あしの氏が「すべからく」の誤用について何度か言及されていました。そういや私も書いたっけと読み返してみれば、うわうわ、間違ってるやん!

ことばについてのこだわりは強いと思っていたので、とても恥ずかしい。改めて考えると、リズムというか、流れのようなものへのこだわりや映え意識であって、ことばそのものについてではありませんでした。もう、こんなん、もの書きやのうてノリ書きや。

昨年、バラエティ番組「酒のツマミになる話」の最終回で、千鳥の大悟さんがこれまでで一番笑った事は何かというテーマを出して、それが締めとなりました。

大悟さんはじめ皆さん、主に子ども時代に起こった事を挙げておられて、さて私は何だったろうかと。

思い出したのは、やはり小学校での事でした。同じクラスの男子コウちゃんからもたされたもの。ひたひたとクラス全体に行き渡って、大爆笑となり、一日が笑顔に包まれたあの時を思い出しました。

 笑ってよ君のために

ふと鼻歌のようなものが出て、しばらく頭から離れなくなる現象があります。実際に大きな声で歌うと消えるらしいですが、皆さんも経験があるかと思います。

彼は野球をやっており、国語の時間に「赤子の手をひねるようなもの」で例文を作りなさい。現代では「赤ん坊の手をひねるって……」となるかもですが、まぁそれは置いといて、コウちゃんは「○×小学校(対戦相手)との勝負など、赤子の手をひねるようなものだ」と回答。ちょっと彼が時代劇フェイスである事も何だか相まって、ひと笑い起こりました。みんなを笑わせてくれる男の子でした。

そんな彼が「アカン!頭から離れへん!」と授業中に告白した事から始まります。

休みの間に親の実家に飛行機で行った。機内で映画「翔べイカロスの翼」を観たのだったか、ラジオからだったかそこは忘れましたが、さだまさしさんの歌声が繰り返し流れたのだと。

その美しい曲とは『道化師のソネット』

 笑ってよ僕のために

頭をくるくるとかいて、何故か涙があふれて困ってしまっている下がり眉の彼を覚えています。その日は何かにつけ「笑ってよ」というフレーズやハミングが、我慢できずに彼の口や鼻先から漏れるたんびに、クラス全体がわっと湧きました。

笑い泣きとは違う彼の涙の理由とか、あの時の空気。痛いほどに感じはするのだけれど、どんなことばを以って説明してもしっくりこないですね。でもこの平和な出来事を覚えているクラスメイトは多いと思います。やさしくこそばゆい想いが胸に寄せてくる、45年前の教室──。

ちなみにパチンコでの脳内ループは、以前書きましたがリングでの井戸「杉山打つーぞ」と、化物語のSurelyかな。それとウサビッチ!豊丸の、何だかよくわかんないライトミドルでしこたまハマッた時、イラついて「こんな台よりウサビッチもっかい出してよ!」と思ったものでした。

こんな、ノリで生きる恥ずかしいイラち女が、また腹から笑い転げる日が、やって来るのでしょうか。

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