日工組主催のファン交流イベントが開催され、盛況のうちに幕を閉じたようだ。こういうイベントを通じてパチンコ業界のイメージアップにつながれば、それはそれでいいことではある。

 日本遊技機工業組合(日工組)は2月23日、24日、都内のベルサール秋葉原で「みんなのパチンコフェス」を開催した。

 同イベントは、パチンコの楽しさや価値を多くの人に伝えることを目的に開催されたもの。初開催となる今回は、日工組加盟メーカーから19社が未導入機種など計154台を展示した。

 会場は、展示機種が遊技できる試打フロア、家族や友達(18歳未満は入場不可)と一緒にパチンコの楽しさを体験できる「連れパチ」フロア、遊技機化されているコンテンツにまつわるタレントやお笑い芸人、パチンコライターによるトークショーなどが楽しめるステージフロアに分かれており、2日間で計7,535人が来場した。

 初日のオープニングでは主催者代表として、日工組の筒井公久理事長が挨拶。「今回のイベントでは、19社から最新鋭の機械を一堂に取り揃えた。これらの機械を体感していただき、パチンコの楽しさ・価値を改めて実感していただきたい。このイベントをきっかけに1人でも多くのファンの皆様にホールに足を運んで、プレーしていただければと思っている」と今回のイベントの趣旨を語った。

 来場者からは、「楽しかった」、「パチンコをやめていたがまた行きたくなった」といった声が多く聞かれた。また、内規改正により登場した高継続機に関しても、「大当たりの1回出玉は減ったが、連チャンしやすくなったことで、大当たりをより多く体感できるようになり、長く遊技を楽しめるようになったのはいいことだと思う」と長年遊技をしているに中高年層からも好印象の感想だった。~以上、web-greenbeltより引用。http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00011113

 こういうイベントで、初心者や休眠客に対し、現行のパチンコという遊技をしっかりと理解してもらうことが重要なのだが、現実には負けてしまうことの方が多かったり、タバコの煙に閉口したり、ホール内の騒音に辟易したりと、まあ色々とネガティブな要素もあるわけで、果たして新たな客としてホールに通ってくれるかどうかは分からない。

 ただ、こういったオープンな姿勢は大事なところで、ファンあっての業界という事実をメーカー自身感じたことと思う。無論、メーカーの顧客はホールなのだが、そのホールがやっていけるのは多くのファンがいるからである。現状より更なる遊技人口の減少とならないよう、メーカーにはより魅力的な機種の開発を、ホールにはより良心的な営業をお願いしたいところだ。