攻略系のプロを含む歴戦のパチンカーは、この機種に思い入れのある方もおられると思います。私も攻略効果の恩恵を受けており、感覚的には甘デジ並みの当たりやすさでMAX機並みの出玉を得ることができる、というものでした。

数字的にも、93戦しホームランは10回以上に対し、最大マイナス日が-26千円、というあたりにもその感覚であったことを表すものでした。

CRアラジンデスティニー(1/193.9)は、デジパチと羽根物の複合機として2007年3月にサミーから登場しました。

液晶当たりの1/3で突入するアラジンチャンスは、液晶およそ5回転まで羽根が開閉し回転体へ誘導。その間に見事回転体のVに入れば連チャンが確定、というものでした。

そして、羽根開放に合わせて強弱打ちをすることで、羽根開放時にたくさんの玉を拾わせることが、連チャン性を高めることに繋がりました。お店は、羽根への寄り釘やスルーの釘を締めることで対処しましたので、これらの釘が重要でした。

この連チャン率アップ打法はかなりの破壊力がありましたが、さらに初当たり獲得アップ打法までありました。通常時、Vが3時の時に1発スルーを通し、回転体の周期をカウントし、16周の時に羽根が開くことが多いのでこのタイミングで強弱打ちをして羽根に拾わせることができたら、玉がVへ向かい・・

まあ、1日中回転体の周期をカウントしていて時には早め開放もあり、飽きることはなかったです。

これは、REGV打法とか言われていましたが、連チャンはしませんがしっかり1回の大当たりとなるので、初当たり確率を飛躍的に上げることができました。データによると、総95174回転でREGV当たりは320回獲得することができました。

また、通常時保留を付けずに打つことで、2R当たり時のアラジンチャンス獲得へ繋がりましたので、時間効率の兼ね合いで行ってました。

アラジンデスティニーが導入をされた地元店は、見知らぬ連中に占領されて釘がすぐに悪化したため、隣町から他県へ行動範囲を広げ、ETCも取り付けて計15店舗での実践を行いました。打ち方を伝授したパチ友ケンケン氏は、現地の簡易宿泊施設に寝泊まりしつつ稼働、すぐにパチプロ連と仲良くなったとのことでした。

REGV打法は目立たず注意されたことはありませんでしたが、強弱ひねり打ちは目立ったために注意を受けたことも何度かありました。あるお店では、店長と思しき方から換金所から駐車場まで着けられたこともあったり。

大当たり中は軽快なリズムにのってアラジンやローズが液晶内で踊りますが、ピッポッピッポッと最終ラウンドが始まると、アラジンチャンスへの緊張感が高まったものでした。

「頑張って!」

「アラジーーーン!」