佐々木師匠のコラムを読むと、モノゴトは多面体というのがよくわかります。「苦肉の策」は私も小当たりRushの話で使いましたし、パチンコを語るシーンでも出てきます。

演出に関しても、私は見るのが大好きなので「大いにやっちゃって派」なんですが、ベテランたちからは不満の声が多い。悠遊道の動画の中でも「当たりもしないのに延々と見せられるのもつらいんだぜ」とありました。

ブラマヨの吉田さんの本でだったか、記憶違いかも知れませんが、演出の長さは玉の消費時間を調整するためもあると。それを知って、メーカーは少しでも楽しませたいと考えていると、私個人は単純にそう受け取っています。

正しいかはともかく、何にでも理由や事情はあるものです。あらゆる角度から見る。私も一方的なヤイヤイ癖がありますので、気を付けるようにしています。これでも。

ハロウィンの奇跡

ハロウィンには何かが起こるものだよと予言しましたが、ハイ~ィ!

しつこくも、するがちゃんのあのセリフ狙い。ミッションを失敗した後に出るセリフなのに成功してしまい、おっぱいはまたしても撮れませんでした。

そんな奇跡を起こしたハロウィンの翌日、夏コラムお疲れ会がありました。集いましたのは、事務方三人衆。万回転氏K.S.Yuki氏、そして宍戸江利花嬢ことまっきゃん。おっと、裏拳はまだ取得していないので、アジャは名乗れませんでした。

インド人とケンカをすると「君とは前世からの……」という哲学的で壮大な話になるといいます。

クールな元ガチプロ、クールなヒキ強ギタリスト、そしてホットなトンコツポンコツ初心者。年齢も性別も住むところもキャリアも違う我々は、パチンコがなければ、そして安田プロがいなければ、おそらく出会ってはいなかったでしょう。いや、どうかな、やっぱり出会っていたかな。インドの方なら何と答えてくれるでしょうか。

モノがそうであるように、ヒトも多面体。

他愛ない話から、ちょっと突っ込んだパチンコの話などが出ました。いずれ書きますが、何度聞いても受け入れられない話というのも実はあります。

飲んで、カラオケに向かう事になりました。笑いながら前を歩いて行く二人の男子。ほんの少しだけ距離感。だってこんな飲み会は初めてだもんね。でも分かれる時に「じゃあな」と言える関係になっていく何かを感じていました。

そう、後ろ姿を眺める私の頭の中には、こんな映像が流れていたのです。

いつか、二人が並んでスロットを、そうさねえ、目押し自慢たちの腕が鳴る機種ならディスクアップでしょうか。打つ姿を見てみたいなとニヤついています。

駅までの帰り道。某JR路線をJRじゃないと思っていたため、待ち合わせ時にやらかした私。「だって駅がふたつあると思って」という奇妙な言い訳に、「大阪から越してきて何年なのかね」という問いがありました。

「20年……」と答えた途端、同時に二人が吹き出しました。

屈託なく笑う二人と違って、商魂たくましい大阪人である私は、どんな場面でもぶっ込んでいきまっせ。

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パチンコは悪なのか

猫ボラをしているのですが、たい君という名の保護猫がおりました。茶トラの大柄なオスで、強烈な人間不信でした。眉間にしわが寄り、3年以上そばに近づくことさえ出来ませんでした。

たい君は尻尾がありませんでした。

元々はあるパチンコ屋さんに現れる野良猫。当時はお客さんやスタッフたちに可愛がられ、丸顔がトレードマークの愛くるしい猫だったといいます。

ある日、パチンコで負けた客の足下にすり寄った時に、尻尾をつかまれ振り回されました。猫は甘えると尻尾がピンと立つんですよ。たい君は長い尻尾を持っていたんです。人懐こいからこそ、そんな目に遭ったということです。

当時の私はパチンコを知りませんでした。ただただ涙を流し、こんなむごたらしい事をする者を生むパチンコって何なんだと思いました。

たい君は数年前に亡くなりましたが、その日までの数ヶ月はボラ仲間にそっと身を寄せるまでになりました。「たい君が!」という初報告に全員が、わっと泣き出します。それがまた再び人間を信じてくれた事に対するものなのか、よくわかりません。ただ「希望」という言葉はいつだって忘れないでいようと思い直した瞬間でした。

数年前、保護猫を迎えたいというカップルから連絡がありました。お見合いとなり、私が立ち会いました。

子猫を希望する方が多い中、もみじという成猫を見に来られました。血液検査の結果、キャリアである事がわかります。もし子猫がよければミルクボランティアのところにいますがと言うと、まっすぐに私の目を見てきっぱりと「いいえ。もみじ君で。」と答えたのです。すべてを引き受ける覚悟を持ったお二人は、パチンコ大手の社員です。現在は結婚され、もみじは幸せに暮らし、可愛い家族も増えました。そして今でも、保護猫たちへの支援物資が届けられています。

私が知っている、パチンコに関係するお話。パチンコは悪だという決め付けを見かけるたびに、胸がざわつきます。悪、ね……。

同じ話でしょうか。

負けた腹いせに小さいものに向かう者がおり、キナくさい暴力事件が起こり、我が子を死なせる親がいて、徒党を組んでスレスレな行為をする者らがおり、心を痛めつけるプロがいる。負けても仲間とわいわい楽しむ高齢者たちがおり、パチンコが縁となり新しいつながりが生まれ、ライターを応援するファンや、演者のアンチもいる。かつてを知るベテランが夢見るような瞳で当時を語り、愛する名機の話が出て、廃業したホールの静寂の中にたたずむ者がいる……。

すべてが悪でしょうか。

パチンコの、そのすべてが悪でしょうか。

パチンコにもいろいろな面があると、そういう考えは間違っているでしょうか。答えはまだわかりません。でもできるだけ柔軟な心で、あらゆる角度からものを見ていたい。どんな事も。

ちなみに万回転は帰りの電車で一駅どころじゃない乗り過ごしをやらかし、Yukiはヴィジュアル系アレンジ「魂のルフラン」で100点に近い美声を轟かせた翌日に喉をやらかしました。私は11月に入っての初打ちで、ワンプッシュ125玉を4001玉にしてきましたよ。ちょっとお!

しっかりしてるの私だけやんか!

また二人が同時に吹き出す場面がリピート再生され、そうしてこうして悠遊道は毎日更新されていきます。事務方は任しとってください。Yukiに。

「負けても、あたしはパチンコを楽しんでる!」と言った酔っ払いを、二人は笑いませんでした。悠遊道に、私をわらう人はいないんです。一人もね。

素晴らしいライター陣とトンコツポンコツ一人による、パチンコあれこれ。どうぞ悠遊道に毎日お越しくださいね。過去を懐かしみましょうか。現在を楽しみましょうね。未来を考えましょうよ。

私は何度でも繰り返す。

パチンコは日本の文化だ!