万回転さん、吠えとる(笑)

ライターとしてではなく、いちユーザーの個人的な意見として思うんですが。広告規制はどうにかならんものですかね

「お前ら、守れよ」で守らなきゃならない人たちは、パチンコ・パチスロと長く関わっている&未来を大切にしたい業界側。守らないとか、そもそもそんな縛りがあることも知らず、知らないフリをして”やった者勝ち”となっているのは「後は野となれ山となれ」くらいの感じの一時の利益だけ貪る自由人。通りすがりの人に銭をくれてやっているのと同じでしょう。

業界に携わって立場があるポジションほど制約があって損をする。むしろ一般人と言い張ると自由度が高くなる現状は、絶対にオカシイんですよ。そうさせてしまっている運用方法のミスではないでしょうか。いまに始まった話ではないですが、警察が進める広告規制で、ますます統制がとれなくなる方向になっています。

 

そんな状況なので、脱法的けしからん・ルール作りという万パチミーの大義名分は分からなくもないですが、ぱちんこ広告協議会(メディア・広告代理店の業界団体)って何でしたっけ。コラボしているオフミーの社長さん、理事も勤めているのに。ルール作りなら、雑誌や主要動画媒体と連携したほうが早くないのかな〜。いや、そもそもルールを守らない人を相手に新たなルールを作っても無意味じゃん。とは、思いました。

大崎一万発さんに会える、新しくて面白いことをコラボして始めますよ。それで良いじゃないとも。ファンにとって貴重な機会となるのは間違いないんですし。

 

どさくさに紛れて持論でも書いてみます。そもそもね。広告規制なんてなくせばいいと思っているんですよ。それぞれのホールが、それぞれの知恵で発信すれば費用も抑えることができます。その分、ユーザーに還元もできます。それが営業努力というもの。

自分たちだけで足りない知恵を欲するホールは、色々なことを見てきている専門家にお願いすれば良いのです。動画媒体を含む広告代理店にはそのノウハウが蓄積されているはずです。ないところは……知らん。

広告規制を撤廃するとしても、もちろんルールは必要です。私は代わりに条件を付けたいです。閉店30分前とかから順次設定を公開すること。謳い文句と異なっていた場合、詐欺のような罪が発生する形です。そうするとフンワリどうとも取れるようなメール文言となりそうですが、そういったのは禁止で。堂々と告知して堂々と本当の姿を公開してくれれば良いのです。これなら誰も傷つきません。

 

ガセメール多発時代も見ているので、こういったルールは絶対に必要だと思います。「このホールの半分設定6は微妙に嘘で1/4くらい」とか、立ち回りに活かしてもいましたけど。「ガセだよ」で知識のあるライバルが来なくなってくれて、むしろ打ちやすくなったホールもありました。

いかん、私の性格が悪いことがまたバレた。万回転さんのせいだ!

○設定公開があった時代

あっ、そもそも設定公開が何なのか。若い方は見たことがないかもしれませんね。台の電源をオンにしたまま、設定キーを差して横に捻ります。するとあら不思議、現在の設定がどこかに表示されるのです。機種によって違うかもしれませんが、基本はメダル払い出しのセグに数字が表示されます。

悪戯に射幸性を煽るという理由で設定公開が禁止されたのは、いつのことだったか。所轄警察の温度差などで地域によって違うことは間違いなさそう。少なくとも都内では、設定を示唆するメールは5号機で押し順ARTが出てきた頃も普通にありましたが、設定確認をできるホールは記憶にないですね。とっくにヘタレている頃なので、私のホール選択眼が悪かっただけかもしれませんが(笑)。

少なくとも、5号機中期頃に「今の人は本当に設定が分かったデータを取れないのが可哀想だ」そう話したことがあります。誰とかな、ワサビさんとかな。大昔の機種(1998年頃)は、小役挙動で設定5や6を間違えることなく分かった。そう原稿で書くこともありますが、そもそも設定確認をさせてくれるホールもありました。

 

大っぴらにやっていた時代だから書いても大丈夫かな。ダメだとしても時効ってことで。4号機でも古い機種が外される直前、グリンピース吉祥寺店で『アレックス』が設定3以上だったんです。で、22時以降は設定確認OK。これ好きだったんですよ。自分の台で「3」以外の数字を見たことなかったですけど(笑)。

小役挙動だけでバッチリ分かるのは高設定だけ。中間以下は、1枚役の出現率(小役の低確率時)をチェックしての –5号機の小役と同じ– 推測をするしかありませんでした。「今日の1枚役出現率は設定4に近い。お願いします!」で、結局設定3というね。まあ、出玉が繋がらなければ後腐れなく捨てられますし。出ていた時も“推測が当たるかという、もう1つの勝負”を楽しむことができました。

 

そんな楽しみもありますが、大事なのは設定6でもこんなことがあるんだ……とか。逆に設定1でもツボにハマるとこうなる。そんなことを突きつけられる機会があったということです。この設定確認がなくなって「設定6と発表されて負けた。あの店は嘘吐きだ」と簡単に言う人は増えましたね。その流れで前述の会話になった気がします。

それからちょっとして。液晶での設定確定演出が増えだしました。確定演出は、クソハマってサンプルが減るほど拝めなくなるからなあ。あと、ホールが望むと望まないに関わらず出てしまうのが難点。稼働状況によって、出て欲しいタイミングや割合は異なるはずなので。やっぱり設定公開に優るものはないんです。

 

○強烈な設定公開の想い出

メシマズで申し訳ないです。1999年に通っていたホールの話です。しくじりホールで書いた2号店の前身、B店ですね。朝イチの出目でアツい台を示唆してくれる曜日イベントをやっていました。『B-MAX』はガセがないものの推定設定は3。それでも競争率は他の機種と比べて激しくないというか、ほぼ私だけだったので、まあ良いやと通っておりました。

当時は、入場して台をキープして、所定の時刻を迎えたら打ち始めてOKというスタイルでしたが、とある『アステカ』の1台の様子がおかしいのです。台の持ち主を見ると、メダルを入れても受け付けなくて狼狽している様子。って、ペイアウトのセグに「5」という表示がされとるやんけ

 

その持ち主、その意味が分かっていなかったようで。おまけにハマリを食らって14時頃にヤメてしまったのです。すかさずキープ。午前中好調だった『B-MAX』の推定設定3で3000枚。移動した『アステカ』の確定設定5で8000枚。合わせ技で万枚の御馳走様となりました。

設定5を知らしめる表示はワザとでしょう。横にした設定キーを付けたままドアを閉めなければなりませんから。「本当に設定を使っている」そのアピールです。いまのご時世でやると、警察に怒られそうですが「間違えました。設定変更作業中のミスです」と言い張れそう。いや、どれくらい怒られるか、許してもらえるかは知らんけど。

 

うん。万回転さんが吠えていたのが、大崎一万発さん絡みの話だったので。(合わせ技だけど)万枚の話にしようと思ったんですが、よく考えたら大崎さんが『必勝パチスロファン(日本文芸社:休刊中)』でパチスロの裏モノ実戦を書いていたときのペンネームは“大崎二万枚”だったことを思い出しました。まだ9000枚足りないことに気付いてしまったので、もう帰……れたら嬉しいんですが(笑)。

まあ、朝イチに何か分からない数字が表示されていて、店員さんが慌てて設定キーを抜いていたら、設定値の可能性が高い。そのことだけ覚えておいてくださいまし。本当にミスったり、確信犯に出会わないとも限りませんので。