アクロスのAプロジェクト6号機第2弾となる、「サンダーVライトニング」の取材試打に行ってきました。

ざっくりと紹介すると、本機は2種類のビッグボーナス(技術介入込みでMAX251枚)&REG(純増は概ね100枚前後)を搭載したオーソドックスなボーナスタイプ。ATやRTの類の付加機能は一切採用されておりません。ビッグ後には必ず「RAIZIN ZONE」と呼ばれる特殊ゾーンに突入しますが(特定条件を満たしたREG後にも突入)、これは単純にゲーム性のアクセントとして付け加えられた演出に過ぎないので、勘違いしないでくださいね(出玉的な恩恵はありません)。

 

でもって、実際に打って感じたのは「チャンス予告機能を上手く使ってるなぁ…」ってこと。前作までのサンダーVはリーチ目がズバッと出現する印象でしたが、今作はボーナス内部中にもリーチ目が停止しにくい感じで、いわゆる「チャンス目主体のゲーム性」に変化しています。

ここで言う「チャンス目」とは、通常時にもボーナス内部中にも出現する出目を指します。つまり、リーチ目じゃないけど可能性はある…ってやつですね。かつての4号機時代には、こういう曖昧な出目演出で期待感を持続させようとした機種がそこそこありました。

 

さて、お立ち会い。チャンス目主体のゲーム性の場合、ボーナスの成立をリーチ目以外の何かで打ち手に伝える必要が生じますが、ここで効果を発揮するのが先述した「チャンス予告機能」です。ようするに、レバーON時に予告音が発生し、リール停止ごとに対応リールが消灯(現在は視認性を妨げないように3分割された上部パネルが消灯するようになっています)。そして全停止時には満を持してバックライトフラッシュが発生し、対応小役が揃っていなければボーナスが確定する…という例のアレです(もちろんレア役の取りこぼしはNG)。

 

よくあるボーナス察知パターンは以下の通り。

1、予告音あり(またはなし)からリールが2or3消灯して通常目が停止→フラッシュ発生せず

2、あやしいと感じつつ次ゲームも3枚がけ遊技→予告音が発生したのにベルが揃ってガッカリ

3、次ゲームに予告音が発生せずに諦めたら、全停止時に小役否定+フラッシュ

 

つまり、「ああ、やっぱり入っていたのね…」っていう入り方が多いんです。もちろん、成立ゲームにリーチ目が停止することもありますけどね。ただ、成立ゲームが「消灯のみ」というケースがかなり多いようなので、DDT打法でプレイしているかぎり綺麗なリーチ目がズバッと停止した過去のAプロジェクト機と比べると、正直言ってやや異質な印象も拭えませんでした。ただし、チャンス予告機能を活かすという意味では、これが正解なのかもしれません。

そうそう、ボーナス成立から5G揃えられないと、次ゲームのBETで告知ランプが点灯し、更に2G後にはボーナスの種類も告知してくれます。さすがにここまで引っ張られることは少ないですが、告知が発生したら1枚がけで速やかに揃えましょう。

 

それと、前述した「RAIZIN ZONE」についてですが、これは突入時に30G~100G継続する完全告知ゾーンです(次回ボーナスまで継続する無限RZもあり)。チャンス役の可能性があるゲームではレバーで上部パネルがフラッシュするので(要はハナビのRT中みたいなもの)、それ以外のゲームでは3連Vを狙い続けるのもいいし、もちろんフリー打ちでも構いません。ただし、くどいようですけど他に恩恵はないので(継続ゲーム数で設定示唆を行う可能性はあり?)、ビッグ後にRZを抜けるまで回す必要はないことを付け加えておきます。

 

ちなみに、出玉的な性能に関しては今はまだ何とも…。私は6号機のドン2をホールで初打ちしたとき、まるでザルで水を掬っているような印象でしたが、それを言っては全ての6号機ボーナスタイプを否定することになります。何より、サンダーVライトニングは6号機ボーナスタイプの最高スペックを搭載した機種につき、賛否両論はあると思いますが、できればヒットして欲しいなと。

 

そう、この機種が成功するか否かで、ボーナスタイプの未来が決まるような気がするんです。もしもコケたら、これはもう規制の緩和を待つしか他に道はありませんね。

そうならないように、皆さんもぜひ打ってみてください。

気になるホールデビューは4月20日(月)の予定です。