パチンコ機やパチスロ機が店に設置される際、必ず運送業者が間に入る。ただ、適当に運送業者を手配すればいいというものではないようで、今は厳格な取り決めのもと、遊技機が運び込まれているようだ。

遊技機運送事業協同組合連合会は3月7日、都内でセキュリティ研修会を開催した。

 同研修会は遊運連が一昨年より開催しているもので、挨拶に登壇した栗原真会長は「本研修会は、健全な営業を阻害する不正事案を撲滅し、善良な遊技ファンの期待を裏切ることのないよう、行政とメーカー団体及び関連団体よりご指導いただき、情報交換を密にし我々運送業者が携わる運送業務の健全化や全国同一のセキュリティの構築を推進し、型式試験に適合した遊技機をメーカー様工場からホール様へ間違いなくお届けすることを目的としている」と改めて趣旨を説明。その後、「研修会で学んだことを基に、全国の模範となるような取り組みを期待している」と述べた。~以上、web-greenbeltより抜粋~

http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010302

 昔、某メーカーの機械を運んでいた運送業者がある事件に巻き込まれ、結果的に倒産に追い込まれたことがあったが、その件に関して関係者から話を聞いたことがある。真相はハッキリしなかったが、一般論としてメーカーにしろホールにしろ、関与があってはならないわけで、そうなると何がスケープゴートになるかは論を俟たない。無論、本当に第三者が勝手にやったケースもあろうが、過去に検定取り消しを食らったメーカーがあったのも事実だ。業界としても、そういった諸々の疑念、トラブルが生じてはならないわけで、運送面でのセキュリティに重きを置いた組合が発足したということなのだろう。

 ただ、そういった面はともかく、遊技機自体がやたらと重くなっているのも気にかかる。重くなればなるほど配送費用もかさむだろうし、コストという面でも問題があるのではという気がする。そう思っていたら、日報さんで既に問題提起されていた (https://pachinko-nippo.com/?p=28522)。配送料も基本的にはホール持ちのようで、こういう構造的な問題こそ、遊運連の方で解決すべきことと思われる。