朝一「十・金・小」の台を打て! (初代)綱取物語を打つ時の鉄則?でした。

1993年、平和から登場した「綱取物語」は、相撲をモチーフとした1/247のデジパチとなっていて、設置台数もかなりのものでした。

ただ、1/247と分かるのは初回大当たり前の時だけで、大当たり後は以下の3つのモードへ振り分けられました。

☆振り分け率1/2で、1/37の天国モード

☆振り分け率1/3で、1/247の通常モード

☆振り分け率1/6で、1/988の地獄モード

いやぁ、1/988って前代未聞の低確率、怖いですねぇ。

朝一出目は「十両・金星・小結」です。この台を打つ限り、初回大当たりまでは安心?して打てましたし、初回大当たり後1、2回目のリーチが「ノコッタノコッタ」リーチに発展したら激アツでしたね。しかし、当たらずに100回転を超えてきたら、もしかしたら地獄モードかも、とだんだん不安になったものでした。

人気機種ゆえ、もう天国モードではなさそうと判断できてきたころに、狙い目の空き台など無い場合が多く、流してヤメ、も普通にありました。

朝一はお得感もあって人気がありましたが、私は朝から1度も当たらず8万負け、の経験があります。全20台で私の台だけ当たらず、心中するしかない状態でしたが資金が尽きて逃げるようにお店を後にしたことを憶えています。

お客の滞在時間が短い駅前店では、大当たり後直ぐにヤメた台を狙う、いわゆるハイエナも有効だったようです。また、地獄モード台ばかりと想像ができる夕方に、電源オフのサービスをしていたお店もあったようです。まあ、夜に打とうとは思わない台でしたし、空き台だらけでしたね。

そして、朝一の出目が「十・金・小」でないお店がありました。つまり、閉店以降も電源をオンのままにする=朝から地獄モードの台だらけのまま開店をする、といった鬼営業ともいえるお店です。

盟友ケンケン氏は、この鬼営業店を得意としていました。

まず、夜の下見に行き、できるだけ閉店前に当たっていた台を翌朝狙いに行きます。

その台は、天国モード中の可能性があり、そうでなくても通常モードの可能性が高いからです。そして持ち玉になれば、無制限&よく回るというそのお店の特性を生かして粘ります。半端なく。

つまり、持ち玉があれば地獄モードと思われるハマリをしても粘り倒すのです。

そして、5時間後に大当たりをして周囲から拍手を受けた経験もあったそうです。

この、愛すべき綱取物語の実機も保有されているケンケン氏の名(迷)言です。

「地獄モードでは、小結のノーマルリーチでの当たりが多い」