31年前のハネムーン(海外はイヤの嫁の意向で国内)は九州5泊6日の旅でした。クソ忙しい販売員時代に初めて取る事が出来たこれが限界6連休。終わって戻った売り場は搬入商品、ダンボール箱のままほったらかし状態でブチ切れた思い出はさておいて、いつか家内ともう一度あの思い出の地を巡る旅をしたい、と思っていました。
ホントはもっと早く、と思ってましたがコロナ禍で延期。ようやく今回、春の陽気につつまれた(ハズの)今年の3月、実現の運びとなりました。
今回2泊3日ゆえ31年前に巡った地を全部周ることはできませんので、家内の好きな花が観れる(基本旅行嫌いの家内の説得は花が観れることが必要不可欠)ハウステンボス。3月は既にチューリップが見ごろという。そして風景が綺麗な由布院の2か所に絞った旅。個人的にも由布岳を背にした由布院はムーミン谷を思わせる牧歌的な雰囲気が好きでした。
当日は既にノーマルタイヤに履き替えた車で大阪伊丹空港まで。実はこの日(17日)に限って何故か1週間前から雪予報でしたがなんとか曇り。で、なんとか家内とそれぞれのスマホにオンラインチェックインのQRコード表示をすることに成功し、割とすんなり飛行機に搭乗。しかしそれがプライベートジェット的なプロペラ機で上昇中はジェットコースターの如く上下に揺れる揺れる。目の前にはしっかり、気分が悪くなった人への対策グッズが。
で、なんとかグッズを使うことなく31年前同様に長崎空港へ。31年前はそこから船でしたが今回はバスでハウステンボスへ。並ぶ必要も無く入場券を購入し園内へ入ると既にチューリップが咲いている。本来まだ咲く時期ではないのに、いったいどういうカラクリなのか。閉園中のバラ園内にも準備中の係りの方が。所狭しと立ち並ぶオランダ風の建物。そして31年前には無かったアトラクションの数々。それに反してインバウンド需要を感じない(外国人少な目)な園内。
割と閑散な園内に、これだけの設備を運営する人件費は出るのだろうか、と勝手に危惧。ミッフィパレードをする人件費など、それに見合わない少ない観覧者。にしても寒い。この寒さ尋常ではない。春の陽気に誘われる予定がぶっ飛ぶ。逃げるように施設内に入って暖かいモノを飲食。
いろいろ前回(31年前)には無かった(気づかなかった?)施設が。その中で園の中央部にホテルと見間違う建物に「JRA」の文字。まさか園内にウインズ(場外馬券売り場)があるとは。これ、園の運営に一役も二役も買ってると推測。
そして早めにチェックイン。と、対応をしていただいたのはやはり外国人。その後イルミネーションを観るため再度外出。まずはお土産屋へ。前回美味しかったチーズケーキのお土産を探す家内。しか金属ケースに入ってた当時のお土産見当たらず。どうやら紙製ケースに変わってたようで、それらしいものを手あたり次第カゴに入れる家内。イルミネーションも迫力ありましたが、やはり寒い。遠くに見える観覧車は断念。
翌日は朝から大雨の中、ハウステンボス駅から電車を乗り継いで由布院へ向かう。雨はいつしか雪に。鳥栖駅から乗り換えたゆふ号はさっきのハウステンボス号とは打って変わって外国人で一杯。やはり皆キャリーバッグを持って由布駅下車。外国人で一杯の駅前に31年前の面影なし。
とりあえずコインロッカーに荷物を入れ、施錠。と、傘は?あっ、カバンの中。ということで泣く泣く千円を追加。そして駅前通りを目の前に見える由布岳の方向へ移動。唯一、31年前も前を通ったパチンコ店(当時、店内にダービー物語が見えました)が現存。しかし店休。前回、入りたそうにしてたのが分かったという家内。今回は入ればいいの言葉を貰っていましたが、叶わずでした。
アジア系の若者でごった返すメイン通り。清水寺への路を思い出すようなお土産屋などのお店が所狭しと立ち並ぶ様に、期待してた牧歌感砕け散る。これは小京都化してるとは家内の弁。
九州の地なのに雪が舞い散りとにかく寒いので、お店へ避難し暖かい飲料を。前回は無かった観光名所と案内のあるフローラルヴィレッジは思ってたのとは違い、小規模でミニチュア的は感じ。もう一つの名所、金鱗湖まで足を延ばすがさらに降雪がすさまじくなり、散策気分から罰ゲーム的気分に。
せめて喧騒な通りから人気のない無い通りを歩き、駅方向へと戻る。そして転がり込むようにホテルへチェックイン。と、ここでも応対してくれたのは外国人。ようやく、しっかり暖かい部屋でしばし眺める雪景色(奥に見えるのは由布岳で、右側の山焼きをした部分の雪が目立っており、この後ココを走破しました)。チャンネル少な目のTVはやはり地元局の天気予報が、今は大分県に居るという実感を得るのにイイ感じ。久しぶりの温泉で体を癒しビッフェスタイルの料理に舌鼓。
そしてあとは帰るだけの3日目に今回1番のトラブルが。大分空港までの移動は由布駅前からのバス。その待合所でしばし待機。と、何か小さく表示が。何々、バス運休? もっと分かるように表示、案内しないと分からんやん、と思いつつ、受付で大分空港までの移動方法を聞く。
大分駅からはバスが出てるので、そこまでJR利用すれば、とのこと。直ぐに駅へ。自動発券機は故障のようで窓口には既に凄い行列が。で、聞くと電車にかなりの遅れが出てるとか。今から大分駅へ向かい、そこからバスに乗ったとしても、飛行機搭乗には間に合いそうにないと判断。で、最終手段はタクシー乗り場。
なかなか来ないタクシー。そしてようやく来たタクシー(タイヤを見るとちゃんと冬用)の80歳くらいに見える運転手へ「大分空港まで」と告げると困った顔に。どうやら会社から遠距離は断るように言われてたらしいけど、どうにか行ってくれるそう。
で、飛行機の時間を告げ、それなら高速と、雪道を高速のインターまで行くと「通行止め」。Uターンし由布岳越えルートへ。この雪道にして山登りルートを前の車を煽るようにけっこう飛ばす運転手。途中の凍結路では明らかなるノーマルタイヤ車が登れず立ち往生。その裏の車はフラフラバックしてくるし危ないことこの上なし。これが大渋滞になればもう間に合わないけど、どうにか横をすり抜ける。
そしてかっ飛ばす運転手さんがまあよくおしゃべりしてきて愛想する家内。なんか名刺まで貰う始末。31年前にも来た別府の地獄湯を横目に見つつ通り抜け、なんとか出発30分前に到着。搭乗口では既に第2位グループの搭乗が始まっておりギリ間に合いました。
帰宅後、タクシーの運転手にお礼のハガキを出す家内。今回1番の思い出はやはりあのよくしゃべるタクシーの運転手であったのは間違いありません。
話は変わります。4月30日に有名ユーチューバーのはじめしゃちょーさんが「24時間100万円パチンコ生活してみた」という動画を上げられ、訪問者数が1日で100万人を超えていました。
これ、パチンコ業界主導の企画であり、大ヒットと言えるのではないでしょうか。また、はじめしゃちょーさんが何故人気なのかが分かる内容でございました。
私のハネムーンは海外でしたが最初の目的地でカミさんのスーツケースが出てこず。
その日は諦めホテルにチェックインし買い物に行きカミさんはホテルで洗濯してました。
翌日には無事届きましたが二人で行くならそれぞれのスーツケースにそれぞれの荷物を分けて入れておくのが良いと思ったのでした。
カポさん、コメントありがとうございます。
お書きの内容から奥様のスーツケースに氏の荷物を入れてた、と思われますが、さすがにこっちの方がレアな気がいたします。言い換えれば互いにそれだけ信用がある仲であった、とも言えるかと。そんな気がいたしました。