新年度4月2日の更新です。しかし、良かったです。エイプリルフールでなくて。嘘をついて大丈夫な日なんて大間違い。嘘のセンスを他人に品評される日だと思っています。そんな日に当たらなくてホッとしています。今日も通常営業させていただきます。

今回いただいた質問は「どのような実戦データを取っていますか?」というものです。投資金額やボーナスなどが当選したゲーム数をメモメモ。必要であれば、設定差のある小役を数えて書き記す。これが基本かと思います。そこからどのように高設定の挙動を……とかは、私よりも適任の方がたくさんいらっしゃることでしょう(笑)。

これが最近のデータです。スマホのメモ機能を使っています。ただ、この方式をやめようかと思っているところだったりします。昔ながらのメモ帳で手書きに戻そうかなと。

当たったゲーム数と成立ボーナスの部分は普通でしょう。小役の数値が書いていないのは『クランキーセレブレーション』を設定1上等で打ったときのものだから。良い子はマネをしないように。右にコチャゴチャ書いてあるのはリーチ目です。分かりにくいでしょ? 書いた私でも、理解するのに時間がかかります。なので、メモ帳の手書きに戻そうかと思っているのです。

 

○データ帳に求めるもの

データ帳に求めるものは人それぞれだと思っています。最初の頃は、私も何ゲームで何が当たったかのみ。自分が戦った軌跡を眺める程度でした。ぶっちゃけて言えば、出たときの自己満足ですね。

いまでこそ、何からの契機で入ったどのチャンスゾーンでどんな当り方をしたとか、書ける展開も増えています。しかし、私がデータを取り始めた頃は、パチスロといえばノーマルのみの時代。無機質な数字とBIGとREGの文字が羅列されるだけです。収支が右肩上がりなど好調期はニタニタ見ながらお酒でも飲めますよ。その機種が現役で動いているときなどは。

しかし、そこから10年とか経ってしまうと記憶も薄れてくるわけです。そのときに「鳥リ赤(上中上)」など文字を見てもピンとこないわけです。似たような文字だけでリーチ目を羅列しているデータなんてたくさんあるんですし。きっぱり。何も面白くありません。

長年打ってきて感じるのは、機種も永遠に設置されているわけではないですし、ホール自体がなくなるのもよくあるということです。少しでも“あのときの光景、あのときの自分の感情” をデータ帳に載っけておきたい。打っていた機種とリンクさせておきたい。そう思うのです。

同じデータを書き写したものです。字が汚いとか読みにくいのは同じとかはご勘弁を。個人個人の書き方、本人が分かれば良いでしょ。ただ、少なくとも。メモ帳にしたことによってリーチ目という映像が一気にまとめて見られるようになりました。

ここで説明しても意味不明だろうから書きませんが、あの日のホールやシマの光景が出てきました。そう私にとってデータ帳とは、出目で語られる日記帳という意味合いが強いのです。何かトピックがあれば、もちろんそれも余白に書き記しますけどね。絵日記の絵のようなものです。

私がデータ帳に求めるものは、10年後に見て微笑むような思い出です。10年経てば、ボロ負けのデータも愛おしく感じるようになっていることでしょう(笑)。

 

○雑誌の入り目特集のようなもの

いかん。リーチ目を書くなんてロマンだけで実用性に乏しく思われそう。導入されたばかりの機種だと、かなり理解が進みます。クラセレでは、ガリぞうさんに「あの出目ってBIG確定かな」なんて聞かれたときにも「私の実戦上は……」と調べることもできましたし。

また、完全にその機種を理解していない時期から書くことも良いことだと思っています。誰しもリーチ目の見逃しなどせず、完璧なものを書きたくなるものです。「その前の出目も怪しい」というアンテナを広げながら打つことになるんですね。

見逃していたっていいじゃん。「あのリーチ目を知らなかった頃(笑)」とか、ネタ=自分の状況へのリンクが増えることになります。大丈夫。気付いたリーチ目しか書かれていないので、バレることもありませんぞ(笑)。