☆ボーダーライン理論が登場し、日当計算も多くの打ち手に浸透していった。
自分達が手探りで「本当にパチンコの世界の試行回数で確率通りの結果に収まるのか?」を人柱として試していた時代とは隔世の感ありだ。

各種のアプリが無料で使えて、ポンと入力してタッチするだけで日当計算ができる。そりゃあ、いい時代になったもんですよ。

☆でも、ちょっと待っていただきたい。他人任せ&機械任せのシミュレーションや計算が正確でも、打ち手側は入力した通りの行動が取れるものでしょうか?

等価交換なら何割かのプロはどんな展開でも「持ち玉か否かは関係ないから」と、想定した稼働時間まで打てるかもしれませんが、自分が見る限り、嫌になってやめる人はけっこういますからねえ。

ましてや、換金差額のある営業形態では、多くのプロが「この時間からは大して儲からないから」「今から頑張ってもタダ働きだ」と引くことが多い。
早く帰る分、店廻りするとか、パチンコ以外に使う時間を確保する等は有意義だと思いますが。

☆もちろん、完璧に毎日予定通りの稼働ができる人は(多分)いません。
あぶれることもあるだろうし、1軒目を外せば次でリカバリーできても時間のロスは出る。
こういうのは数字で出しにくいから、どうしても希望的観測が入りやすいんですね。

☆自分は昔からその辺を考慮して、丼勘定にしろリスク分を乗せ、「俺の日当2万は2万になるよ」と言ってきた。
もっとも、今は2万にならないのを公言しながら打つていたらくですけど(汗)。

長期で見てもその辺はあるんではないかな。長くやっている人にもいますが、突然の出費や体調不良もある。

☆自分が期待値「コレコレこういう条件で〇時間稼働したら、平均日当はいくら」というものを信用しつつも、日々期待値とは似て非なる「内容」=「ツキ指数という平均的に当たった場合と比較してどれほどの金額差が出るか、そしてそれを加減してのプラスマイナスは?」を重視しているのは、このためです。
やれと言われたら、展開に応じた通常時の回転数の平均との差の是正も可能だし、持ち玉比率も丼勘定で考慮しますしね。
あっ、持ち玉比率は単純な計算ではできないから、難しいですが。
我々一般庶民は調べようと思ったら、頭のいい人のシミュレーションを鵜呑みにするか、地道にデータを積み重ねて、統計学的に推測していくしかないでしょう。