読者の皆様にも多少共感いただけるとこもあるかも。と思い、綴らせていただきました。
「今日は風が気持ちいいなぁ」
そう呟いたのは、ある年の4月のこと。
自転車を漕ぎながらホールに向かうと、通い慣れた川辺の道には、桜が美しく咲き誇る。
向かいの土手にはツクシも生え、まさに春の訪れを告げていたのであった。
博多から戻って来た【当時の私】は、車ではなく自転車で近所のホールに通っていた。
結婚して自家用車を購入してからも、自転車通いは6〜7年変わらなかった。
何故かというと、その時点で免許証は所有していたものの、直近10年以上はペーパードライバー状態。
マニュアルで普通車を運転するどころか、数メートル移動するのも悪戦苦闘。。。
それゆえに、移動手段の選択肢から【車】は完全に外れていた。
そんな私のお手軽移動手段として活躍した自転車であるが、どうしても天候に左右される要素が強く、梅雨時期は自宅待機を余儀なくされたものだった。。。
そんな日々も梅雨開けと同時に解消され、颯爽と自転車にまたがりホールに向かえるようになると、嬉しくて心が弾む。
髪を揺らす風や匂いは勿論、鼻歌交じりで自転車を漕ぐことで速くなる心臓の鼓動も、パチンコを楽しむ前の準備運動のように感じている。勿論鼻歌は海物語のアレだ。
そんな状態ゆえ、打つ前から「オラ、ワックワクすっぞ!」って突然の悟空が出る始末
だからなのか、お天気の日は「なんだか勝てそうな気がする!」と思えてしまうから不思議だ。
逆に、雨の日はなんだか憂鬱で、足取りも重くなる。
天気とパチンコの勝率は関係無いかも知れないが、自転車で通っていた頃の名残りが今も色濃く残っているのかも知れない・・・。
6月の梅雨空の中、「今日はこんな天気だから勝てないだろうな…」と、そんな言い訳を呟きながら、今日も車でマイホに向かう。
帰宅ラッシュの渋滞の中、ふと外を眺める。
すると、あの日見た桜並木は葉桜になり、土手には背高のっぽの雑草が「行ってらっしゃい」と手を振るように風になびいて揺れていた・・・。
因みに…
当時通っていたホールは、裏ロムで摘発されたり、店員の不祥事で何度も閉店・休業を繰り返し、今は全く別の外観に変わり別のチェーン店が営業している。
とは言え、内装には当時の名残りが残っており、それもあって。【初心に戻れる場所】として今でも時々通わせてもらっている。
勿論、通行料を回収されると知りながら…
☆ナミプロフィール
・プレかん時々掲載
・4円、1円、スロットはジャグラーを好む
・マイホ貯玉プレイで年間収支プラスを目指して頑張ってます
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