去る10月27日をもって、私が心よりゲーム性を愛した5号機「SLOT魔法少女まどか☆マギカ」が大多数の地域で認定切れを迎え、翌・月曜日の新装で一斉に姿を消しました。設置期限は都道府県ごとに異なるため、もしかするとまだ設置されている地域があるかも知れませんが、さすがに遠征してまで思い出にしがみつく気はないというか、撤去が予定された機種の設定状況の渋さは身に染みて理解しているので(一部の店は例外的に高設定を入れていたみたいですが…)、今さら遠征してお別れ気分に水を差すくらいなら、このまま良い思い出に浸りつつ、さよならしようと思います。

というわけで、今回は初代まどマギの思い出を写メで振り返っていきます。立ち回りの為になることなど何も書いていないので、初代まどマギに興味のない方は読み飛ばして頂きたいなと。少しでも興味がある悠遊道の読者の皆さんには、魔法おっさんの独り言…みたいなイメージでさらっと読んでいただければ幸いです。

 

 

前述したように私は初代まどマギが大好きですが、デビュー直後から思い切り打ち込んだわけではありません。初代まどマギのホールデビューは2013年の12月16日(月曜日)。この日は、大都技研の高純増AT機「吉宗」の新装初日であり、初代まどマギは非常に地味な扱いでした。

だって、どこのパチスロ攻略誌にも詳しいゲーム性は殆ど載ってなかったんですよ。当時のユニバーサルは各攻略誌への情報提供に懐疑的だったのでしょう。いわゆるユニバ系四天王(初代まどマギ・バジ絆・ハーデス・凱旋)のデビューに際して、切り込み隊長にあたる初代まどマギにテストパイロットの役目を課したのだと思います。つまり、攻略誌の扱いが小さいにもかかわらずヒットしたら、以後は情報提供などの協力をしない…というわけですね。その昔、某メーカーさんの偉い方が「攻略誌は必要悪だ!」な~んてことを仰ったという噂を聞きましたが(あくまで噂です)、必要じゃないと証明されれば関与しないに越したことはないと、そう考えたのかも知れません。

結果的に次作の「バジリスク~甲賀忍法帖~絆」では攻略誌に協力的な立場を取り、以後もずっと同じ状況が続いている現状を鑑みると、やっぱりメーカーさんにとって攻略誌は持ちつ持たれつの関係がベストなのかなぁ~って。まぁ、必要悪ってのは些か言葉が過ぎると思いますが(笑)。

 

話が逸れましたが、初めて打った初代まどマギに対する印象は「何じゃこれ?」でした。何がどうなればアツいのかさっぱりわからない。まぁ、情報が少ないのだから当然と言えば当然ですが、この時の悪印象が尾を引いて、私は2年近く初代まどマギには近づきませんでした。「パチテレ!」の実戦番組で射駒タケシさんが楽しそうに打っているのを見て少し触ったりもしましたが、結局のところ、のめり込むまでには至らず。だって、主人公のキャラデザインが私の好みじゃなかったんだもの。当時は原作アニメを知らなかったこともあり、かなりドライなイメージで接してたんですな。

 

しかし、それからしばらくして登場した後継機「SLOT魔法少女まどか☆マギカ2」にハマったことで、もう一度初代まどマギを本気で打ってみようと思いました。そして、ここから果てしない初代まどマギとの腐れ縁が始まったんです。

約2年半も遅れての本気打ちですから、はっきり言って知らないことだらけ。愛好家の皆さんにとっては常識的なことも、私にとっては初体験みたいなものですから、的外れなコメントをして恥をかいたことも少なくありません。それくらい乗り遅れたのは痛かった。だいたい、設定的に最も甘い時期に私はほとんど初代まどマギを打っていないんですよ。

 

 

 

個人的な総ゲーム数はわずか48万1017G。世の中の初代まどマギ愛好家の方々は、軒並み百万ゲームを超えているってのにね。

 

ともあれ、今回は数少ない実戦の中から「中段チェリー」にスポットを当てて、思い出を振り返ってみたいと思います。

初代まどマギの中段チェリー確率は32768分の1。通常時に引けば3回に1回の割合でロングフリーズに発展します(98304分の1)。この場合は、まどかEPボーナス+アルティメットバトル+エンディングEPボーナス+天国モード以上が約束されますが、状況に応じていろんな特典があります。

以下は私が引いた全14回の中段チェリーの状況&特典です。

 

①【2015.8.29】サブ液晶でスクラッチ演出が発生し、削ると「激アツ」の文字が出現。メイン液晶には何の演出も起きなかったので不思議な印象ですが、そのまま前兆に突入して裏ボーナスが出てきました。通常時のフリーズなし中段チェリーは次回天国以上も確定します。

 

②【2017.3.3】ビッグ中のチャンス告知で金扉が出現し、「おや?」と思ったら中段チェリーが成立してました。さらに高確ゲーム数を30G獲得。出玉的にも非常に嬉しい恩恵です。なお、ビッグ中に中段チェリーを引けばART確定+アルティメットバトルに突入します。

 

③【2017.5.22】自身初のロングフリーズです。レバーと同時にソウルジェム以外の全ての電飾が消灯して、そのままリールが逆回転を始めます。ロンフリを初めて見た瞬間は台がぶっ壊れたのかと思いましたよ(笑)。

 

④【2017.6.9】初めてのロンフリから3週間も経たない内に自身2度目のロングフリーズ。この時は固まった瞬間から動画を撮影してたので(要は写メがない)、まどかEP終了時の画面を掲載してみました。

 

⑤【2017.6.19】ART中のラスト9Gで「!!」ナビが発生しました。時間遡行フリーズの確定パターンですね。写メを撮ろうと思ったんですが、すぐに固まったため撮影は叶いませんでした。その後、アルティメットまどかが登場し、ボタンPUSH演出で+100Gの上乗せを獲得。中段チェリーは時間遡行フリーズなしでも最低100Gは乗るので、何だか少し損をしたような気分になりました。ちなみに、出てきたボーナスはマミさんのエピボです。

 

⑥【2017.7.15】天国モードループ中の円環の理で予告音が発生し、第一停止でいきなりマミさんが登場。本前兆中の中段チェリーはエピボ+ART確定+ボーナス1G連+2セット以上のART上乗せが確定します。

 

⑦【2017.12.21】パチスロ必勝ガイドの「91時間バトル」で引いたロングフリーズです。その瞬間、「しまった、やってもーた!」と思ったのはここだけの秘密です。だって、プライベートで引きたいもの。バトルはノリ打ちにつき、嬉しさも勝ち金も七等分されるのよね(涙)。前日バトラーの朝比奈に写メを送ったら「先輩すごい、尊敬します!」と絶賛されたけど、尊敬されるような人間じゃないのよ、私(マミさん風に)。

 

⑧【2018.2.23】ボーナス準備中に「!」ナビから中段チェリーが降臨。中押ししたのでBAR絵柄を揃えることはできませんでした。RT状態に昇格する前なら3分の1でロングフリーズに発展するんですが(内部的に通常時と見做されるため)、この前のゲームに状態昇格リプレイを引いたのよね。あと1G早ければロングフリーズの可能性があり、ボーナス入賞後ならアルティメットバトルなんですが、残念ながらプチボ+杏子のエピボ+天国A+ART3セットで抜けちゃいました。タイミングって大事よ!

 

⑨【2018.5.18】ビッグ中に後告知を選んだら、豪華な宝箱から中段チェリーがご降臨。「高確率+10」というのは中段チェリーで獲得した高確ゲーム数です。この場合の恩恵はART+アルティメットバトルです。

 

⑩【2018.7.7】累計4回目のロングフリーズ。七夕にロングフリーズを引くなんて何ともロマンチックだなぁ…などと思ったら、アルティメットバトルは7戦目で敗北して+95Gときたもんだ。以前、他の契機のアルティメットバトルでやらかした「6戦目に敗北して+60G」という最低記録(理論上の最低上乗せ)に比べればまだ少しはマシだけど、ヒキが噛み合わないと悲しい目に遭ったりします。

 

⑪【2019.5.1】令和で引いた初の中段チェリーは、第一停止でマミさんが登場する演出から降臨。朝イチに打ち始めて19G目の出来事に、ちょっとだけ震えました。出てきたのはマミさんのエピボです。やっぱ簡単には3分の1のロンフリは引けないんだよなぁ…。

 

⑫【2019.6.1】プチボ中、さやかまで変身した状態でレバー「!!!」からまどか登場。キャラ飛ばしは変身確定でなおかつ最上位のまどか…ということは、中段チェリーのレバ確ですね、ええ。プチボ中に中段チェリーを引いた場合、ART確定+ビッグ以上が1G連+アルティメットバトルの恩恵があります。

 

⑬【2019.6.8】通算5回目にして個人的に最後となるロングフリーズでした。連続演出中にいきなり固まったため、ものすごく慌てました。残り時間との戦いも冷や汗ものでしたね。

 

⑭【2019.7.17】ART中の鳥籠の魔女ステージでスクラッチ演出が発生し、優しく撫でたら+100G。おおっ、結構乗せたじゃん! さてさて、成立役は何じゃろな…と思ったら、中段チェリー! またしても時間遡行フリーズの2分の1をハズしやがったのね(涙)。ロングフリーズも時間遡行フリーズもレバーON時に発生する演出につき、いきなり中段チェリーが停止した時点でフリーズ否定。この鳥籠の魔女ステージは本前兆だったらしく、杏子EPの終了後に1G連でプチボが出てきたけれど、なんだかなぁ…って感じの展開でした。

 

以上、個人的に初代まどマギで引いた、全14回の中段チェリーを紹介しました。もしも好評でしたら次回は特殊役編をお届けしたいと思います。中段チェリーよりちょっとだけ引けそうな特殊役を、私は計54回も引いてたりしてね。これは読むのがムチャクチャに大変そうだなぁ……(笑)。