全日遊連、認定機への部品供給で要望書(遊技通信web)

要望の中で全日遊連は、「認定機への部品供給について、部品の製造業者の廃業や型番の変更があったことなどを理由に、部品供給が困難となる旨を主張する遊技機メーカーが散見される」とし、風営法において認定制度が規定されている以上、「検定期間3年」と「認定期間3年」の6年間はメーカーとして部品供給を行う道義的責任があると主張。遊技機の部品在庫の保有期間については法的な縛りがなく、各メーカーの判断に委ねられていることには理解を示しつつも、ホール営業者は最長6年間、遊技機を使用できることへの対価として高額な遊技機購入代金を支払っているとした

―――引用ここまで

 

道義的な責任と言えば聞こえはいいが、メーカーはあくまで私企業。

利益をあげる上で採算の取れない部品をいつまでも保管・製造しないのも仕方のない話だ。

引用内にもある通り、法的な責任が無い以上、メーカーとて言われてもどうしようもない話に見える。

 

これは、パチンコ業界を司る風営法の話ではなく、ごく一般的な商取引上の問題だ。

通常であれば機械の故障については保証期間が存在し、それを過ぎれば有償補修ないし新品購入となるのが当然で、法的な責任が無いという事は、保証期間外という事だ。

来年2月に控える規則改正を受けての緊急事態と捉えればホールにも同情の余地はある。

しかし、根本的な話としては単にホールサイドがリスクヘッジを怠っているだけの話だし、それを受け入れなければ台が買えないような業界の構造そのものに問題がある。

新台の正式なスペックも分からないまま、数千万単位のお金を動かしている事も理解できないが、こういった業界の異常な商習慣が如何に世間とズレているかだけは理解しておくべきだ。

 

先日、パチンコ日報内で、カジノ絡みで更なる業界への規制をほのめかすような警察関係者の話があった。

今、業界内で揉めている場合ではない。

(万回転)