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※本コラムは対談動画「安田一彦のここだけの話」を書き起こしたものです。動画はこちら

聞き手/安田一彦  対談者/ドラゴン広石

構成/ぽち万回転

安田 はい、パチンコパチスロ悠遊道、新しく始まりましたサイト、これの目玉でもあります対談動画!

たまにしかやらないんで、いっぱい無料で見れたらすごいラッキーだと思いますよ!

今回、一発目ということで私と同年代、ベテランのパチスロライター「ドラゴン広石さん」をお招きしております!!

 

 

えー、ドラゴン広石でございます、よろしくお願いいたします<(_ _)>

んー、なんかね、ちょっとミスマッチだと思うんですよね、ご覧になられてる方は

なにしろ安田プロといったらパチンコの大御所であり、僕はもうパチンコって遊び打ちぐらいしかやらないくらいと捉えている方が多いと思うんですが、そこがなんか面白いんじゃないかと思うんですよ

 

安田 そうだね。まあ面識はあって、お互いのことは知っているんですよ、若いころから

ドラ広 そう、同年代なんですよ!どっちが若く見えます?(笑

ドラ広 実は僕ら、同い年、それも同学年なんですよね

安田 (髪をさすりながら)私はもうまっ白になっちゃってね

 いや、僕はもう薄くなっちゃったんですけれどw

 

安田 ちゅうわけで、広石さんに何を聞きたいのか

 最初に、広石さんのパチスロ歴、それからやってきた仕事というか、パチスロライターとして大御所と言われる広石さんは何をやっているのか

 はじめてご覧になる方もいると思うんでその辺をちょっと、自己紹介的にやってもらいましょう

ドラ広 はい^^ えーと、私は昭和38年生まれ、今現在53歳ですね、…もうけっこうなクソジジイですけれどもw

 で、今現在やっている仕事と言いますか、パチスロライターになったのは95年です

 なので、いま丸21年ですね。安田さんはもっと先輩ですよね?

安田 おれ25年くらい

ドラ広 25年!

安田 うん、ざっくりね

ドラ広 四年先輩ですね^^

安田 いやいや、かわらないでしょw

ドラ広 いやー、その四年がでかいんですよ、やっぱりwだって僕、雑誌で見てましたもの

安田 ああ~なるほど

ドラ広 それに単行本も買いましたよ?

安田 ありがとうございますw

安田 あ、あの!僕もパチスロ枠上人生読ませていただいています!!

ドラ広 ありがとうございますw

 まあそういう風に感じていますけど(互いのライター歴)、実は、僕、最初はパチンコの編集部の方を訪ねたんですよ!

 えー、昭和、いや昭和じゃないな、うん、95年ですね

 1995年にパチンコ編集部を訪ねて行って、そこで、「パチスロ編集部はどうですか」と紹介されたんです

 その紹介してくれた方が、当時のパチンコ編集長の大崎さん。すでに編集長だったのかな、まだ違ったかな?

 それで、拾ってくれたのが今のガイドワークスの一番偉い人、「吉良さん」で、それから21年、ずっとパチスロ必勝ガイドという雑誌でやらせていただいております

 で、あと、いま何をやっているかということですよね?

安田 うん^^

業界歴20年を超える二人が思うライター像

ドラ広 えー、僕は普通に記事を書いていおりますね。

 現在はライターと言っても、色々と多様化しているじゃないですか、今のライターの仕事って。メディア出て、来店取材やったり、動画とかをメインでやったりしている方もいますけど、僕はずっと、原稿を書く方向でいってます

安田 僕はね、広石さんを好きなのはそこなんですよ!

 ライターって言うからには物を書かなきゃいけないし、そうじゃなかったら、別にライターって名乗んなくてもいいんですよ。括りとして、便利だからライターと言われているわけで、「パチンコタレント」でいいじゃないですか!

ドラ広 まあ、でも、そこはちょっと、世の中の流れというか…^^;

安田 んー、まあ、来店取材、みなさん書いてますからねぇ

ドラ広 ときどきね、若い方が勘違い…というか、ちょっと方向性間違っている方もいるんですよ

 「ライターになりたいんですけど、どうすればいいんですかね」

 みたいなことを、打っていると、ときどき話しかけられるんです

安田 ほー

ドラ広 で、「じゃあ、どうしてもなりたいんだったら作文書いて意中の編集部に持ち込みしたら?それで、(内容が)よければたぶん採用してもらえるよ」と言うと

 「え、ラ、ライターって文章書くんですか!?」

 って、もう、おいっ!!!って感じですよw

安田 はははははw

ドラ広 だからもうそういう時代になっちゃってるんですよね

 いまは、ライター目指している人は、動画とかを目指している方が結構多いんじゃないですかね

 若いと喋りも達者ですしね、僕なんかは下手くそだから、もう、なかなかそっちの仕事はね、回ってこないのが現状なんでw

安田 でも、ときどきやってますよね、俺もやってるんだけど^^

ドラ広 いや、それは、いま所属している雑誌の好意で出させてもらっているだけなんで(汗

 一般的な他の仕事って、そうそうないですよ。一年に二本、三本やるかどうか…

安田 ぼくもそんな感じ!一人だけジジイが出ると浮いちゃうから。「なんか真面目な、変な堅物くん来ちゃったよ…」みたいな感じがねw

 本当はバラエティーみたいなこともやりたいのよ。ドッキリとかさ。やりたいんだけど、まあ役割としてはね^^;

ドラ広 ほー。いや、でも、それはやめてほしいw安田プロがそんなドッキリなんかやったら、イメージ壊れちゃいますよ!!

安田 ええ、うそ、オレやっちゃったよw

ドラ広 え、まじですかw

安田 今年の頭だったかな、去年収録したのかな、若手のトラマツくんっていう…

ドラ広 ああ、尾張の人ですね^^

安田 そうそう、成田さんという女性の方と三人で和気あいあいとやっていたから、これちょっと許してくれるんじゃねーかな見たいな感じで。ちょっとひっかけて、「遅れて来たトラマツくんに対して、僕が怒っている!」みたいなのをやったんですよ

 

※実際の画像

安田 あれは自分では面白かったんじゃないかな~とw

ドラ広 ほー

安田 まあ、あとで平謝りでしたけどねw でも、彼ならわかってくれんじゃないかな、と

ドラ広 へー、安田プロでも、そんなことやるんですか

安田 うん、まあ、そういうのは好きだから!

安田 だけど、基本的にはやっぱり、見せるものは見せなきゃいけない

安田 文章で書いているようなことを、手元でこうやって見せなきゃいけないから(動画では)、そういうことは、やっぱ意識している

ドラ広 今は、物凄く表現の場が広がりましたよね

 昔は、ライターが何か言いたいことを伝えようとおもったら、文章書くしかなかったんですよね

 いまは動画にしろ、ライターにしろ、そういったところに来てくれるお客さんに対して、直接訴えかけることが出来る

 そう言う意味では、わりと悪くはないんじゃないかなって、僕は思ってるんです

安田 うん、多様化してるし、ライト層に対してもその方が受けがよかったりするしね

ドラ広 そうですよね

安田 で、広石さんみたいな重鎮が…

ドラ広 重鎮て言わないでくださいよ、さらなる重鎮がw

安田 ははははは、んじゃベテランか

ドラ広 はい^^

安田 では、広石さんようなベテランが、ヘヴィーユーザー向けに、こうなんか味わってかみしめるようなコラムを書くと

安田一彦とドラゴン広石 二人のスタンス

安田 話しは変わりますけど、パチンコの方はね、僕は、やっぱり一貫して勝ちにこだわっている。楽しむためにも、やっぱ勝ってなきゃだめだから。負けてる人はチャラにする、チャラの人はちょっと勝ちくらいにするみたいな。

安田 プロはいいんですよ、勝手に自分で上手くなるべきだから。プロに向けてのものは、なんていうのかな、「考えろ!」との一言で全部すましちゃっているんですwその、上級者を目指している人は…、まあ目指してなれるもんじゃないですけど、といか、上手いやつは最初から凄いからね(笑

ドラ広 そうですねw

安田 僕はね、やっぱり勝つことありきで書いているんですが、スロットの方は、またちょっと違うのかなーと思って、文章

ドラ広 ん~、どういいますかね、スロットの方は、今現在五号機、5.9号機てのに来年にはなるんですけど、一番最初に出たのが0号機、これまあ後付けですけども。

 一発目となるのが昭和60年、新風営法の規定に適合した台っていうので出たのが1号機からです

 それ以前からの台は後付けで「ゼロ号機」と呼ばれておりますが、その頃っていうのは何が一番の技術だったかというと目押し。

 ボタンでリールを止める、その、ちゃんと正確なところに押せる、っていうのが、プロの一番の技術だったんですけど、いまやもう、あんまり目押しの重要性っていうのが当時に比べて無くなったんで、物凄く、プロと一般客の差が技量の差が狭まっているんです

 で、下手すると、立ち回り次第では、一般のお客さんの方が勝てたりするので、時間さえあれば

 そこらへんが、パチンコとパチスロの違いじゃないですかね

 今はもうなんか、さっきもちょっと、聞いたんですけど、すごく細かい小技使って、パチンコのプロの方って稼いでいるじゃないですか

安田 あ、逆になってる

ドラ広 そう、逆になってると思います

安田 目押し力はクランキーコンドルの頃とか、タコスロの頃とか設定が…

ドラ広 しっているんですね機種名w

安田 うん、だって若い衆がみんなやってたもんwパチンコやってたやつがさ、みんなそっちに流れて

安田 あの、そんときにはやっぱり技術介入とかいうのはスロットだなぁと。でも、いまのスロットは、ルパンの新しいやつでしたっけ?

ドラ広 そうですね、「消されたルパン」というのがありますけど、それはあの、全面液晶、普通にどこから押しても関係ありません、左、中、右、とにかく、液晶の画面上で告知されたもので抽選しているという

安田 目押し要らず?

ドラ広 まったくいりません

安田 はー、パチンコは本当に止めたり捻ったり…、ジジイもね、やっぱり何年か前の京楽の捻りブームから、まあ普通にやりますよ、うまいかどうかはわかんないっすけど

ドラ広 いや、そのだから、個人差がけっこうあってパチンコって、それの技量の差によって、その期待収支が二千円とか三千円とか、それよりもさらに跳ね上がったりするわけじゃないですか

安田 同じ台でも打ち手によって違う

ドラ広 変わりますよね。そこらへんがパチンコとパチスロの一番の違いじゃないかと

安田 それが逆転したんですね

ドラ広 んー、今でもパチスロでもありますよ、たとえばあの一番新しいやつ(収録当時)、クランキーセレブレーションといって、クランキーコンドルシリーズの最新作、これはもう凄いシビアなビタ押し、目押しが要求されますけど、それだからかな、なんかやっぱり受けないんですよ

安田 だって、あの今のファンてさ、クランキーとかより、もっともっと後から入ってきてるからじゃないですか

ドラ広 そうですね、5号機世代がほとんどですね。いまはもう5号機世代に入って10年以上経つのかな

 それで、4号機ってのが13年くらい続いたんですよ

 で、今打ってるほとんどの人が4号機で覚えたか、5号機で覚えたか、っていう感じなんで…、だから、フライングしてない限り、だいたいあの4号機世代ってのは、四十歳前後くらいの筈です

 で、そういう人たち、最初に覚えた人たちってのが、いまちょっと方向性を見失いかけているのかもしれないなっていう気がします

安田 そんな中、ドラゴン広石さん的には、なにを読者に伝えたい、あ、このサイトでも実は連載をお願いしているんですよ

 で、僕的には、広石さんの昔からのパチスロの話を聞かせて貰いながら自分の人生を振り返る、みたいなものを書いたりしてくれるんですが、物書きドラゴン広石的には、なにを伝えたいですか

ドラ広 ときどき、やっぱりそういうことを聞かれるんですけど、僕、あんまりそういう風に、「なにを伝えたい」とか、「こういう風なものを伝えたい」というのは、今は考えないようにしているんです

安田 自然体?

ドラ広 というか、パチスロの楽しさとかいうのは人それぞれじゃないですか。いっぱい勝つっていうことを目標にして頑張って、それが楽しいっていう人もいれば、さっきのルパンじゃないですけれど、とにかく当たるのが楽しいていう、最終的に

 それで、例えば収支的にマイナスであっても、楽しんだら満足だっていう人も中にはいるわけですよ

 だから、これが正しい、こうしなさい、って言うのではなくて、僕は自分のやっていることを見て貰って、あとは好きに感じ取ってもらえればいいと思うんです

安田 おお~、懐が広いなぁ

ドラ広 いや、全然違いますよ(照 昔はそうじゃないんですよ。クランキーコンドルとかの話がさっき出ましたけど、攻略記事とか書いていたわけですよ

安田 うんうん

ドラ広 目押し、こうピッと、ちゃんとここ狙って、次こっち狙って、とこれを出来なかったらマイナス50枚、1ビックで50枚も損するみたいなことを書いて、…でも、あるとき思ったんです、それって偉いのかって、出来てて

安田 うん、偉くはないですよね^^;

ドラ広 はい、楽しんでいる人を、むしろ、なんか、その人たちに余計なことを押しつけてて、いいのかって思った瞬間があって、それ以来、なんか自分の打ち方まで変わっちゃいました

安田 ほー

ドラ広 いや、だから、あんまり僕ガツガツしてないですね

安田 ほー、…どちらかというと萌え系が好きというか

ドラ広 え、いやそれ~…ちょっとだけね(笑

安田 ははははは、オレ萌え系の方が好きだよ(笑

ドラ広 そうなんですかw

安田 うんw、なんか殺伐した北斗の拳とかよりも、なんかこうほんわかした台の方が好きなんです、アニメ系とかw

ドラ広 なるほどwあーなんかちょっと意外だなそれもw

安田 じゃあ、広石さんがこのサイトで書いてくださるのは、広石さんの勝ち方講座というよりは、生きてきたこのパチスロとの付き合い方を見て、ひとつ自分が楽しむための参考にしてくださいということですかね

ドラ広 そうですね、たとえばこれ、えっと

安田 お、なんか出して…、あ、宣伝です宣伝ですw

ドラ広 いや、もう、これあの、2007年だから、今からもうそろそろ10年近く前に出た本なんですけど、これあの、パチスロ必勝ガイドマックスという雑誌で連載しておりました「枠上人生」なんですけどね

安田 名著です!

  

 

ドラ広 このとき書いていたのは、自分の視点からみたパチスロの歴史みたいなものを、主に書いていたんですよ、こんな感じだったと

 で、今回は逆にしようと思います!時代を先行させて、昭和何年に何があって、このころ僕はこんなことをやっていたという、…自分の赤裸々な収支も全部のっけてw

安田 年代ごとの自分を俯瞰してみてみるという

ドラ広 そう、そんな感じの連載をやらしていただこうと思っております

(※連載中のドラゴン広石さんのコラム)

安田 ほお、面白そうですね!

ドラ広 このときは収支とかいうのはあんま載せていなかったんですけども、今回、全部、ずらーっと月ごとの収支とかも計算してます

安田 なんか、それ膨大な数だから面倒くさいですよねw

ドラ広 うんwまあ、面倒くさいんですけど、まあそれはそれでいいかなと^^

で、こいつ全然勝ってねえよなと思って笑ってみていただけるのもよし、特に僕と同しくらい世代の方だったら、昔の記事こんなんあったなとか、あればそれに対して共感得られる部分もあるかなと

安田 ほう

ドラ広 今では信じられないような台が山ほどありました

 

つづく

 

この対談動画はこちら♪