今から20年前、設定付きのパチンコが多く出回っていた時代がありました。
特に、1996年に登場したCR大工の源さんは、3段階設定機で、設定1:1/369.5 設定2:1/404.5 設定3:1/438.5 となっていました。
大工の源さんは2回ループ機(1/3の確変が当たれば残り2回以内で確変が当たると継続、さらに100回時短付き)の爆裂性により大人気機種となり、私もよく打ちました。
導入初期は、周りにこれで勝っている、という人がけっこういました。よく当たるという声から、高設定を入れてくれていると想像ができたものでした。
人気機種の特徴である、デモ画面からの設定判別などガセ情報も出回ったりしつつ、導入から数か月も経てば、もう最低設定が前提でのパチになりました。個人的には、末期は累計2000回転当たらずが打ち納めでした。
そして20年の時を経て設定付きのパチンコが復活します。 設定の数字は、スロットに合わせて大きな数字ほど高設定のようです。
この9月に登場するのは 6段階設定機「PAミルキーバー」(今後、頭がCRからPに変わるそうです)。
設定1:1/99
設定6:1/69
なんか、インパクト感じませんか? 大工の源さんと違い、甘デジでこの差は非常に大きい。
多分パチ雑誌に紹介されるであろう6の示唆演出(例:6くん登場)が出ればガッツポーズしていいレベル。
ただ、1万に満たない販売数から、バラエティ島に1~2台の設置が多そう。初日にスロッターが1台あるミルキーバーに走るケースもありそうですが、1台のみなら数日後(本当は土日を希望)が案外?
お店は回さず高設定より、回して低設定の方をより好むかも。まあ回さず低設定だけは・・
6くん登場率は1/1200くらいでしょうか。1時間打って出ないから止めるような人はあまりいないでしょうが、直ぐには出ず、1日打てば出る、のが好ましいのかも。
また、設定据え置き判別情報も必要となりました。
そして、お店の傾向の把握、夜の時点で回転数と大当たり回数の確認もしてみたいところです。
基本は回ること。パチ誌に1~6のボーダーが載るでしょうが、6のボーダーの甘さに驚くとともに、回らないから高設定の保証はない以上。まあ、回れば低設定がデフォですが。
このミルキーバーより一足早く、8月末に出る、いわば新時代の設定付き第1号となるのが「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ」。
この6段階設定機は、高確率時も設定差を付け、ラッシュ突入率まで差を付けることで6の機械割が120%オーバーという、これも6くん登場でガッツポーズしていいタイプ。
メーカーも分かっているということ。
建前は釘不変の時代にこんな魅力的な台が出ますアピールをしたい。6はこんなにすごいんだ、と。
各設定別に審査を通す苦労を経て世に出した台(なので2や3段階の機種も多いよう)、だし力が入るのも当然。
何かしらムーブメントが起きた時、何かしら動くとよいことがある、もの。
仮に1台だけの導入であっても、どこかで6を入れたい。それが人間(笑)。
そしてそれは、ちょっと締められた時、かもしれません。
■じゃじゃ流パチンコ川柳
「設定機 新時代への 幕開けか」