質問をいただきました。ありがとうございますゥワ━ヾ【喜・∀・】ノ━ィ!!

「HANIBI通の設定Hやタロットエンペラーの設定5・6は、型式試験に適合するための設定とされていますが、極端な設定があると試験の適合に有利になるのはなぜですか?」

って、マニアックな質問:(´◦ω◦`):ガクブル

『HANABI通』は導入がまだですし、営業資料に設定Hの記載がないので聞かなかったことにしておきます(笑)。

『タロットエンペラー』は、設定1〜4までは通常のノーマルタイプですが、設定5と6は、ボーナス確率が極端に低く、通常時の小役確率が高い仕様となっていました。この存在がどのように保通協の型式試験(世に出してOKか検査する)に影響を与えるかということですね。

私が書けるのは、あくまでも噂程度ですので、話半分で都市伝説と思っていただけたら幸いです。

 

小役確率の高いEX設定ですが、実は過去にもありました。2008年に今は亡きトリビーから発表された『カギヤ-30』です。これは保通協対策ではなく、確実に勝てる設定を作りたかっただけでしょう。5号機は勝てないと思われていた黎明期でしたし。

それに対して『タロットエンペラー』は、ほぼ間違いなく保通協対策でしょう。型式試験は6段階設定で通して、販売するときには設定1〜4までにしたかったものの、当然の如くお上に却下されたとか。また、導入したホールにも設定4までの運用を推奨していたとか。こんな噂は聞こえてきました。

皆さんご存知のように、パチスロ機の設定は最大6段階までで、最低は1段階(ハイパーリノ)となっています。出玉率が全設定でチェックされるなら、設定は少なくしたほうが適合率は上がるでしょう。設定3だけアウトとかでも不適合となってしまいますからね。それもあって、5号機初期のユニバーサル系は2段階設定を多く採用していました。それなのに、なぜ使用して欲しくないような無駄な設定を付け加えるのか?

「出玉率が全設定でチェックされる」という前提条件が崩れているから。そう私は聞いています。メーカーが保通協に持ち込んだ台のログを見てみたら打たれていない設定もあったそうでして。下限を割り込みやすい設定1と、上限を突破しやすい設定6(名称はHでもEXでも)は確実に打たれます。省かれるのは中間設定でしょう。

『タロットエンペラー』でいえば、設定6よりも設定4のほうが出玉率の幅を逸脱する可能性は高いです。短期出玉率で一番怖いのは、ボーナスの連チャン。設定6はそうそう連チャンしませんからね。ジャグ系は設定6も出玉率が低めとなっているのは、連チャンすることが多いからです。推奨される中で最高設定となる設定4がスルーされるならば適合率は高くなる。そう考えるのは必然でしょう。

ちゃんと全設定チェックしやがれと思いますよね? 私もそうするべきと思いますが、不可能だろうとも思っています。

この写真は、型式試験の予約状況です。青がパチンコで、赤がパチスロ。左側は祝日だらけの5月上旬なので受け付けがないためスカスカですが、平日は日に5件の枠がフルに埋まっています。日に5件の結果書を交付していかないとパンクするんですwww

……というのが、EX設定を使ったほうが適合率は高くなるというカラクリかと思います。極端な仕様ならなんでも良いというのではなく、小役を中心とするなど出玉率試験を通りやすくする必要はありますけど。

 

で、その『タロットエンペラー』。どちらかといえば不人気で終わりました。『タロットマスター』は2000年の機種で、懐かしいと思うのは私を含めたオッサンばかり。夕方からチョロっと打とうにも、思い入れのない世代の人がつまらなさそうに小役ばかり揃えていたら冷めますよね……。

『HANABI通』は、ボーナス枚数が普通なように5.9号機として適合を受けています。エンペラーの結果を見て修正するのは不可能です。あとは、ホールが上手く設定Hを活用(使わないを含め)するかを見守りたいと思います。って、最後に書いちゃった(笑)。

ということで、質問やお題ウェルカム。知らないことと東京湾に沈められること以外は答えたいと思っています(汗)。