近所での独り飲みのどこがいけないんだ。歌うのではなく、カラオケ機材を使ったライブ配信のどこがいけないんだ。ということで緊急事態宣言も、民間の生き残るアイデアをバッサリ切り捨てるお願いやら要請にすっかり食傷気味ですが、そうでなくても偏見で叩かれやすい業種。ブッ叩かれまくった去年に比べればマシと、前向きに引きこもっております。

 

とあるパチンコの人気機種でゴトの情報が出ています。ご存知の通り、私はパチスロが中心ですし、そんな場に遭遇はしておりません。ほぼ家にいますし(笑)。ただ、過去には隣の台でゴトられたこともございます。それを思い出してしまいました。

ゴト師と遭遇した場合にどうしたら良いのか。結論を先に書きますと見て見ぬフリをするのが一番です。正義感がある・大事な憩いの場なので許せない。そんな感情をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、もっとも大切なのは自分の身を守ることです。

 

○ゴト師が詳しいと思ったら大違い

私がゴト師と遭遇したのは1998年のこと。まだパチスロ機はノーマルが中心で、みなさんのご想像通り、私もそのような機種を打っておりました。その隣にゴト師が移動してきたのです。電波系ゴトで、ホッパーの中身が下皿に出てくるものでした。そのゴト行為ができる筐体を渡り歩いてやってきました。まあ、突っ込みどころが満載なわけです。

1)台移動禁止のホール

2)BIG回数0回の台でドル箱を使用

3)そのホールは7枚交換

おそらく、台移動禁止というハウスルールがあるなどの前に。儲かると口車に乗せられただけで、パチスロ自体を知らないのでは。そう思わされました。「なにジロジロ見てるんだ」と凄まれたんですね。「は? 台上カウンタも見ずにパチスロ打てるかよ」と言ったら、そうかと引き下がってくれました(笑)。彼らにとって、まったくの知らない世界。アウェーだったんでしょうね。

同じリスクならば、7枚交換ではなく当時増え出した等価交換のホールでやったほうが身入りは良いはずですから。

 

私の隣の台の前にゴトをしていたのもBIG0回のノーマル機。そこで察せるわけです。手口は分からなくても、ゴトをしているのだろうな。昵懇のホールということもあって、通報しなくてはと正義感が芽生えます。

席を立ち上がったところから、見張り役と思われる人物が後をついてきました。パチスロコーナーは2階でしたが、1階の自動販売機でジュースを買う羽目になりましたよ(笑)。その間、ずっとついてきましたね。

その場でのアクションを諦め、実際に何をやっているかを観察して事後報告と頭を切り替えました。そこで大当たりもせず、一気にコインが払い出される様を目撃したのです。すげーなと思ったのは、ホッパーエンプティの寸止めとなること。かくして10分ほどでゴト師は去っていきました。私を警戒したのもあるかもですが、時間かかりすぎじゃね?

 

○素人が一番怖いのよ

褒めるわけではないですが、一流のゴト師は手口もスマートで一般のお客さんには悟られないものだと思っています。我々が目撃してどうしようか迷うなんて下の下なわけです。ルパン三世は殺しをしない。そんな美学を持つのが一流でしょう。

三流には美学もクソもありません。このケースのように、パチンコ・パチスロをまったく知らないド素人が紛れ込んでいることもあります。どうやったら捕まるか、捕まったときの罰則なども知らないことでしょう。なにをしでかすか読めないのです。いきなり後ろからブスッとの可能性すら否定できません。

 

ゴト情報の価格が下がった末期は、こんな何も知らないような輩に広まってしまうことがあるのです。そんな素人は、知らない世界への恐怖から手段を選ばないこともあるでしょう。彼らは下手くそすぎて一般人にもバレることも増えてしまいます。必然的に我々が目撃するのは危険度の高い状況となるのです。

私はゴト師が帰った直後に通報しましたが、それもちょっと早かったかなと。翌日とかがベストだったと思っております。近くに移動しそうな競合店があるとか、状況も把握すべき。まだ近くにいるかもしれません。お客さんに紛れて監視役がまだいたかもしれませんし。

 

ちなみに、その日。ホールからは何ももらえませんでしたけどね。ゴトられた台をその後普通に打って4000枚出ました。スペックのアマすぎた時代、万歳(笑)。

ということで。一般人にバレるような下手くそは、なにをしでかすか分からない素人の可能性が高いので。みなさんは正義感は一旦置いておいて、ご自分の身を守ることを最優先にしていただければと思います。ホールの方々もゴトの被害は困るでしょうが、それよりもお客さんに怪我とかされてしまうほうが大変なんです。