給料全額!

少し話が脱線するが、ミリオンゴッドがデビューしたのは2002年日韓ワールドカップの時期で、本来ならばそれに伴う入れ替え自粛期間であったが、あくまでホール側の自粛という形なのでゴリ押しで手続きすれば、新台入れ替えは可能であった。そんな時期、大阪にあったアルゼ(現ユニバーサル)のモニター店舗にシレッとヤバイ機械が設置されたという情報を掴み、当時パチンコ情報誌の編集部員だったナカムラが取材特攻させられたのだ。何がどうヤバイのか聞いてなかったが、2000円使ったあたりで全く小役も揃わない挙動に少し漏らしたおもひで。天井単発を何往復かして…現金手渡しで1ヶ月の給料が入った封筒が完全にカラになり、マジモンの絶望を刷り込まれたトラウマ、それが初代ミリオンゴッド。ちなみに同行した編集部員が、ダブルチャレンジで30倍成功させて2万枚出しくさりやがったのに、ラーメンしか奢ってくれなかったのもトラウマ。むぅー。
話を戻そう。ミリオンゴッドとアラジンA等が検定取り消しとなり、爆裂AT時代は尻すぼみモードではあるがまだしばらく続くのだが、それと肩を並べて爆発力を上げてきたのが…そう、ストック機である。最初のストック機はたしかネットの「ブラックジャック」だったかな。皆さんが想像するRioちゃんのブラックジャックではなく、やたら不気味なパツキンお姉さんがずぅーっと液晶に映ってた記憶。CT機1番乗りに続き、ネットってやたら先進的だったんだなーと今さら気付くが、どれも惜しいっ!ネットが先行して爆死した後に後発が練り込んで大成する…社会の縮図がここにある。

そしてストックも爆裂へ…

ストックの概念は、最初こそ何らかの契機で入るRT中にコインを減らさず回して、自力で引いたボーナスフラグを一気に回収するって感じだったが…そのうち「揃わないリプレイ」という謎の概念が横行しだし、通常時は常にリプレイが揃わないRT中に内部でボーナスフラグをストックし、、、

( ゚Д゚)ややこしいっ!

要は、ボーナスフラグは内部でいっぱいストックしてるのに、揃わないリプレイが邪魔してボーナスを出せない状態がずーっと続き、色んな契機でRTが止まると同時にボーナスを揃える事ができるようになる…これがストック機後期の形になった。
意図的に偏ったゲーム数でRTを管理し、連チャンやハマリを作り出すゲーム性としては「キングパルサー(山佐)」が先駆者となり、当初はマイルドな偏りだったゲーム性だが…やはりそこはAT機と同じ道を辿っていく運命。次第に荒波仕様になっていくのは自然の摂理。ビッグボーナス中のシフト(ジャックイン)持ち越し、さらに大量獲得の仕組みを混ぜ込んだストック機の荒波究極形が、皆様ご存知の初代「吉宗」である。

北斗吉宗時代

吉宗の時代になると、北斗の拳(サミー)と双璧を成してもはや「北斗吉宗2強」の形になり、ホールの総設置台数の半分以上はこの2機種だったのではないかと思われる。北斗の拳はどこから打ってもどこでヤメても大丈夫(厳密には高確やらモードもあるが)という打ち易さと、1回当てればヒキ次第という感覚で…まさに天下を取った。単一機種のみの専門店は、先に書いた獣王に続きこの北斗の拳が2例目、この後5号機のミリオンゴッドで3例目を確認したくらいかな。
北斗吉宗の時代は自身がもう店長になっていたので、設定の入れ方やイベントにも思い入れが強いんだけども、吉宗に関しては…

( ゚Д゚)設定6入れても怖くなーい

という印象が強い。結局どの設定でも暴れまくるので、6にしたからめっちゃ出た!ではなくて、1でも2でもけっこう万枚出るし、5でも6でも凹む時はボッコボコになる。長いスパンで設定6だけ注視したら他のよりは出てるんだろうけど、1日単位で区切って見たら大差ない。それくらいどの設定でも暴れまくる。と言っても、トータルではめちゃ売り上がるしめちゃ儲かった。当時は1000円しか入らないサンドだったが、吉宗で初めて「これ以上お札収納できまへんエラー」を見た記憶。ほんとね、営業時間中に何度かスロットのサンドからお札を抜く作業をやってたんだけど、打ってる人の真横からお金抜くもんだから…嫌味言われまくるし、いつか刺されると思ってたわ。
さて!後半はまた昔話に流された感じですが、今回のお話はここまで!またお会いしましょー!

※このコラムは遊技日本・本誌からの転載です※

遊技日本さまのご厚意により実現したものです。ご協力ありがとうございます。