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【悲報】国際カジノ研究所木曽崇氏「下手すると今年中とかにパチンコ業界が吹っ飛ぶ法解釈が出かねないタイミング。少なくともそのように動かそうとするグループの強烈な圧力が働いている。」

パチンコ業界が吹っ飛ぶと言うのがお空にギューーン!的なロケット発射方向……なわけもなく、確実にマイナス方向の話でしょう。

詳細は全く知りません。でも、興味深すぎる話なので、木曽さんのツイートに垣間見える内容から、中身がどんな話なのか予想してみたいと思います。

キーワードは

・法解釈
・Play to Earn(P2E)

P2Eとは、遊んで稼ぐって意味で、特定の遊びを指してるものではなく概念みたいなもんですが、木曽さんがおっしゃる通り日本ではパチンコが正にそれと言えますね。eスポーツやダーツゲームなども含めたプロ興行も広義では当てはまるのかな。誰もが参加できるわけではないから違う気がしないでもないけど。

で、ボクの浅い知識でP2Eと繋がるものと言えばメタバース。ブロックチェーン技術で公平性が担保されることから、メタバース内にギャンブル産業を作りたい人がおるんちゃうかな、とか予想しました。それをやりたい人らからの圧力、と。

で、なんでそこから圧力がかかると言えば、仮にメタバース上にギャンブル場を作るとなると当然法律の問題が絡むから。つい最近4630万円でも話題となったオンラインカジノよろしく、ネットを介して国境を超えたギャンブルとなると様々な国の法律が絡んできます。そして、日本には民間ギャンブルを禁じた賭博罪があります。競馬や競輪などの公営競技は専用の法律が整備されているので、賭博罪にはあたりません。一方、パチンコは民間企業が営んでおり専用の法律もありません。にも関わらず、風営法の曖昧な文言を時の政府その他が解釈した結果、賭博罪にはあたらないというのが従来の通例です。これは、パチンコだけに許された正に既得権益です。

なんか以前、ゲームセンターだかなんかが、金の板を自販機がにゅーんって出す形で、いわゆる3点(店じゃない)方式にして「これならパチンコと一緒や!何が悪いんや!」ってお客にギャンブルをさせるという、盛大な喧嘩をお上に売った結果、速攻で潰された、なんて話がありました。やってる事は一緒なのに。パチンコ業界は良くて他はダメ。ザ・既得権益をパチンコ業界は持っています。

既得権益と言うと、なんだか悪いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、きちんとパチンコの歴史を学ぶとその時々で必要だった結果としか言えない話なんですけどね。でも時代は流れていくわけで、過去は過去、今は今、未来は未来です。

そして、そんな既得権益が、メタバースでアレコレやりたい人らからすると邪魔で仕方ないんちゃうかな、と。だから、法解釈クリアにしてくれや、という圧力がかかっていて、結果、パチンコ業界の3店方式等々の建前論についにメスが入る。

こんな話なんじゃないか、という妄想です。

まぁ、メスが入ったとしてメタバースの方も含めてその後どうしたいのよ?って話は、既に酔っ払いなボクには全く分かりません。最終的には風営法が絡んでくるから法解釈じゃなくて法改正しないと整わないやろって思うんですが、その前段階なのかなぁ。

まぁそういうの全部吹っ飛ばすのが競馬法みたいな行政手続法だから、そっち方面から攻められたら風営法と共存しつつも「賭博の解釈」に白黒つける、みたいな話になるんかな。

うーん、全然分からんw

 

あ、言わずもがなですが、これらはなーーんの裏情報も持ってないパンピーの戯言です。

でも当たらずとも遠からずな気がするんだよなぁ。メタバースって、多くの大企業が実験段階とは言え既に参画してるし、もし普及すればまっさらなフロンティアな事は確かなので、これまで既得権益ガッチガチで参入障壁バリ高の民営ギャンブル「パチンコ」に取って代わって、ギャンブル市場に参入したいと思う企業があって当然だと思うんですよ。

ほんで、仮に世界のトヨタがメタバースでP2Eを提供しますよ!ってなれば、三共がやるよりマルハンがやるより遥かに世界的認知度も信用度も高いんだから、世界中の人が入り乱れるメタバース上で国が後押ししたいのは、そらパチンコ業界じゃないよねって話になるし。

警察だってそっちに利権が移るだけならパチンコ業界が潰れようが何の問題もないしね。やれ晒し屋がどうとか、脱法告知がどうとか、しょーもない話で手を煩わされるより、正々堂々とギャンブルをする新たな産業が警察利権の場となるならむしろ大歓迎って話になるんじゃないかなぁ。

ただ、メタバースにしろブロックチェーンにしろ、世界を股にかけたオンラインギャンブルとなると新しい技術、新しい市場、新しい法解釈?の話になるから、まだまだ準備段階であって、その過程で国際カジノ研究の第一人者である木曽さんが役所(と参入したい企業の人?)とお話しする、なんて流れになってるんじゃないかと妄想。

あれ……?妄想なんだけど、何だか本当にそんな話な気がしてこない?

もしこの予想が当たったら、こんなパチンコ業界の端の端で庶民の小博打を見続けてきた皆さんは、ボクと一緒に缶ビール片手にパチンコ業界バンザーイ(特攻する前の涙的なアレ)しましょう。これはもう、確実に終わりの始まりだから。仮に、今のパチンコ業界の中からメタバース側に寄って行って成功する企業が出たとしても、その先にあるのはもうボクらが知ってるパチンコ・パチスロではないから。

それでも「パチンコ」の名前が残るならまだマシとすら思えるけども。

 

そんなわけで、こんなしょーもない予想が当たる当たらないはどうでもいいですね。

一つ確かなのは、木曽さんはSNSを通じて話題性重視なエンタメ系のフェイクニュースを流すような人ではない(と思う)し、だからこそパチンコ業界にとっては確実に悪い話だということ。そして、この話が本格的に表に出た先に待っているのは、ガチの業界滅亡なんじゃないかと恐れ慄いている次第でございます。

「(既得権益まみれの)今のままでいられないのは道理」という木曽さんの言葉には、うん、その通り。としか言えないし、業界人ではないボクが恐れる必要あんのかって話ではあるんだけど、パチンコと共に半生を過ごしてきた人間としてはやっぱり切ないというのが現時点での正直な感想。

さて、どうなることやらですね。


■万回転 プロフィール

  • 1978年生まれ ♂ 
  • 累計15年間パチプロを経験
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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