夭折した歌手、本田美奈子さんをなんとなく思い出して、しばらく頭の中でぐーるぐる現象

戻れない片道のチケットと 夢だけを信じたい

華奢な体から考えられないパワフルな歌声でした。ミス・サイゴンで「命もあげるよ…」と歌い上げて観客の涙を搾り、病室に響き渡ったアカペラのアメイジング・グレイス。もちろんどれも素晴らしいのですが、ヘソ出しルックで腰をくねらせ、マリ・リ~ンと歌っていたのをリアルタイムで見た私にとっては、ちょっと違う場面が浮かびます。

「美奈子のオナラはバラの香り」と答えていたんです。屁が、薔薇?事務所に言わされているのか恥ずかしそうで、でもリスのような口元にいたずらっぽさが漂っていて、とても愛らしかった。あの時の彼女が好きなんです。

夏目雅子さんがそうであるように、早くに亡くなると伝説、神格化される事があり、パチンコ界では、田山プロがそうではないかと思ったりします。同じ時代を生き、知る事が出来たはずなのに、残念ながら私は生前を知りません。それがとても悔しい。エピソードは知っても、当時でなければわからない、匂いやニュアンスというのがあるからです。

7月4日。米独立記念日は、田山プロのご命日ですね。

悠遊道でも、安田プロドラ広氏が田山プロについて、そしてお墓参りにいらっしゃった事も書かれています。サイトの検索窓から「田山さん」と入れると、ポロリさんはじめ、沢山のコラムが上がります。

 愛されるひと。

 愛するひとたち。

今年のお墓参りはどうなるんでしょう。私は何も知らない人間ですが、皆さんのつぶやきやコラムが上がったら、当時の空気や想いをこっそりとまた感じさせてもらいます。

田山プロには、愛した人の話や、心を動かされたモノゴトについて聞いてみたかったです。いつか、お墓の前で手を合わせる安田プロに、どこからともなく「きみんとこのみんな、やってんね」なんて流れてきたらいいな。ゼツいぜ!なんつってなんつって。

においの記憶

日曜日の夕べ。マンションの無人エレベーター。乗り込むと、それはもう「家庭の匂い」としか呼べない残り香に当たりました。ひとりぼっちを痛感する瞬間です。夕暮れ時はひとをさびしくさせるもの。そんな事やなんでもない事をぼんやり思いながら帰宅。猫たちがにゃ~んと鳴いてすり寄り、現実に戻ります。そうだ昨日サブホで、貸し玉に金色のがひとつ混じってて

初めて見たもんだからテンション上がって写真撮ったんだ。そしたらナント、今日マイホの不二子にも現れて驚いたんだっけ。2日連続で金色!

2日とも勝ちました。

パチンコ玉には、大きさだけでなく色も決まりがあると知りました。へ~。そう言えば昔「パチンコ玉は完全な球体ではなく微妙に楕円」と聞いた事があったっけ。ふふっ。そんな事を考えてると、寂しくなくなりました。つまり、パチンコが恋人ですね。

とんだツンデレですけど。

屁が薔薇と言えば、音楽がそうであるように、香りも直結するもの。アレクサに話しかけながら、ある機種を打った今日、ふと思い出したわけです。それは楽しい記憶をひとつ失うレベル。いつも同じ台を打つ、マイホのアシクサおじさんを。

こうしてパチンコは、五感で楽しめときに不条理な娯楽であるという事を。