳しいです。)
従って、今も昔も私がメインとしている立ち回り方のジグマは、ほぼ一軒がメインだった頃と違い、イベント規制後に完全なる自論を追加しました。
その追加した自論は、「一つの地域を一軒とみなしてジグマ」だと考えて立ち回ってます。
全然ジグマじゃねえじゃん!と突っ込まれそうですが、鼻で笑って流してやって下さい(笑)。
なんせ私は家から半径5キロ程度しかチェックしませんし。
この一つの地域ですら、パッと思い浮かぶだけでも15軒くらいありますが、その中でメインとして使っているのは3軒です。
あとは、その3軒がどうにもならなかった時に、保険とも呼べないようなホール2軒を軽くチェックしています、メインから近い順に。
今時そんなんで勝てるのか?と思われるでしょうが、兼業パチンカーだから物理的に遠くまで行けないという理由はあるにしても、現役の頃からほとんどこのスタイルです。
現役の時は、さすがに10キロ圏内のグランドオープンと、あとはあからさまに開けるイベントには顔を出すこともありましたが、それでも8割がたはメインのホールで打っていました。
(その頃のメインは完全に1軒でしたので、これはジグマと呼んでいいかな。)
この近所だけ数軒の立ち回りのいい所は、その数軒のホールに関してはクセを良く知っているので、遠方から来たプロがスルーするような台でも見逃すことが少ないことです。
そこしか見てないんで当たり前かもしれませんが…。
どんな凄腕でも初見のホールでは限界があります。
もちろん私が専業だった頃でも、その人達に年間収支では完全に負けますが、真似できない凄腕プロの立ち回りを参考にして同じ土俵で戦うよりも、日当は安くても色々と私にはラクなんです。
何も日当の話だけだけでなく、ホールコンピューターが異常値を出しても、注意されることなんてほとんどありませんし。
なぜなら、よく行っていると店員さんや常連客とも仲が勝手によくなるので、アイツはやらかさないと思ってくれているかららしいです。
ホールコンピューターが異常値を出して上からインカムで指示があっても、店員さんにはすぐに打ち方を見せちゃうくらいなんで、上もコイツはやっぱり大丈夫な客ってなるのでしょうね。
そのかわり、見ているとしっかりと注意されているのは、黙々と打っている、ホール側も見たことがなかったり、よく知らない軍団やガチプロになっちゃう辺りも私に取っては気楽なんですよね。
注意されなくなってくれれば、打ち方や釘なんかを見られる心配もなくなって稼働に専念できますから、まさに悠遊道です(笑)。
「楽(ラク)」という言葉を連呼しているように、私の場合は単純に家から近いのがいいんです。
一番遠いメインのホールでも、車で片道15分程度なので、ダメな日も速攻で家に到着できるのは最高です。
移動時間の短さなんかよりも、高日当を目指すガチンコのプロには無縁な発想かもしれませんが、私に取っては絶対に譲れない立ち回り上のポイントです。
書きながら、ふと、こんなお気楽でいいのか!?なんて考えてしまいましたが、性格なんで仕方ないと早くも開き直ってます(笑)。
ほんと、立ち回りには性格が出ます。
こんな奴でもプラス収支なので、ご自身に合った立ち回り方を模索してガッツリと勝って下さいね!