ポケモンGOでパチンコ依存から抜けられたという話だが、ギャンブル依存症関連で悩んでいる方はこういう解決法もあるということで、参考になるかもしれない。

借金しても給料差し押さえられてもネトゲにハマってもパチンコを止めなかったパチンコ中毒の母が、ポケモンGOにハマってからほとんどパチンコに行かなくなりました。毎週50キロ以上歩いているようです。誰がこの展開を予想出来たであろうか…https://web.smartnews.com/articles/f6HxU74mBH4

 端的に言えば、依存する対象が変わっただけの話ではある。ただ、パチンコで負け続けることに比べたら遥かに健康的な楽しみに変わったので、周囲は胸をなで下ろしていることだろう。

 まあ一番いいのは経済的に問題ない範囲で、健康的にパチンコやパチスロを楽しむことなのだが、現状、それか可能かどうかと問われれば、残念ながらなかなか難しいと言わざるを得ない。筆者の知人数名もとっくにパチンコ、パチスロからは足を洗ってしまった。勝てないということもあるのだが、それ以上にみな環境の悪さを指摘していた。空気が悪い、音がうるさい、リーチの度に隣から覗かれるなど (笑)、まあ金が無くなる上に健康上、精神衛生上良くないとなれば、やめてしまって当然ではある。

 現状、この業界が客離れ対策に真剣に取り組んでいることは分かるのだが、機種のスペック云々よりも、遊技する上での環境整備もより一層力を入れてもらいたい。慈善事業ではないので、トータルで負ける客の方が多いのは当たり前なのだが、それで二度と来ない客が増えてしまったというのが問題なのだ。

 昔は二度と来ないとか言いながら、筆者も含めてまた次の日に来ている客も多かったものだが、昨今では本当に来なくなってしまうわけで、そのような休眠客をもう一度呼び寄せる努力をしないと、結局また規則の盲点を突いて射幸性を上げて一時しのぎということになる。そんなことを繰り返していても、根本的な解決にはならないのだ。