カタい話や暗い話ばっかりもアレなんで、今回は久しぶりに漫画の話を。
春の悠遊道SP企画をもじって、好きだった&自分の人生に影響を与えた漫画をピックアップしてみます。

☆キャプテン(ちばあきお)

自分はガキの頃からひねくれ者で、集団スポーツとか全然好きじゃない人間だけど、小6でこれはハマったなあ。当時の少ない小遣いで単行本を買ったのはこれだけだもん。

ストーリーは弱小中学野球部が根性と努力だけで名門チームになるまでを、4代の歴代キャプテンを通じて描く物語。
谷口は気弱、丸井は短気、イガラシは天才ゆえに強引、近藤は天然と、それぞれが欠点を抱えながらも、メンバーと共に成長していくのがいい♪
軟式野球なのにボールに縫い目があったり、中学生が9回まで試合したりと、ツッコミ所もあるけれど、頑張ることは正しいと教わった作品です。
自分は丸井キャプテン時代の地区予選決勝の話がツボでした、胸アツ!

☆ビーバップハイスクール

高校時代に連載が始まった作品でした。時代なんでしょうね、自分が通う学校は地域で唯一の進学校だったはずなのに、2年生の頃には8割くらいがオールバックの髪形。学ランは中ランに2タックのズボンという(汗)。自分も悪い連中にシメられない程度には、そうチャラついてました。バンドマンらしく、親にピッチピチに詰めてもらったズボンを履いたりはしましたけどね。
ああ、黒歴史(笑)。でも、こうしてジジイになると、それも懐かしい。

ストーリーは不良学生の日常を淡々と描くというリアルなもの。それまでのヤンキー漫画は、やれ多校との抗争だの全国制覇だの話がデカすぎたのに、この漫画は節目節目で多校のアタマとケンカがあるくらいで、大半はダラダラとしていました。
今の自分の「リアルたれ」の基礎? そんなことないわな、ははは。

☆お~い竜馬

これを読んだのはパチプロになってから。「がんばれ元気」「あずみ」な小山ゆうの作画に武田鉄也が原作でした。
正直、絵柄が暑苦しくて苦手だったのですが、行きつけのサテンに置かれていたので手に取ったら…。いやぁ、最高。泣けるんですよ。

ストーリーは下級武士の次男坊として生まれた坂本竜馬が、様々な苦労をして明治維新までの道をつけるという世の大役を成すまでの物語。
自分がマジで泣いたのは、薩長同盟成立前に瓦解しそうになり、日本のために死んでいった仲間を想い懸命に説得する場面。
アツいストーリーの回想コマが次々出てきて、涙が今も止まらなくなります。
ユーチューブにその辺を紹介した動画があって、今も時々見てしまうくらいですよ。

☆キングダム

これは人生に影響してるかなあ? 単純に面白くて目が離せないって感じかも。
この漫画もハマったのは連載の途中から(絵柄が苦手だったんで)。そう、今アニメでやっているらしい(コロナで放映は中断?)合従軍編からです。

これを読んでいると、自分はやっぱり真っすぐで信念を持っていることを理想としているんだな、と思います。
主人公の信はバカだけど、略奪はしない、仲間を思う強さがある、人の痛みを感じる心がある。そういうシーンが随所にあるんですよ。あと、敵役キャラもいいし仲間も個性的で、しょせん人間は独りでは生きられないことも教わりました。