現在、パチンコを遊技しているのは1万人中約8% (約800人) ということで、これを多いと見るか少ないと見るかだが、過去に遊技していたのは45.6%という数字も出ている。それが今や約8%にまで落ち込んだということになり、やはり遊技人口は明らかに減少している。

ネットリサーチ会社のマイボイスコム株式会社はこのたび、パチンコに関するアンケート調査(第6回)を発表した。

 アンケート調査は、同社のアンケートモニターによるネット回答によって2月1日~5日まで行われたもの。回答者は10代~70代までの男女10,436名(男性5,659名・女性4,777名)が回答している。

 回答結果は、現在も遊技していると回答したのは、パチンコ7.7%、パチスロ5.1%。また、過去に遊技していたと回答したのは、パチンコは45.6%、パチスロは24.1%と遊技者数は前年調査より減少傾向にあるという。

 現在も遊技していると回答したプレイヤーの遊技頻度は、「週1~2回以上遊技する」が50%弱と半数を占めた。店舗の選定基準は「立地」、「プレイしたい機種の台数の多さ」、「店舗の稼働率」などが上位となっている。また、女性では「店舗の入りやすさ」、「清潔感」を重要視する回答が多い傾向にあるという。

 遊技する理由は、「気分転換」が50%強と一番高い数値に。その他に、「暇つぶし」、「ストレス解消」、「手軽に楽しめる」などが多い結果となった。~以上、web-greenbeltより引用~ http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00011154

 約45%が休眠客ということになるのだが、この中の半数でもまたホールに戻ってきてくれれば多少なりとも業界は活気を取り戻すと思う。ただ、現実はなかなかそんなわけにもいかないだろう。等価 (高価) 交換の悪影響=回らない、くどい演出、高い射幸性、騒音問題、空気の悪さ……、かつてのユーザーが逃げてしまった事由を挙げていけば幾らでも出てくるのだが、ホールの努力次第でどうにかなるものもあれば、それだけでは如何ともしがたいものもある。

 いずれにせよ、何もしないで手をこまねいているだけでは客は戻ってこない。幸いと言うか、先日開催された日工組主催のファンイベント「みんパチ」はまずまずの盛況だったと聞いている。まだまだパチンコ、パチスロの魅力は捨てたものではないということでもあろう。パチンコ、パチスロに興味を抱いているユーザーの期待を裏切らないよう、ホール、メーカー、ひいては業界全体で今後を真剣に考えてもらいたい。