今回の共通テーマは、西陣の思い出。ということで今まで西陣機種については、「人造人間キカイダー」2018年9月13日掲載。「麻王」2021年11月11日掲載。「春夏秋冬」2023年1月5日掲載と、3回その思い出を書きました。

その他に書きたい機種(花満開、パーラーキングなど)もいろいろあります。その中で、「春一番」をピックアップいたします。

春一番は、花満開や春夏秋冬と並び何度もリメイクされてる西陣を代表するオリジナルですね。初代は1/235、出玉約2300個の数珠繋ぎ連チャン機として1993年に登場しました。リーチの途中で手が出れば激アツのスーパーリーチとなり、特にダブルリーチになれば手が出ろ、という感じでしたね。

この機種は4つのモードがあり、一つは1/8の天国モード、他の3つは1/235の通常モードで、朝一は通常モードからスタートでした。

そして大当たり後にモードが振り分けられ、天国モードに入れば1/8なので保留消化含め数珠繋ぎで大当たりしました。

さて、この春一番で有名なのが、某梁〇泊攻略軍団の登場。徒党を組んで数の力で押し切るスタイルで春一番攻略で荒稼ぎし、TV出演も果たしました。その攻略の元となったのがパチンコ必勝ガイド誌。

もし、ガイド誌に攻略情報が掲載されなければ、R攻略軍団も登場しなかったと思われます。で、その攻略法は以下のような感じでした。

まず、ランプ判別により現在のモードを確認(盤面上部にある赤い楕円役物をななめ上から覗き込み、ランプ点滅パターンを確認)。基本、朝一は強→弱のモード0。自力で大当たりさせた後、各ラウンドのアタッカーが閉じたタイミングとBGMの八木節4拍子のタイミングを判別。狙いと合致すれば残りのラウンドをフルオープンで消化する。

この場合のフルオープンとは、大当たり中アタッカーに9個入れてアタッカーが閉じるまで打ち出しストップすること。10個入らないように1個づつ打つ感じですね。

ちなみに、ランプ点滅パターンは、モード0(朝一)が強→弱。モード1が強→弱→消。モード2が強→消。モード3が強→弱→消。このモード3が天国モード(これらはうろ覚えなので間違ってる可能性もあります)。

そして、今モード2なら、次回の大当たり時全てのラウンドをフルオープンさせれば3/4で天国モードに入るという簡易攻略法もありました。これ、パチ友ケンケン氏が実行しました。ただ、大当たりの消化が異常に長くなってしまい、遠目で見てもいつまでも上部ランプがチカチカしていて不自然。挙句、あと僅かで16ラウンド消化できる、というところで若い店員さんに「普通に打て」と言われあえなく失敗していました。

ちなみに、昨年の安田プロ還暦記念タンポポパチンコ大会に参加した際、私が1番打ちたかった台がこの春一番でした。まあ、いつもの悪い抽選運により打てなかったのですが、もし打てたならこの簡易攻略。つまりランプパターンが強→消のモード2の時の次の大当たり時はフルオープンする気マンマンでございました。

遊技者不在の際、上部から覗き込み点灯パターンの確認だけは行いましたが、当時の感覚が蘇り実に懐かしかったですね。

また、当時は大当たりラウンドの最初から判別しても、フルオープンによる大当たりの消化が異常にかかりカッコ悪かったため、私は14ラウンドくらいから判別をし、タイミングが合ったと判別したらフルオープン、というやり方をしていましたので、最後までタイミング合わず失敗も普通にありました。

で、あたかも自らが編み出したように言ってたR攻略軍団ですが、その実は単に必勝ガイド誌の受け売りだった訳で、有名になった彼らはその後、モンスターハウスなどの体感機攻略を手掛け、しばらくは食い繋いでいました。しかしやがて喰えなくなった彼らは稼ぐ相手をパチンカーへ方向転換し、ガ〇攻略を売る、またはガ〇攻略会社へ名前を売る方向へシフト。もちろんそんなやり方が長く続くハズもなく、やがて消えていきました。

春一番、またタンポポさんへ打ちに行きたい、(平和大会を勝ち残ったブラボーキングダムも)とこれを書いてる今も思っています。当初はこの記事が掲載される前に行って実践内容も書きたかったのですが、ちょっといろいろあって直ぐには行けなくなりました。これを読まれた方、簡易攻略をお試しされたらいかがでしょうか。