海物語で真ん中の図柄がすべって揃う事をすべりと呼びますよね。それをど~しても思い出せず、カスタム出来る(海物語3R)台があったはずと探すも見つけられず、困った時がありました。
皆に「真ん中がズリズリズリてやつ!あれなんだっけ?」と聞きまくるも、一様に「は?なんのこと?」という反応。「だーかーらー!ズリズリズリてなるやつやんか!」と半ギレする大人げなさと、脳の衰え。年を取るって何でしょうね。昨日の晩ご飯なんでしたっけ。

消しゴム版画のナンシー関さんが、日本の9割は「ファンシーなものとヤンキーなもので出来ている」と書いていました。言い得て妙だなと思ったものです。

パチンコは言わずもがなヤンキーに分類されるでしょう。いや待てよ?パチンコは両方持ってますね。ギャンブルとしての側面は、色々な意味を含めまして”世露死苦”ですが、各社のキャラクターなんかは可愛いものが多いですもんね。そういやヤンキー漫画のヒロインがブリッコというのも定番。

ブリッコで思い出しました。私はマイホの店員さんと仲が良く、おそらくそのせいもあるんでしょう、一部の客から猛烈に嫌われています。思い過ごしではありません。常連の能町さん(あだ名)に、出会い頭で必ず「チッ!」と、これ以上ないくらい大きな舌打ちをされるからです。

あまり行かない方のホールでも座った途端に、分煙ボードをシャッ!この時にされた事は、実は他の客にも、何度もされています。

思い当たる点としては、話しかけられても聞こえておらず、必然的に無視してるような形になるって事と、パチンコを打つ時は「ちょっぴりおしゃれする」ってのも関係あるかも知れません。変なのかなと気にしていましたが、テンゴの曲に「ホールへおしゃれして行こう」を発見!嬉しい驚きでした。やっぱり栄華さんは私の救いの女神です。

とにかくそんなつもりもないのに「気取っちゃって!」と見られているようです。別にええやないかと思いつつ、こっそり呪いをかけておきましょう。

よく知らない人を睨みつけ、舌打ちするような奴が勝てるわけがないんだああ!呪いあれ~ぃ!


マイホで、真冬でもビーチサンダルのおじさんに「アンタいつも出してんね」と声をかけられ、ビックリした事がありました。もしかして

プロだと思われてんじゃなぁい~?

んなアホな。

それはただの妄想ですが、どうやら「勝っている」と思われているようです。ここで出しても仕方ないのですが、グラフを置きます。年明けから今日までのマイホのみのものですが……

負けてんだぜオレ!

当たると素直に喜ぶ様子が目立つからなのかは謎ですが、実際はズッポシ負けてんだぜ!と言いたいところです。

しかし、そもそもどうしてそんなに他人が気になるのか。やたらキョロつく人、多くないですか?
あ、でも常連客にあだ名をこっそり付けたり、ビーサンおじさんのバリ耳毛が気になって仕方ない私も「同類」と見なされているんでしょうか。だから勝てないの?あたすも、呪われてんの?!

淑女協定

サブホはともかく、マイホでは絶対に知り合いを作りたくないという鉄の掟を自らに課していると書きました。しがらみから解放されたくて打っているからですが、ある日のマイホで、同じマンションの女性を発見!

子ども達が独立したんでしょうか。若い頃はアイドルっぽい可愛い感じの方でしたので、荒めのミドルをガッツリ打つ姿に頼もしくも少し驚きました。煙草を切らさないチェーンスモーカーだった事もわかり、ちょっとだけショック!別にイメージ通り過ごせなんて言いませんが、でもちょっぴりショック!

彼女とは管理組合の役員で一緒になった事がありました。普段も総会でもダラッダラの大阪弁で話す私が、遊パチ☆ブリッコおばはんだと知った彼女こそ、イメージ通りの大阪人であれよ!とショックでしょうが。

つくづく、ひとの顔はひとつじゃありませんね。時にぼんやり一点見つめしながら、時に苦み走った表情で煙草をくゆらす知らない横顔に、人生の一瞬を見たような気がしました。それが何かまではわかりません。向こうが私に気付いているかどうかも不明です。どちらにしても、知らないふり。自分だけの時間。紳士協定ならぬ熟女淑女協定が結ばれているのです。

パチンコは、大人の娯楽。大人こその配慮。それを破っていくスタイルの乱暴者たちは、全くどうにかならないんでしょうか。パーソナルシステムが活気を奪うと何度か書いたので、矛盾しますが、パチンコ店はもう、いっそ個室にしてくれへんかなと思ったりしています。何でも、一人用に特化した座席のラーメン屋さんが繁盛してるそうじゃないですか。

今以上に殺伐とした雰囲気になってしまうかも知れません。でも、それぞれ透明のカプセルにしたら煙草や爆音問題も解決するし、近未来感があって楽しい。規制とのくぐり抜け戦いの過去からも、業界は柔軟でしょう?エンタメとしての進化。不可能ではないはず!

近未来といえば、じゃじゃサンが書かれた「パチンコ未来物語」という三部作ショートショート(10年後/30年後/60年後)があります。

さあ、どうだろう私が見られるのは、よういって30年後までかな。

どうなっちゃうんだろう、パチンコ!

30年後に思いを馳せ、昨日の晩ご飯を思い出せない。

ど、どうなっちゃうんだろう、あたす!