既成概念にとらわれず、未来のパチンコを考えるという意味でも、こういう取り組みは今後も続けていくべきだと思う。業界のイメージアップにも繋がるだろう。

ダイナムは10月7日、都内荒川区の本社で「ダイナム杯パチンコGPの最終プレゼン」を行った。パチンコGPは学生を対象に、10年後のパチンコのアイデアを募る同社初のコンテストで、書類審査や企画プレゼンを勝ち抜いた、8組19名の学生がこの日の最終選考に参加した。

プレゼンでは、スマホを活用したバーチャル恋愛や、AIの機能を野球や麻雀に落とし込んだパチンコ機、インバウンドの一環として、訪日外国人を対象にした日本語を必要としないハネモノ機など、次世代に向けたさまざまなアイデアが発表された。このなかで、パチンコ機をレジャーランドに見立て、勝っても負けても楽しいと思わせる、新規ユーザー向けのパチンコ機「CR一人で遊園地」を提案した浅井系太さん(東京都市大学)が、見事最優秀賞に輝き、ダイナム・藤本達司社長から賞品30万円の目録を受け取った。審査員を務めた藤本社長は、長時間にわたってプレゼンに参加した学生たちを労いながら、提案された斬新なアイデアや工夫を今後のプライベート・ブランド機の開発に活かせれば、と述べた。~以上、遊技通信webより引用~ https://www.yugitsushin.jp/category/hall/

 業界に関わっている人間ではなかなか思いつかないアイデアも多かっただろうし、現行規則では無理としても、将来的な機種開発に生かせる可能性は十分ある。

 以前、メーカーの開発の方にこんな機械があったらいいですねとか、こんな機械は楽しそうですねとか、ざっくばらんに話をしていたところ、そんな機械は作れないとか、現状の規則では無理とか、色々と専門用語も交えて説明され、面食らった覚えがあるのだが (笑)、まあ実際問題、現行規則に則ってパチンコ機 (パチスロ機) を作ろうとなったら相当大変なのは事実である。

 だが、前述したように、今は無理でも将来的にどうなるかは分からない。今のうちから斬新なアイデアを確保しておくという観点からも、いい意味で業界に染まっていない一般参加のイベントは意義のあることだと思う。