我が国には「製造物責任法」という法律があります。ぶっちゃけ、製造物になんらかの欠陥があった際に、それにより生じた損失に対して製造者に責任求める法律…みたいなモノですが(具体的な内容に関してはウィキペディアあたりで調べてください)、個人的にちょっと気になることがありましてね。パチスロの「検定取り消し機種」についてなんですけど。

 

これまで、検定取り消し処分を受けたパチスロは7機種あります。

一旦は保通協の検定を通過したにもかかわらず、後に違法性が発覚したことにより取り消し処分を受けるのは、検定通過時点とは異なるプログラムの機種が世の中に蔓延した「メーカー関与の裏モノ」なら当然の処置だと思いますが(3号機の処分は全てそうです)、4号機はいずれも検定を通過した状態と同じ正真正銘のノーマル機(ただし、著しく射幸性が高いと認められる)。それを見抜けなかったのは検査機関の責任ですし、メーカーさんだけに責任を背負わせる形で検定取り消し処分を課すのはちょっと違うんじゃね…と個人的に思ったりもしてたんですよね。少し前までは。

 

ただ、中には検定取り消しの事実を闇に葬りたいメーカーさんもおられるようで…。確かに、検定取り消し処分とは非常に不名誉なことですから、触れてもらいたくないのはわかります。だけどね、事実は事実として隠したりせず、過去の反省を踏まえて未来を切り拓くのが、製造者たるメーカーさんのあるべき姿ではないかと私は思うんですよ。

それについては触れるな。記事の掲載は一切認めない。スロゲーセンで打つ動画も全てNG! 検定取り消しは受けてないけど、天井機能が強力すぎて問題になった某機種もこれに準ずる。

そんなことを仰る広報さんがおられて、かなりガッカリしました。会社としての総意なのか、それとも担当者レベルによる判断なのか、そこらへんはわかりませんけどね。多くのファンに愛された自社の大ヒット機種をなかったことにするなんて、プレイヤーをバカにしてるとしか思えなかった…という、ただそれだけのお話。