横綱相撲と言う言葉がある。

日常生活でも使う言葉だけど厳密な意味が分からなかったので調べてみたら「正面から相手を受け止めて圧倒的な力の差を見せつけて勝つこと」だそうだ。

相撲では、これに観客が熱狂する。

…が、スロットだとそうはいかない。

 

自分が出演しているモンドTVのパチスロ常勝理論。

その名の通り勝ちにこだわった番組なのだけど、その実戦内容は時代に合わせて変化している。

初期は4号機真っただ中だったので、ゲーム数や朝イチのリセット狙いなどで期待値を稼ぐ内容だった。

 

しかし、5号機になってそれだけでは厳しくなり、ゲーム数やリセット狙いと並行して、設定を狙う立ち回りも多くなった。

そして、現状ではほぼ「如何にして高設定を掴むか」が常勝への理論となっている。

 

さて、その中での横綱相撲とは…やはり朝イチから期待値のある高設定を掴んでひたすら回す展開だろう。

無駄な時間がなければないほど、期待値は上がるし、何よりも一発ツモって粘り切った時にどれだけ出るのか興味がある人が多いと思う。

機種はもちろん、GOD系の荒れる機種よりも手堅くAタイプの方が良い…はずなのだが!?

 

ここで、前回のコラムでも書いたどのくらい一般ファン向けかの話が出てくる。

勝つためにはAタイプ系を粘る方が効率は良い…けれど、ハナビやジャグラー、ハナハナ系などは液晶がなくて、ライトユーザーからするとあまり面白みを感じないのかなと思う。

Aタイプはリールの動きがメッセージになって、中級~上級者には楽しい反面、微妙な出目の違いやスベリが分からないと楽しむことが難しい…楽しみ方がマニアックなのだ。

その点、液晶はそこを翻訳して伝えてくれるので、初心者にも優しいと感じる。

 

前のコラムの通り、私は初心者にもパチスロを覚える切掛けになって欲しいと思っているので、他のメンバーの動きを見たり事前の話を聞いたりして、相方がノーマルタイプを打つなら液晶のあるART機を打つようにしている(二人ともART機ならそれはそれで良いかなと思う)。

 

要は初心者が見た時に「今日の放送の機種は自分では打てないな」と思って欲しくないわけだ。

どちらかは液晶があって、目押しが要らない機種を打っていたい。

また、Aタイプ系を打つ時も判別要素をこちらで絞ったりしている(ジャグラーのブドウを数えないとか)。

 

もちろん、本来なら判別要素は多いにこしたことはないのでカウントはした方が良い。

けれど、パチスロを始めたばかりの人にそれを言っても勝ち勝ち君の購入から、持ち歩き…なんてことはハードルが高すぎる。

また、判別の内容が矛盾するケースも多いので、程度問題も含めて、どちらを優先するのか判断が迫られるのも難しい。

特にジャグラーは、一番手軽に勝ちに向かえる機種だから、一番強いバケの出現率を頭に入れてまずは勝ちに向かってもらいたい…が、初心者に対する私の思いだ。

 

その中で、壁にぶつかってしまったり判断が難しいと感じることがあったら、より深い判別要素を学んでいけばいいと思う。

前に言ったように、自分は入り口までしか案内できないので、より深いところはワサビ君や伊藤さんを参考にしてください(笑)。

 

今の常勝理論の準レギュラーメンバー二人は、私より手堅い立ち回りが得意だと思っている。

もし自分が勝てなくても、相方は勝つか、設定を掴むなどの内容を残してくれるだろう…と思うから、自分は王道の横綱相撲から少し外れて変則的な機種を選択できるのだ。

共演者のお二人には感謝したい。

 

さて、そんな機種選びの中でも、どうしてもこれは譲れない…という部分がある。

それは一体何なのか…沖ドキで連チャンさせながら、歓喜の中待て!!