先日のワイホの専業さんとの会話。

専「万さん、最近からくりサーカスに脳焼かれてません?w」

万「いやいや、一応勝てる算段があるから座ってるんだけどもw」

最近、ほんの少しだけ行動範囲を広げた結果、その専業さんと会うホールではあまり勝っていないのと、これまでと目に見えて立ち回りが変わっているので「こいつ焼かれてるwww」となるのも分かるんですが、焼かれているか否かで言えば、焼かれてますw

うんげきだけで無く、激情ジャッジだって力入るし、何なら激情ジャッジ高確中のレバオンすら「あと一個、あと一個通せばうんげきやれるんだ…っ!」って感情が乗ってしまう。

それは、ここを通せば〇千枚とかそういう意識ではなく、色々中身を理解するとからくりサーカスには台としての深みがあるから、楽しみとしての力の入り具合で。

最終的には均されるってのは痛いほど分かってる。でもせっかく打つなら楽しみたいじゃん?だから乗るのよ、感情が。それが良台かどうかの境界線。

 

そんなからくりサーカスとは対照的なノーマル機たち。

今週はクレアの秘宝伝、ドルアーガの塔などがリリースされました。特にクレアは5号機時代に一定の人気を博したのと、現状のBT機の中では設定⑥の機械割が高く、かつ①はそこそこ抜けそうな出率の幅を持っています。

東京や大阪のような非等価かつ大都市圏という前提であれば、上手に使いこなすことによって稼動を維持できる可能性はあると感じていますが、新装数日を見て、明らかに⑥だろ!みたいな台がビタイチ見当たらない等価圏民ワイは、恐らく触れることは無いでしょう。

では、本題。

ホールの営業努力とは……?

古参ライターのガル憎さん「稼動が悪いから設定入れないのは単純に営業努力してないだけ」

自分のスキを推す。面白さを精一杯発信する。そのこと自体はすごくステキな事だと思います。スロパチステーションのいそまるさんが打てば、該当機種の翌週の稼動が上がる、なんてビッグデータもあるくらいですから、演者さん達の後押しから思わぬ人気機種が生まれる事が無いとは言いません。

古くは初代押忍番長。

クソほど辛い台でしたが、今のようにメディアが多様化した時代とは違い、吉宗からの流れとしてういちさんがガイド誌で推したのが人気の後押しをしました。一方、ツブツブ攻略他、ストック機の期待値()をRTチェッカーで潰しにかかったのが当時のホールでしたが。

そして、当時と今とではホールを取り巻く環境は大きく違います。かつてハーネスにかますことで成り立ってたRTチェッカーですが、今はリセットのモード移行、当選ゲーム数等々はホール側が一切見れない・噛めないようなセキュリティになっている(あくまでも伝聞)そうで、そうしたホール側の悪さという心配が少なくなったと同時に、勝ちに聡いユーザーは減っている気配はありません。

 

その上で、ガル憎さんの言う営業努力とは何でしょう?

 

ホールの方からすれば、それは紛れもなくホール(会社)を存続させる為に稼働率を上げて利益をあげることであり、決して個人の好き嫌いで推し機種を作ることではありません。その中で、自店のお客さんが打ちたいと思える機種・環境を用意することです。

そして、業界の変化・社会の変化も含めて現状ノーマル機に設定を使う余裕のあるホールがどれだけあるのか。東京喰種や東京リベンジャーズのような台を好む現状のメイン顧客たちを裏切るような営業方針になってでもノーマル機に予算を割く意義を経営陣にプレゼンして通すことが出来る社員さんがどれほどいるのか。アレックスやクレア、ましてやトリクラに設定を使うくらいだったら、東京喰種や東京リベンジャーズに設定入れません?当たり前の話だと思うんですが。

そうした諸々を考えると、今の環境下でホールがノーマル機を育てないのではなく、育てられない、が近いのではないでしょうか。

その分は荒い機種に設定①でも突っ込むお客から取れって?そんなに今のお客は馬鹿じゃありません。荒い機種を好むからと言って、みんな只のギャンブルをしているわけではなく、リセット・ヤメ時・ゾーン・設定示唆等々をある程度は理解して尚、その台が好きだから打っているんです。

ホールに出ていると、ジャグラーであれ、からサーであれ、北斗であれ、なんなら麻雀物語のような準メインでもない機種であっても、毎日同じ機種を打っている(どう見ても勝ち組系ではない)人がいます。それは、現場を見ていてひしひしと感じることです。

機種に貴賤はありませんが、営業努力はそれと別枠の話です。

何故ジャグラーはずっと覇権なのか

ジャグラーがずっとノーマル機の覇権なのは、そのシンプルさが大きな理由の一つで、それが勝ち負けという概念に理屈を用いない、あるいは負けることを許容している、ホールは遊ぶ場所、というライト層に支えられているからです。そして5号機以降、ジャグラーはずっと勝ちに聡い層を騙せた機械だからです。

専業風の人たちが⑥だと確信してブン回したそれ、➃ですよ。とか、あなたが①だと思って捨てたそのジャグラー、実は⑤ですよ、とかが平気で起こりますから。確率というのは本当に面白いものです。

以前、某ホールの方にジャグラーの営業データを見せられて

「設定配分当てて下さい」

と言われました。40-50台もあれば、設定⑥のように見えるデータ、どう見ても①のデータ、どちらもあります。けれども稼働はそこそこな、平常営業に近いジャグラー推し日という背景ありきでボクは

「オール③にしか見えないw」

と適当に答えたら、まさかのビンゴで。その人も当てられたことをビックリしてましたが、ホールの営業時間内に回せる回転数ごときでは、確率なんてナンボでも荒れるものなんです。

 

でも、もしジャグラーに設定示唆・確定演出がついていたら?

 

勝ちに聡い層ほど示唆を加味して止める人が出るだけでしょう。勝ちたい打ち手からすれば設定示唆はあった方が有難いところですが、AT機よりも設定に準じたスランプを描くノーマル機は、ホール側から見れば示唆の影響はマイナス面しか浮かびません。単純なボーナス確率だけだから騙せたところも、示唆があることで高設定は確信を持ってブン回され、低設定の上ブレが回ってくれなくなるのがノーマル機です。

また、ジャグラーの設定推測は難しいからこそ、あからさまに強いホール以外ではジャグラーから勝ちに聡い人達が遠ざかり、シマが荒れない・常連さんたちの平和な場が保たれているという側面もあります。

一方、メダル単価が高い機械たちは、1000・2000ゲームでの設定推測ではなく、出玉の塊を取れるかに心血を注ぐ方たちがメイン顧客です。けれども前述した通り、そうしたお客さんにも心の拠り所が必要で、それがリセット恩恵や天井であり、設定示唆演出なんです。絶対①なのに、高設定示唆強にすがり、大量出玉を夢見て突っ込んでしまう、そういう人たちからお金を頂くのが荒い機械の役割であり、そうした設計をメーカーがしています。

そうしてホールの花形ポジションを荒い機械が席捲するようになった4号機AT時代から早20数年。その流れはずっと変わりません。

ボクだって、心根としてはガル憎さんが仰っている真意は理解したいと思うし、ノーマル機に優しい世界だったら、とは思います。一方で、そうした流れを決定付けた4号機AT機時代、ダブルチャレンジのCMに出演し、北斗の盛り上げ役を担った方が今更何言ってんのよ……とw

お仕事なのは勿論理解しますけどね。

 

ジャグラーを除くノーマル機は、ハナハナですら知識介入や技術介入が必要なマニア向けの機械と化しています。それはそれでコアファンを掴むという重要な役割がありますから、全く持って否定されるべきではありません。一方、それらが好きな人々が発する言葉は、現行ノーマル機たちの敷居の高さを感じさせライト層を遠ざます。そして、ライト層なくしてファン人口は広がりません。

お財布には優しいノーマル機は、パチスロへの入り口としてこれからも必要です。アクロス系のマニア方向に特化した機械も大切です。ただ、それではジャグラーの牙城は絶対に崩せません。

からくりサーカスくらい演出を作り込んで、複雑な打ち方・複雑な設定差・複雑な示唆等を全部無くして、ボーナス確率だけで低設定でも高設定と勘違いさせてしまうような、そんな機械を見てみたい。そして、残念ながらトリクラは間違いなくマニア向け。営業努力云々はホールの方々に失礼だと思うし、いらん一言だったなー、と感じる今日この頃です。

■万回転 プロフィール

  • 1978年生まれ ♂ 
  • 累計15年間パチプロしちゃってごめんなさい
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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