年末はなんか甘デジやライトタイプに設定が搭載されていない機種が出てきた。
元祖源さんやAKB誇りの丘&123とか。
これはどういうことなんだろう? 今までは新台は軒並み設定つきだったような気がするんだけど。

メーカーが面倒くさくなった? いやいや、そんなことあるわけない。
となると、ホールの要望か? メーカーは売るために店が欲しい機種を作るものだから。

他の理由も一杯考えられるけれど、上記の仮説を基に自分なりの考察をしてみたい。

まずは設定機能の認知度。プロや収支目的の打ち手はもちろん知っている。スマホ片手に演出を見て打つ人達ね。
ただ、この層は「出るなら(設定が入っているなら)打つ。回収状態では打たない」と行動がはっきりしている。

ホールが遊技してほしいのは、本当はそれ以外の層だと思う。回収期でも遊んでくれる、利益を支える人達だから。
でも、「おっ、高設定確定が出たぞ」とか「今日は設定が入っているかも?」と一喜一憂はしてくれない。なぜなら、専門誌やWEBで情報を得ようとしないライトユーザーは、機種の仕様や特性をまず知らないから。

結果、設定機も他の機種も選択肢としては同じ。設定の醍醐味も知らないファンに、「今日はあえて設定機をやろう」というモチベーションは湧かないのだ。

これはホールのアピール不足じゃないっすかねえ。店内や機種の説明ポップ等で、設定に関する意識づけをしている所なんて見たことないもの。
「もしかして、情報弱者にはそのままお金を突っ込んでほしいと思ってる?」なんて邪推も出ますよ。大昔にモメた店長から「アンタ達みたいな連中が客に余計な知恵をつけるからいけない」と言われたことがあるけれど、これだけ業界が落ち目になっていながら旧態依然なのか、と。

本当はそんなことを全然考えていないホールが多数だと思いたい。良心的な営業をする日に設定を入れても、「お客さんが気づいてくれないんだよな」と嘆いているとか。
でも、それだと、先の認知不足が効いてくる。ホールの現場を管理する人達も忙しいんだろうけど、自分のような営業の素人に言わせると、「やっぱり努力は必要」だと思うわけです。
情報誌やWEBの記事を(許可を取らないとまずいけど)店内に表示するとかね。

その辺を怠けていると、「高設定を入れるとプロに抜かれる」「低設定では低稼働」のホールがますます増えていくのでは?

まあ、個人的には「期待値が見える」パチンコの方が邪念(都合が良い願望やビビリ)が無いから、設定搭載機が下火になるのは願ってもないことなんですがね。