この機種の登場は2回ループCR機が全盛だった頃。1回ループの確変突入&継続率が2分の1で、時短100回転付きというのは珍しい仕様だった。

2回ループ機に比べたらマイルドなスペックだったんだろうね。2千回ハマリを食らったことがあるけど、「当たる気がする」機種だった。
ちなみに、もうその頃は自分は体感器攻略はやってません。初当りと確変継続の両方を狙えるという話は聞きましたが、「あっしには関わりがないことでござんす」ってなもんだったな。

エピソードは二つ
その1)賞球ラインがブッ壊れた台を打った
複数入賞すると妙に払い出しが多い台に座ったので店員さんに伝えると、店長が出てきて「今は直せないから、そのまま打っていい」と言われたんですよ。時代ですねえ。

それで、通常時もあえて止め打ちはせず。そして、当たると連続入賞がしやすいアタッカーから凄い数の玉が出てくるわ、電サポ中も複数入賞が多発するので同じくジャラジャラ!
「負けないよ、こりゃ」と思った通り、二日間打ってホクホクでした。

その2)玉ドロ事件
それはある権利モノ目当てに遠征して大負けの翌日のことでした。
前日の台(シマ)は完シメで付近を放浪すると、あまり評判がよくないチェーンで打てるモンスターを発見。
正直、「日当2万5千円くらいか」と旨みがあるほどの台ではなかったのですが、「まっ、やっとくか」と打つことに。

事件はそれなりに金を入れ、ドル箱が5つになった時に発生。
地下のホールなので、電話をしに地上へ出て戻って来ると…。俺の玉が無いじゃねえか!

店員さんを呼ぶと、白シャツさんが来て
「出玉の管理はお客様の責任ですので」
(いや、監視カメラあるんだから、警察くらい呼んでくれよ、と思いつつ)
「わかりました。とっとと帰ればいいんですね」
「いや、この後もご遊技なされるかは自由です」
ときたもんだ。
それはその通りでしょうが、もう少し客の気持ちを汲もうぜ(笑)。
「また盗まれるかもしれないのに、誰が打つかよ」の言葉は堪えて、苦虫を噛み潰した顔で退店したのでした。