少し前の話になりますが、今年のGW明けに「マルハン新宿店」さんが閉店しました(※注・写真はストリートビューより)。

このお店は1998年の11月1日にグランドオープンしたので、約22年半もの間、家賃がべらぼうに高い新宿の一等地で頑張ってきたわけです。まぁ、マルハンさんは後に同社の旗艦店となる「マルハン新宿東宝ビル店」を歌舞伎町に開業したため(※注・2015年4月にグランドオープン。このお店ではガイドのDVD収録で何度もお世話になりました)、新宿駅の周辺にマルハンは2軒もいらないという経営判断により撤退したのかも知れませんけどね。

 

ところで、私はマルハン新宿店さんでは一度も打ったことがありません。なのに、なぜだか会員カードと貯玉・貯メダルカードを持っていましてね。

実を言うと、ガイドの企画会議で高田馬場に行った日の帰り、アニ氏に誘われて一緒に会員になりに行ったんですよ。アニ氏曰く、グランドオープンの数日前までに会員になれば台の予約ができるのでご一緒しませんか…と。

だったら是非! てなワケで、そそくさと新宿に向かいました。でもって、所定の手続きを踏んで無事に会員登録したんですけど、さぁ台予約を…という段階になって、スタッフさんに予約リストを見せて頂くと、めぼしい台は全て予約で埋まっていました。たしか5日目くらいまで台の予約ができたんですけど、いわゆる技術介入系の機種は全滅。残っているのは私の苦手な完全告知タイプの機種だけだったので、アニ氏ともども予約せずにそのまま帰りました。こういう情報は一瞬でプロの間に拡散するから、余程の情報網を持っていないとその恩恵に与れません。いやはや、さすがにプロは凄いなって、あらためて実感しましたよ。

結局、そのまま会員カードは使用せず仕舞い。貯玉・貯メダルカードは一度もカードリーダーを通しておらず、資源の無駄遣いをしたことに申し訳ない限りなのですが、マルハン新宿店さんの思い出にこのカードは永久保存したいと思います。

 

 

ところで、マルハンさんは現在、全国各地に300軒以上の店舗数がありますが、個人的に最も思い出深いのは、かつて渋谷の文化村通りにあった「マルハンパチンコタワー渋谷店」さんです(※注・写真はストリートビューより)。

このお店ではガイドのいろんな実戦で通いました。ピンクパンサー設定判別実戦、ジョーカーの初実戦および三日月ハズシ検証実戦、フィフティーズの初実戦…等々。ガイドの看板企画である91時間バトルも何度もやりました。ざっと記憶を振り返っても、バーサス(※注・もちろん初代)、ウルトラセブン、ビーキッズクラブF…等々。自分がかかわっている実戦だけでこれほどの回数があるのだから、ガイド全体で見たならどれだけお世話になっていたか見当もつきません。

 

もちろんプライベートでも通っていました。当時、マルハンパチンコタワー渋谷店さんは7枚交換という低交換率もあって、ガツガツとしたプロがあまり近寄らない店で、まったりと遊びたい時などに非常に重宝した記憶があります。年末年始の長期休暇なんてのはその代表例。時期的に等価のお店で打つのは怖いし、だけど他にすることがない…てなわけで、その年もたまたま元旦にマルハンパチンコタワー渋谷店さんに行ったのですが、その日、後に語り草となる有名な事件が起きました。

 

時は1999年の1月1日。「ノストラダムスの大予言」によって、恐怖の大魔王が降臨すると言われた月まで残り7ヶ月となり、個人的には半信半疑な感覚でいたんですけど、意味もなく不安になっていても仕方がないわけで、この日はたまたま都内にいたアニ氏&沖ヒカルさんと一緒に渋谷でパチスロを打つことにしました。元日につき普段に比べてお客さんは少なく、みんなで仲良く楽しもうね…って感じで某機種に並んで座って打ち始めたんですけどね。

最初にビッグを引いたのは沖ヒカルさん。すると、ビッグ終了時にクレジットが全て払い出されて、いわゆる打ち止め状態になったんです。通常、4号機は全てオートリセットであり、ビッグ終了後に店員さんを呼ぶ必要などないのですが(※注・3号機時代までは手動リセットだったため、毎回店員さんを呼んでリセットしてもらってました)、なんでまたこんな面倒なことを…と思っていたら、店員さんは台を開けてリセットした後に、中から「お年玉袋」を取り出したんです。

 

へぇ~…なんとも粋なことをするじゃん! 沖さんがそう言って袋の中を見ると、なんと「設定6打ち替え券」と書かれた紙が出てきました。おいおい、粋などころかすげぇ太っ腹じゃん。当然、沖さんはすぐに設定6に打ち替えてもらってホクホク顔で打ち始めました。いや、厳密にいうと営業時間内の設定変更は違法ですけど、当時は設定変更サービスが普通にまかり通っていたため、誰もそんなことに突っ込んだりしません。すげぇおおらかな時代だったんですよ。

なるほど、マルハンさんからのお年玉ってわけね。自分たちは知らなかったのだけど、この日はパチスロの全台にお年玉袋が入っており、初ビッグの消化後にそれを頂戴できるとのこと。そして、その後すぐにアニ氏も初ビッグを引き、出てきたお年玉袋の中身はなんと「後日に好きな機種を設定6で打てる券」。

よっしゃあぁぁぁ、だったら次に来たときにマンクラ(※注・ウルトラマン倶楽部3)を設定6にしてもらって、勝ったお金でムフフのフ…。な~んていうアニ氏の嬉しそうなリアクションを側から見ていると、いやが上にも自分の台にも期待しちゃいます。そして、自分は少しだけハマってようやく初ビッグ。沖さんとアニ氏のお年玉の内容が凄かったこともあって、左右から両氏に見守られるような姿勢でお年玉袋を開けたところ、中から出てきたのは…。

 

 

 

 

「カレー半額券」

 

 

 

 

えっ、何これ? 思わず爆笑したお二方に挟まれて、そんな馬鹿なと袋の中身を見直したけど、当然のことながら他には何も入ってません。

嗚呼、なぜ私はこの台に座ってしまったのだろう。右か左にズレていれば…。

「広石さん、年始にツキを使わなかったんだから、これからきっと良いことがありますよ」

そんな感じでアニ氏に慰められたけど、沖さんはニヤニヤしながら私を見ています。まぁ、結果的にこの日は少し勝ったんで特に文句はないんですけどね。

 

 

 

今回のオチ。

 

マルハンパチンコタワー渋谷店さんは2F~4Fがパチンコフロア、5Fはパチスロフロア、そして6Fはレストランになってました。件の「カレー半額券」ってのはつまり、このレストランのカレーを半額で食べられるってことなのね。

その日のお昼、私はもちろんカレーを注文しましたよ。いや、お節料理っぽい特別メニューもあったんで、本当はそちらを食べたかったんですが、せっかくだから通常価格500円のカレーを、半額券を使って250円で堪能しましたわよ。

 

「おせちもいいけどカレーもね!」(※注・意味のわからない人はググってみてください)

 

どんよりしてカレーを食べる私を、なぜだか沖さんは羨ましそうに見てました。

 

おしまい♥︎