皆様、楽しくパチンコ打たれておりますでしょうか?
さて今月のテーマコラムは…

『あの台』は今?

パチンカーの皆様なら必ず1つは大好きで打ち込んだという、想い入れの強い台がおありだと思います。
ただ、私は何を隠そう18歳から打ち始めて今の今まで、ほぼ欠落つまり打たなかった時期は有りません(笑)。
そんなパチンカーにとりまして1台に絞る、というのはとてつもなく難しい事です。

そんな中、私の長いパチンコ人生でかなり打ち込んだ一機種であり、実機も所有しており自身のYoutubeチャンネルで実機ライブ配信を行っております台のお話など。
それは以前にもコラムに度々名前が挙がっておりますフィーバー山寺日記DX、今やエヴァンゲリオンであまりにも有名なビスティさんの前身メーカーである大同さんから2000年にリリースされたパチンコ台です。

画像:P-World様より

当時デジパチにはメインデジタルの確率変動が認められていたカードリーダーすなわちCR機と、現金時短機しか存在しませんでした。
今や一括りでP機そしてスマパチのe機という二種類ですか、まあ時代は変わったものです。

さて、この山寺日記ですが時短連チャンのみで出玉を増やしてゆくという仕様。
大当り確率は常に不変の223分の1、大当り終了後には全ての図柄で時短に突入するのですが、

二・四・六・八 で50回転
一・九・十・十二・十四 で100回転
三・五・七・十一・十三 で220回転

という振り分け、最も時短が少ない図柄が何と一番少なく最も多い時短で確率分母をほぼ回せてしまうという太っ腹仕様なのです。
当時の大同さんというメーカーは、この山寺日記しかり現金時短機スペックのみ(CR版がない)という機種を多数世に出してくれており、しかもそれらは他を寄せ付けないほど破格の時短性能を誇る機種ばかりでした。

演出もシンプル、通常時&時短時共通でノーマル、鐘つき、綱渡り、通常時限定でカチカチ、ドロンパ、それぞれに信頼度の高いパターンが存在、時短中はリーチ信頼度が上がり更に鐘つきリーチに発展した時点で激アツ(高信頼度パターン確定)と、とても分かりやすいです。
ただ残念ながらこの台が世に出たのは一度きり、後継機やリメイクは一切出ておりません。

実はたまたま先日のライブ配信で、この山寺日記リメイクの話題が出たのです。

私が最近よく打っている…というかそれしか打っていないという説もある(笑)甘の真ゴジラ、こちら実は分類上ST機なのですが実質的に大当り確率がほぼ変わらないため当時の現金時短機とほぼ同じ仕様なのです。
大当り終了後にはもれなく分母ライン回せる時短が付いてくる、つまりこの山寺日記において最上級時短を当て続けているのと同じ。
となれば大当り確率は1/200程度でST回数を200回転-100回転-50回転と振り分け、更に今流行りのラッキートリガーをST500回転ループに設定すれば、正にこれ新生山寺日記が完成するのではないか、と!

また先の甘真ゴジラですが、リメイク機よりも初代の方が息が長く、現に今でも稼働は良好で私のメインホールさんでは朝イチ以外だとなかなか打てないほどです。
それを見てもこういった台の需要がある裏付けではないかと私は思うのです。

ただ…リメイク機の批評でしばしば聞くのが「こんなのは私が打ち込んだあの台ではない!」というもの。
メーカーさんにおかれましては、どうか当時の演出構成ならびに信頼度をそのまま踏襲し、更に台単価を極限まで抑えて輩出して頂ければこれほど嬉しいことはありません。
私のちっぽけなチャンネルでアップロードしたレトロデジパチ台の動画にすら「演出はこのぐらいシンプルなのが良い」というコメントが入るくらいですゆえ。
是非一度、私の配信ならびにアーカイブをお目通し頂ければ…ボランティアにて開発協力させて頂きます!

それではこの辺で、皆様にご幸運が訪れますよう…