当記事の掲載日となる頃ですと、暦的には秋めいた日なんかも出てきて良いハズなのですが、執筆時点ではそんな状況になっている気が全くしておりません。

そりゃ、8月も結局のところは猛暑日だらけで、9月もその様相は変わらず。という現状を鑑みれば、残暑が例年より長く続くであろう事は自明といいますか。

それにしても。先月のコラムの冒頭にも書きましたが、ホント今年の暑さの異常っぷりには疲弊するばかりですね・・・。

早いところ、この異様な暑さが去って秋らしくなってくる事を、そして、冬場は暖冬/寒冬のように偏った状態にならない事を祈るばかりです。

さて、気候の話はここまでで、寄稿の内容に舵を戻すとしましょう。

ということで、早速ですがテーマ発表です。

今月のテーマは・・・

『あの台』は今?

と、一世を風靡したタレント・芸能人・著名人のその後を追うTV番組をオマージュしたかのようなテーマになっております。

ただ、趣旨としては別段そのTV番組をなぞって【過去機種のその後を追って~云々】という意味には限定せず、現行機種に対しての【『あの台』は今?】であっても、シリーズものの機種に対しての【『あの台』は今?】であってもO.K.という感じです。

要は、広い意味で【『あの台』は今?】という語で括れるならば無問題としています。

というか、そうしないと『中古で○○万円くらいの相場で取引されている模様。』や『タンポポさん等のレトロパチ&スロゲーセンに行けば打てる!』、『我が家に実機をお迎えしたのでご紹介♪』というような『今』で終わってしまいますのでね。

そんな意味合いで設けたテーマである事を頭の片隅に留め置いた上で読み進めていただけると、是幸いです。

鳴り物入り感

2022年の6月頃だったでしょうか。

Sammyさんの仕掛けるチャレンジ企画として、『開発中の機種を公表し、その開発に触れてもらう』と言う趣旨のプロジェクトがSNS等を通じて発表されました。

題して【『Sammy×いくさの子』プロジェクト】!

との事で、2024年9月に稼動開始となった…

Pいくさの子 織田三郎信長伝(Sammy)に係るものとなっており、このプロジェクトの名称を目にした事のある読者様なんかもそれなりに居るのではないでしょうか。

で、私はと言うとこのプロジェクトの発足時点で出ていた趣旨や情報をチョロっと見て『これまた思い切った企画だなぁ・・・』程度の認識でいましたが、まぁあまり聞いたことのない取り組みゆえ、動向自体はそれなりに気になっておりました。

そして、プロジェクトが進む中で、企画趣旨にある『開発に触れてもらう』の部分について、一般ユーザー参加型の『みんなで創っていくさPROJECT』として

  • 保留デザインコンテスト
  • 確定音コンテスト

が開催されたワケでして。

その他にも、激熱予告信頼度や演出カスタムに係るアンケート等々、ユーザーの意見を取り入れる等、本当に画期的な企画だなぁ・・・と。

そんな動向をSNS経由で2年少々ウォッチしていましたが、昨年9月に本機がリリース・稼動開始となり、我が地元でもそれなりの店舗にそれなりの台数が導入されていた記憶はあります。

ただ、稼動状況が良かったかと言うと、正直『【新台として扱われる期間】のみ良かったんじゃないかな・・・』といった印象。

2年以上にわたって、その開発の進捗等々を見ていた私自身の食指も向く事がないまま、割と早々に地元ホールから本機は姿を消していきました・・・。

長期に渡って開発の様子を見せていたことがかえって裏目となったのか、それともやや複雑な仕様のBONUS上乗せ特化ZONEが取っ付き難かったのか、その真相は不明です。

ともあれ、結果として業界で初となる試みであるプロジェクトで始まり、本機特有の出玉トリガーなんかも盛り込まれたり…という機種だったが故に、鳴り物入りで導入されてからの設置状況の推移を踏まえて【『あの台』は今?】感が強い結果になってしまったのかな・・・と。

 

あと2年だけど?

本記事の掲載年が2025年で、このセクションのタイトルが「あと2年」。ということで、2027年を指しています。

と、もうスロ打ちの人はピンときている事でしょう。

ここでは『2027(JPS)』について語らせていただこうかな…と。

今でこそ有名な機種である2027ですが、導入開始時点ではそんなに知名度が高かったものではなかった記憶があります。

ところが、ジワジワと導入店・導入台数が増えていき、調べたところだと約6万台もの売り上げとなったようです。

この2027がどんな機種かというと、細かいゲーム性等の説明は割愛しますが、特筆すべきはその重厚なストーリー。

幸いにも手元に資料(?)があったので、デモ画面やパンフ等から諸々抜粋しますと…

本作の主人公:鳴海恵介が艦長を勤める最新鋭潜水艦『センチュリオン』が2007年7月7日に試験航行を開始するも、同日に日本海溝で消失。

その後、沈没疑惑や亡命疑惑が囁かれる。

センチュリオンが姿を消してから1年後の2008年、原因不明の海面急上昇が始まり、地球の陸地の90%以上が海抜0mの水の惑星と化してしまう。

そして時は流れて2027年の7月7日、消失していたセンチュリオンが突如として【当時の状態】で現れる。

となっており、物語は2027年に現れたセンチュリオンと鳴海恵介の視点で描かれ、遊技の中でそのストーリーが展開される。と言う機種になっています。

で、この2027のホール導入開始年が、ストーリー内でセンチュリオンが消失したとなっている2007年。

それを踏まえると、作中でセンチュリオンが現れた2027年に何か動きがありそうだな…なんて妄想しております。

・・・とはいえ、現時点では何も情報がないですし、ニーマルシリーズ自体も実際には

  • 2008年 1月:2027X(JPS)
  • 2009年 7月:2027Ⅱ~すべてはここから~(JPS)
  • 2010年 4月:2027Ⅱ NEO(JPS)
  • 2012年10月:2027-Revise-(スター)
  • 2013年 9月:2027Ⅲ(スター)
  • 2022年 4月:S 2027 DB(JPS)

と、特に作中の史実と関連性のない年に関連機種がリリースされたりもしていますので、2027年に動きがあるかと言うと、正直微妙な気がしています。

S 2027 DBにいたっては、演出こそ初代のものを使いまわしていますが、ゲーム性は所謂リノタイプな上に、何故かプライベートブランド機と言う謎のシリーズ展開でしたしね…(遠い眼)

と、そんな流れを辿っているがゆえに不安しか無いものの、先ほど写真を載せたようにPS2用のソフトを買ってしまうレベルで2027が好きだった身としては、2027年が近付いてきているからこそ【『あの台』は今?】と動向が気になっている次第です。

 

流石に待ちくたびれました…。

このセクションでは、前セクションの2027と同じような意味合いで、コンテンツ的に動向が気になっている機種について取り上げようかなと。

では、その機種が何なのか。

「それは」「それは」「それは」「それは」「この機種だ!」

…と、この一連のフレーズがある曲のサビ前の譜割りで脳内再生された場合は、きっと私と同じ想いを持たれている事でしょう。

そのある曲が何の機種の曲かと言いますと

CR銀河乙女(平和)』。ということで、本機のメインテーマ『銀河乙女』からの1フレーズでした。

ということで、『銀河乙女』と言うコンテンツに関連した【『あの台』は今?】を綴って行きたいと思います。

と言っても、ド直球なんですけどね。

この銀河乙女ですが、戦国乙女シリーズに続く【乙女ブランド】第二弾として2014年9月にホール導入開始となりました。

で、私自身も相当打ちこみましたし、今でもファンが多いことを鑑みると、まず間違いなく、一定以上の評価・支持・人気を得た機種であると感じています。

単純に遊技機として出来が良いだけでなく、楽曲も良曲揃いで、中の人も超豪華。更にはストーリーもキャラクターデザインも文句なし。と言った感じですのでね。

そんな銀河乙女も、その後『パチスロ化』や『パチンコ2作目』とシリーズ展開されるとの噂は出ていたのですが、もうすぐ銀河乙女の誕生から干支も1巡すると言うのに、未だに確報どころか続報すら出てきておりません…。

そんな状況な上に、『乙女ブランド』と言う括りもあるが為に、『第一弾である戦国乙女がパチンコもパチスロもナンバリングシリーズが続いているのに対し、第二弾の銀河は何故に延々停まったままなのか。』と言う憤りのような感情も少なからずあります。

ただ、コンテンツとして終了したと言う話もありませんので、今後新作が出る可能性も辛うじてゼロではない。と言うのが現状。

むしろ、終了しているのであればメーカーも触れる事なんてないのでしょうが、2年前に平和の公式YouTubeチャンネル【キュインちゃんねる@HEIWA(ハルルナ)】さんにて、同社の公式VTuber【霧島ハル・ルナ】が歌う『銀河乙女TYPE-0』をアップされたりもしていまして、ますます扱いについての謎が深まるばかり…。

なので、私含めてファンは延々ヤキモキさせられている状態というワケです。

そして、動きがないまま時間だけが流れた結果、作中で星喰いの魔女『マリア・ラルク』を演じられた声優:田中敦子さんが昨年ご逝去されました…。

仮に続編が出ることになったとしても、悲しい理由でキャスト変更が生じるのか…と思うと、なんともやり場がないです。


『いくさの子』はさて置き、ニーマルと銀河乙女については新作への期待を込めた【『あの台』は今?】の観点で、想いの丈を綴らせていただきました。

特に銀河乙女については今もWeb上で続編を望む声を目にすることが多いワケで、メーカーもそれを知らないなんて事は無いハズなのですが…。

まぁ、基本的にはシリーズ続編を辛抱強く待つしかないのですが、折角こうしてコラムという形で想いを綴れる身ゆえに、この場を使って『続編を待っているファンは、ここにも居るんだ。』と言う声を挙げてみた次第です。

もし読者諸兄の中に銀河乙女シリーズを待たれている方が居るならば、コメント欄で是非一緒に声を挙げましょう。

ということで、『ご一緒に!ハイっ!!』

…って、このフレーズでピンと来る機種である…

CR 熱響!乙女フェスティバル ファン大感謝祭LIVE(平和)』も、その後シリーズ続編が出ていませんでしたね。

是非とも2作目を出して欲しいですし、その際は今度こそ銀河乙女を除外せずに登場させていただきたいものです。

といった感じで、最後に無理矢理オトフェスに対する【『あの台』は今?】をブッ込んだところで、当方の当月のコラムを〆たいと思います。

P.S.今月の記事タイトルは『銀河乙女』の歌詞の一節でもあり、2027の舞台設定とも重なりそうなフレーズをチョイスしました。

(K.S.Yuki)