まず始めにお詫びとお知らせです。

 ず~~~~~っと、放置してしまった、パチンコの歴史動画の作成を再開しました。昨年9月の更新以来、音沙汰がない時点で、万回転死ねって話なわけです。それは何の言い訳も出来ません。この事は悠遊道の誰のせいでもなく、ただただ自分の責任です。まず、その点について深くお詫び致します。

 ずっと自分の心の中で引っかかっていた動画を、最後までしっかり仕上げるところまで、完遂します。「したいと思います」ではなく「します」。色々と理由はあっても、まずはやる事をやってから。そんな当たり前の事を、行動に移せる段に至りました。

 史料となる本が昨日手元に届いたばかりなので、アップまではまだ少々お時間を頂くかと思いますが、この宣言を完遂できなければ、「やっぱりコイツはクズだ」と叩きまくって下さい。そうココに記すことで、自分を追い込んでいきたいと思います。

今週のお礼参り

■5/30

 夜に予定がある中、道中に立ち寄ったニューゆたかホールは、パチンコ・パチスロを覚えたての頃に何度か通ったお店で、プロ的な稼働をした事は無かった。ただ、まだ右も左も分からない小僧の時代、雑誌で見た初代ホー助の攻略打ちを試したくて、店員さんに怒られても尚、続けてしまい、最終的に「次やったら追い出すぞゴルァ!!」とガチ目のお叱りを受けた古き思い出の地。

 今は低貸しメインの地元密着型ホールとして、パチンコ不況の最中でも元気に営業を続けている。実際の懐事情は分からないけれど、こういうホールが長く生き延びる事が出来るなら、パチンコが「ギャンブルではなく遊技だ」と言える未来がある気がする。

ー1K

■6/1

 

 今日も今日とてツインエンジェルBREAK。お礼参りをするようなホールに行く時間が無かったので、道中に通りがかったイベント店で、安定の負け。これは、どちらかと言うとツインへのお礼参り。「お前ツイン打ちたいだけじゃねぇか」と言うお叱りはノーサンキューだ。

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 いつも通りツイブレと戯れた日の夜、技術担当のS君から悠遊道のサーバ-更新作業が終わったとの報告を受ける。一通り確認が終わり、電話を切ろうとしたタイミングで

 

 

「あ、そう言えば、自分結婚しました!」

 

 

 この技術屋のS君は、過去に寄稿した「二人のS」シリーズの主人公。メンヘラをこじらせたパチプロ時代に、北海道で自殺未遂をした程の子だった。それが社会人になり、彼女ができ、結婚&子どもまで……おじさん、感無量だ。つくづく、あの時踏みとどまって良かった。心からS君と奥様の幸せを、そして母子の無事を祈りたい。

 

 そんなおめでたい話の一方、川崎市の登戸で起きた無差別殺傷事件を始め、ここのところ少々物騒な話題が多い。その際、「無敵の人」という言葉がクローズアップされたが、池袋で起きた自動車事故の「上級国民」も、ネット発のスラングだ。小泉政権以降顕著になった、日本の格差社会における“下”を思わざるを得ないこれらの言葉と、S君からの慶事を聞いて、ボクはパチンコ業界が持つセーフティネットの役割を思った。

 当時、文字通り何も持たざる者だったS君は、確かにあの時、パチンコ業界に救われた。パチプロという形は少々特殊かもしれないが、S君と同じように救われている人が、今も全国に数多くいる。そして、パチンコ業界の過去をひも解けば「問題のある人」を従業員として受け入れてきた歴史がある。社会的な繋がりが希薄で、パチンコ屋にそのコミュニティを求めてきた人々がいる。それは、決して統計には現れない。けれども、業界人が自分の仕事に誇りを持てる事であり、胸を張れる事のように思う。

 勿論、その一方で多くの人を不幸にしてきた歴史がある事も否定はできない。存在している事自体がこれほど不思議で、程度問題が難しい業界もそう多くない。けれども、決して「悪一色」の世界ではないと言う事は、世のパチンコアンチの方々にも分かってもらいたいところだ。そして、パチンコ業界はこれからも、負の側面を出来る限り排除していかなければならない。

 パチンコもパチスロも、射幸性の高さ=人気である事は過去の歴史を見ても明らかゆえに、2018年2月の規則改正以降も、メーカーやホールはあの手この手で射幸性の高い機種の発売・運用に腐心している。それが、営利企業たるメーカーやホールの売上を支えているのも理解している。しかし、その道はもうどん詰まりではないのだろうか?もしも、射幸性の高さ以外の道が開けるならば、それがきっとパチンコ業界再生の大きなターニングポイントになる。

 そして、いつだって過去の歴史は大きな教訓を含んでいる。それを再確認する為にも、歴史動画の作成を全うしよう。

 

 あ、最後に一つだけ言いたい事があるんす。

 

 

 ボクも幸せになりたい(白目)