ぱちんこ閑話休題

はい皆様ご機嫌麗しゅうっ!ついに先月12月で50歳の大台に乗ってしまったワタクシ、CRAナカムラでございます。

パチンコ業界にとっての2025年は、なんと言っても「ラッキートリガー大暴走」の年だったという印象でして、誕生当時の大義名分(ライトミドル帯の遊技の幅を広げる)から、直行で射幸性爆発に舵を切り…ついに7月7日から「LT3.0」と銘打って、パチンコの歴史上最も射幸性が発狂中な今日この頃。来年から規制が入るとかいう眉唾な噂もありますが…だとしても、いささか手遅れ感がありますよね。斜陽と言われ続けているパチンコ業界の上層部的には「射幸性が上がればお客さんがまた帰ってくる!」という見込みで動いたんでしょうが、結果は皆様ご覧の通り。違うんだよねぇ…そうじゃないとボクは思うよ。

パチンコ衰退の原因は娯楽の多様化!?

パチンコ衰退の原因として、娯楽の多様化がよく挙げられているが…これもボク個人は懐疑的。ギャンブルと他の娯楽は横一線にはならないと思っている。ギャンブルで出る脳汁はスマホゲーでは完全再現できないのよ。パチンコさえシャキッとしてれば、ここまで追い込まれる事もなかったと思うんだけど、どうなんだろね?
あと、あれだね!デマによるイメージ悪化に対する、業界側の完全スルー体質よ。ほんとね、13?14年くらい前に「なぜ韓国はパチンコを全廃できたのか」っていうトンデモ本が一時的に世間の話題になったのよ。内容は

( ゚Д゚)ほんとにちょっとでも取材した?

と聞きたくなるレベルで、冒頭から「1日で100万負けた」だの「海物語の当たりやすい回転数は…」とか、若干オカルト漫画家の影響を受けているのかとも思わせる、ブッ飛んだ記述のオンパレード。そもそも「韓国のパチンコ」なんてモノは存在自体してなくて…あったのは日本のパチンコの液晶部分だけが無許可で使われた抽選ゲームという事実。玉も釘も無くて、お金入れてボタン押したら液晶で抽選が始まるってだけ。これを「韓国のパチンコ」と呼び(たぶん著者本人は実物さえ知らない)、これが廃止された経緯も本当は政治スキャンダルなのを、ムリヤリ「国民の暮らしを守るため」に改変しちゃってる始末。でも、この本が世間では「パチンコの闇を暴いた!」とか称賛されて、けっこう売れていたワケね。

この業界独特のスルー体質

当時ボクはそこそこヒット数のある自身のブログで、その著者である「自称ノンフィクションライター」と1人でやり合って、本人から「訴えてやる!」とか「このチンピラが!」なんて言われながらも、訴えられないのは分かってたのでバチバチに言い返して大盛り上がりww だって向こうからしたら、本当に訴えたら本のデタラメぶりもバレるからね、ムリムリ。
著者本人&数人の取り巻き達とほぼ毎日、見てる分には相当楽しいやり取りを世間に公開するのと同時に、こちらからパチンコ業界上層部に散々進言したことが、

( ゚Д゚)今ちゃんと対応しなきゃ10年後が大きく変わるぞっ!

ってこと。でも業界の上層部は、なーーーんにも対応してくれなかった。せめて公式声明で遺憾の意を広く出すなり、真正面から出版社に抗議して訂正を求めるなり、絶対にするべきだったのよ。で…今なのよ。あぼーん。
いやまぁ…この件の影響が、パチンコ衰退のどの程度影響を及ぼしたかなんて計れないんだけどさ、確実に一因ではあると思うよ。ほんと、この「スルー体質」ってなんなんだろうか?普段から悪く言われ慣れてるから、感覚が麻痺しちゃってるのかもだけど「ここだけは言わなきゃいけないタイミング」って、あるのよ。

とにかく横の連携ができず、抜け駆けのタイミングを伺う

そういう業界体質の問題もありーの、社会情勢の変化に逆行する射幸性肥大化、これを是正して…昔のようにサラリーマンが小遣いで繰り返し遊べる環境を再構築…できないよね、うん知ってる。今の状態からそこを目指すなら、絶対に日本国内全パチンコ店が一枚岩で団結するor何らかの強烈な縛りでムリクリ団結するってのが最低条件になるが、それが壊滅的にできない業界なんだ。例えば機械はそのままでも、全国統一【40】とかね。そういう事ができれば先は見えてくるんだろうけど、まぁ無理。必ず「よそがそれならウチだけ抜け駆けしたら儲かるじゃん!」勢が湧いて出てきて全てオシャカになる。数年前のスロット5号機高射幸性遊技機撤去の時にも思い知ったよね、警察が業界との約束の元で前払いで発動させてくれた、全機種の設置期限延長という特別措置に対し、その引き換え条件である「高射幸性遊技機リスト掲載機種は元の予定通り外す」という約束。これさえ反故にするホールが続出したよね。約束の恩恵は当たり前に受けるけど、引き換え条件は無視しまーす!って事を平気でやってのけた各ホール、本当に今後100年パチンコ業界の未来を語る資格は無い。約束を反故にされメンツを潰された警察は、今後もう二度とコロナの時のような寛大な措置は取ってくれないだろう。

出率100%を越えるギャンブル

古き良き日のパチンコは何が今と根本的に違うのかと言うと、当時のパチンコは世界のギャンブルの中で唯一「出率100%以上」で営業していたんだ。これが娯楽という側面を持ちつつ、日本においてパチンコという文化が根付いた大きな大きな…とっても大きな理由である。それが「遊べる」ってことだもん。
ボクは大阪で生まれ育ったんだけど、消費税登場前は府内【40】統一。消費税後は【42】統一。損益分岐割数は168だから、そりゃー玉出せるよww ストレート当たり無しで帰る日もあったけど、ポケットに2500円しか入ってなくても普通に遊びに行けたのがパチンコ本来の姿であり、娯楽として成り立ち参加人数がマキシマムになる構図。荒い射幸性爆発機種もあって良いんだけど、客側のイメージ的に「5000円あれば何とかなる」くらいの感覚に戻らないと、会社帰りのサラリーマンは昔のように寄って帰ってくれないだろうし、一生右肩上がりには転じないんじゃないかな。
あ、ここまで書いてる内容は全て4円パチンコ前提ね。これ以上1円中心の流れになったら、それはそれでパチンコは終焉だから。「風が吹けば桶屋が儲かる」的な話だが…1円中心の市場になればなるほど、客に還元できなくなるからね。遊技台メーカーも設備機器メーカーも全滅に近い状態になるだろうし、オールLOSEで完全にカオス。

さてさて、では今回はこの辺にしときますかね。来月は業界の明るい展望を書きたいなぁー…

 

※このコラムは遊技日本・本誌からの転載です※

遊技日本さまのご厚意により実現したものです。ご協力ありがとうございます。