悠遊道ライターでバンドを組もうと書いた事がありました。

同世代の方ならご記憶かと思いますが、二十歳前後の頃、80年代後半に「バンドブーム」というのがありました。ユニコーン、ジュンスカやらストリートときてビーツなんてバンドもありました。サルになるよ~。

学生時代はテクノ一辺倒だったのですが、スミスやルースターズに出会い、デビュー前のヒートウェイヴの虜になり、重いロック派に。元カレともバンド仲間でした。当時の仲間には某映画監督もいて、ああ、私の青春時代はあの頃かも知れないなぁ。つっても楽器できないので歌詞担当でした。

そういやSlow Boatというバンドに歌詞を書いて、東京に遊びに行った事もあったっけ。高円寺にShow Boatというライブハウスがあるようですが、ボーカルが住んでいた街なので、もしかすると関係してるかも知れませんね。懐かしいなぁ。匂いが思い出に直結すると書いた事がありますが、音楽もまさにそうですね。

4月の最終日(と書くとホールのイベ日みたいですね)。テンゴのライブに行って来ました。私の耳はもう自分の声も聞こえなくなりましたので、CD等では聴く事が出来ません。なので音を感じるためには生しかないわけです。

ライブでも声の「感じ」しかわかりませんが、栄華さんの大きな美しい瞳はうるうると潤んでおり、その豊かな表情よ。光り輝いていました。安田プロが神であるなら、栄華さんはまさに女神。

酸いも甘いもな大人たちが集まり、こうしてパチンコを中心に置いて、あるあるに笑い、郷愁や哀愁を孕んだグッと来る歌詞と音に魅了されていました。

ただ後から知ったのですが、悠遊道からまっきゃんが来ているとステージで言ってくれたのに聞こえておらず、帰りに「いつも見てますよ」と声をかけてくださった方がいたのに、それも聞こえておらず、お礼も言わずに失礼してしまいました。どうか許されて。そいでもって久々にお目にかかれたフォロワー女性陣との3ショットを、タンポポのはざま氏が撮ってくれましたが、近いだの可愛く撮れだのヤイヤイ言った事もお詫びします。ほんま許されて。

テンゴは10周年という事で、私のパチンコ歴とほぼ一致します。運命だなんて言葉は気軽に遣っちゃいけないのかも知れませんが、安田プロと、そして栄華さんの文章を初めて読んだ時の、あの雷に打たれるような感覚。相応しい言葉はやはり「運命」しかないんじゃないかと思います。

悠遊道の「悠」は永い、という意味だよ

安田プロはこう言いました。想いが反映されたサイト名です。長くこの遊技と付き合って行こう、左右に感情を揺さぶられながらも楽しみを見つけながら続けて行こうよ──

遊デジのアグネスを好んで打っていた頃に『だいすきって気持ち』という曲を歌った事がありました。アレンジしているわけでもないのに「全然違う曲になってる!」と友人が驚いていました。おそらく悠遊道のテーマも、私が歌うと調子っぱずれでしょう。でもみんな違って、それでいい。だって音楽は感じるものだから。

ライブでは持参した栄華さんの本に、しれっとサインをねだりました。サインもーてん!と仲間に報告。「タコさんは何を言ってくれたか」と夾竹さんに聞かれたので、ジャーン!と披露した写真に皆がジーンとしていました。たまんねえな、つって。そんな、パチンコがもたらした、目に見えるもの見えないもの。

CDはたとえ聴く事が出来なくてもそばに置いています。こうした宝物たちは色褪せず、そっと触れた時に、一気に笑顔の花咲く栄華さんが浮かび上がります。CDやグッズはトリガー、そう私にとってのキラ☆ラッキートリガーなわけです。

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