現在、悠遊道内で夏の統一テーマコラムの企画が進行中。正式な告知までは今しばらくお待ち頂きたいのですが、スロプロ界のレジェンドもスポット参戦してくれる予定ですので、是非とも皆様ご期待下さい。勿論、ボクも寄稿します。と言うか、もう書きました。

 この定例ブログと違い、テーマを与えられたコラムはヒジョーに書きやすい。「このテーマなら……アレとコレが関連しているな……んで、パチ関係ないアレとコレを絡めて……」と頭の中で起承転結を組み上げていくのがとっても楽なんです。

 大変なのは書き上げた後の見直し&校正。普段のブログは2~3回見直せばいい方なので、先週のように誤字・脱字のツッコミを食らうわけです。しかし、統一テーマともなれば普段以上に気合いが入るもので、ましてここに寄稿している業界のレジェンドの皆様にも負けない原稿を!と一人、鼻息を荒くしているものですから、最低でも10回以上は見直す事になるのです。

 

 何でもそうですが、0から1を生み出すのと、1を2にするのでは、遥かに後者の方が楽なんですよね。毎週統一テーマならいいのに。見直しはしないけどw

 まぁ、要するに今週も稼働無しなのでこのブログのテーマに困っているという話。ただ、統一テーマがヒントになったので、今週は少し昔の攻略話なんかを語ってみたいと思います。

 ボクの中で攻略と言えば「CR銭形平次の捻り打ち」がパチプロとしてのターニングポイントになった機種ですが、それとは別に最も思い出深いのがホー助シリーズでした。

 まずは初代ホー助。

 攻略の詳細は上記動画を是非見て欲しいところですが、パチンコを覚えたての小僧が雑誌でこの打ち方を知り、実際にホールで実戦してみると確かに勝てる。デジパチのボーダー理論、パチスロの高設定狙いしかまともな勝ち方を知らない中「こんな勝ち方もあるんだ」と強い衝撃を受けたものです。

 ただ、ボクまだ小僧。足も無ければホールを回るという意識など皆無。自宅近くのとある1店舗でひたすらコレをやり続けてしまったわけです。

 その後、何が待っていたかはお察しの通り。

 人生で初めて、店員さんにガチで怒られ「パチンコ屋、怖い……」と、夏の強烈な日差しの中、帰りのバスを待ちつつ放心状態になっていました。

 

 時はそれから約14年後。ホー助の後継機として登場したのがホースケミニ。当時はすでにそこそこ知識も経験もあるパチプロとして成長(?)していたボクは、ホースケミニは登場当初から「攻略できるだろ」という視点で臨むようになっていました。

 ちょっとこの動画では分かりづらいですが、初代とは違い、攻略がそこまでシンプルではなく、振り打ち・単発打ち・役物の30秒単位の時間合わせなどを織り交ぜるような攻略法でした。

 この頃のボクはすでに、車で多くのホールへ足を運ぶ遊牧民状態だったので、神奈川中の設置店を巡り、5,000発頂いたら次、次、とホールを変えつつ長い事お世話になりましたが、末期の頃になれば当然ホールのマークも厳しくなってきます。

 そして、やはりお店の人に見つかり怒られるハメに。

 初代の頃ほどのガチ怒りでは無かったものの、「さぁ、この後どうしようかな」と追い出されたホールの駐車場でタバコを吸った刹那「あれ?なんかこの感覚デジャヴ??」と10年以上前のバス停の空気を思い出したのです。

 

 四季ごとに気温や臭いが混ざり合う“空気感”が日本にはあるものです。夏と言えば「海だ!山だ!BBQだ!!(今ならナイトプール?)」というのが陽キャな人々の思い出す既視感かとは思いますが、空調の効いたパチ屋で、季節感無く多くの時間を過ごしてきたボクが思い出した夏はコレ。

 

……

 

 それでいいのか?万回転。(BGM 少年時代/井上陽水)