シュージュー

漫画やドラマで有名な「ミナミの帝王」や「闇金ウシジマくん」のような非合法な金融屋さん、前者はトイチ(10日で1割)・後者はトゴ(10日で5割)という暴利で描かれているが、実際にはそれを遥かに凌駕するスーパー暴利でやっている闇金もめっちゃ多いんだ。先月号から続くこのお話で、ボクが煽りまくったせいで店まで乗り込んできたその業者は驚きの「シュージュー」。7日で10割という、ウシジマくんも裸足で逃げ出すえげつなさ。1万円借りたとして、翌週には2万、4週で16万…翌月末には256万…さらに翌月末には4000万オーバー、その翌月となるともはや6億ww

( ゚Д゚)そんなもん払えるかバカ!

そんな極悪業者(どう見てもカタギではない)が、従業員への督促の電話を店にかけてきたのはいいが、ナカムラが煽りまくったせいで営業中にご来店いらっしゃいませ♪
真夏の駐車場で話し合いをしていたが、あまりの暑さにギブアップしてエアコンの効いた事務所に移動して、多少ほっこりしたところに我が店が誇る知的レベル低めのアベンジャーズ(和彫り×2 海坊主×1 フィリピーナ×1 アームレスリング近畿チャンピオン×1)が登場したところまでが前回までのお話。

バカな味方が一番邪魔

炎天下の駐車場からエアコンの効いた事務所に移動し、冷たい飲み物で喉を潤した瞬間…悪徳業者とナカムラに妙な連帯感が生まれ、このタイミングなら!と踏んで和解(一方的に借金帳消し)を再提案してもあえなく却下。それとこれとは別の話らしい。しかし数の上でも優位に立った我軍はここで畳み掛ける!勝手に和彫りーズがイキリ始めて、なんやかんやガナりたてるが…完全に逆効果です本当にありがとうございました。ちょっと和んだ雰囲気も吹っ飛び、またピリピリムードが事務所を包む。そりゃーシュージューなんて金利で追い込んでくる人達だから、和彫りなんて日常の風景なんだろうね。

( ゚Д゚)さて困った。

懐柔作戦が続行不能になって次の手に困ったので、とりあえず「今までいくら返したのか?」の説明を求めてみた。最初に借りたのは5万だと聞いていたので、その返済済みの額によって「あと◯万払うから終わりにして」と交渉する作戦に変更だ。

返済額不明

しかしその「今までの返済額」がスッと出てこない。たぶんだけど、相手もハッキリ把握してないんだろうww まぁウチのアベンジャーズも居ることだし、ここは借金した本人を直接呼び出そう。和彫りーズの1人に本人を呼びに行かせ、業者3人に

( ゚Д゚)「ねぇねぇ、本当は返済額を把握してないんでしょ?」

と話しかけ、反応を見る。決して認めないが、顔に「その通り!」と書いてあるのが余裕で分かるがな。
そして本人が登場し、今までの返済額を問いただす。

(本・_・)「えぇー…いやぁ…」

オマエも把握しとらんのかいっ!ズッコケそうになるが、こんな業者に手を出すくらいだから他からも追い詰められまくって、もう何がななんだか分からなくなってるんだろう…。
思い出す限りの返済額を紙に書かせてみると、なんとそれだけで50万オーバー!さすがにもう許したれやww
しかし向こうも大のオトナ3人がわざわざ県境を越えて来てるんだし、交通費+αは渡してあげないと引くに引けないだろう。恐らくだけど店に乗り込んで来た時点で嫌がらせメイン。警察呼ばれる事もあるだろうし、本当は回収を半分以上諦めているのではないか…。

次回で完結!