まだまだ続く自分語り。今回は主に高校時代編です。

中学でチューリップ等のバンドに目覚め、親父のあぶく銭で買ってもらったエレキギターを手にビートルズからハードロック(中3の文化祭でディープ・パープルの「ハイウェイスター」をやったっけ)へと興味は移った安田少年。

若さとは強さへの衝動。速く弾くことに全力を注ぎ、音は回りが迷惑するほどデカかったなあ。
これはバイクを手に入れて、とにかくすっ飛ばす快感にハマる若者と質的には同じだったと思います。

そんな安田少年を高校で待っていたのは、中学の一つ上の先輩が流暢にギターを弾き、ドラムを華麗に叩く姿。たしか中学で見た時はピアノしかやってなかったのに!
音楽的素養というか、ピアノの長年の鍛練でしょうかね? もう脱帽ですよ。「ギターを教えてください」とお願いしたもの。(実際習った)

この時点でうっすらと持っていたプロになる夢は霧消ですよ。田舎の学校の中、学年に数人しかいない演奏者にすら、自分よりはるかに上がいるんだから。
人は他者との比較で挫折をし、分を知る。これは皆が経験することです。
後年、パチンコでも一杯ありましたよ。
「己を知るのは大事。敵わぬ化け物は山ほどいた。調子に乗ってはいかん」との思いのスタートはここです。

ちなみに、その人は「佐倉君」といい、音大の打楽器科を出て、今は高卒資格が取れる音楽学校の校長先生をやってます。
ユーチューブにはドラマ「探偵物語」の音楽を担当した「SHOGUN」というバンドの芳野藤丸氏と一緒にやっている映像が上がってました。カッケー!

先輩の動画を貼り貼りと。ピアノを弾いている方です。