前回の続きです。

高校の先輩、佐倉君の影響でフュージョンミュージック(当時は「クロスオーバー」と呼ばれていた)を知り、PRISMの和田アキラを聴いたのは衝撃でした。
「こんなん弾けるか!」とね。
映像は昔のCMです、12秒から。

まあ、完コピは無理でも、それらしく弾くことはできる。
PRISMのテクニカルな曲の楽譜を楽器屋で立ち読みし、指を動かしながら頭の中でフレーズを鳴らして、速攻で帰宅~家で弾いてみるの繰り返しで学んだのは、一本の弦につき3カ所を押さえてスピードを上げるという演奏法。
これは海外のアル・ディメオラ、アラン・ホールズワース等の流れから出てきたもので、後にあの世界的ロックギタリストのヴァン・ヘイレンも採り入れた弾き方です。日本人のプロで最初に大々的にやったのは和田アキラじゃないかな?

まあ、何とも遠回りな方法でしたが、楽譜を買うお小遣いが無いゆえの「足りない物は他で補う」というモットーは、今のパチンコにも通じる気がしますよ。
「無から有は作れぬ。でも、ヒントがあれば、後は知恵を絞り、汗と時間でカバーする」それが自分のスタイルなんで。

そういえば、ラジカセを壊すほど聴いて譜面にならないニュアンスを真似るのも、既にある打ち方を実践しつつ「なんかプラスできるものはないか?」と模索するパチンコに通じるものかもしれないです。

チャー(芸能路線の後もいいが、その前にもアルバムではソフティケートな感じの名曲「ワンダリング・アゲイン」あり)、高中正義(「黒船」は業界人のライブでもやった)、ゲイリームーア(表現力に憧れたなあ)、ラリー・カールトン等、ジャンルを問わずに聴きまくったものです。