パチンコ必勝ガイド誌ライターの栄華さんをご存じの方は多いと思います。メディア初登場となったパチテレ、確変研究所を拝見した時、実にパチンコ愛に溢れた方、という印象を持ちました。そしてその印象は間違っていませんでした。

その後、「釘迷宮」という、勝ち負けを語らないと謳ったパチンコサイトを立ち上げられ、そこで時々出されるクイズに参加させていただいたりしました。この難易度高いクイズを高い回答率で対峙された方に永世名人の称号を与えられたりしましたね。ホールにおしゃれして行こう、というページでは、毎回違ったおしゃれなファッションスタイルを紹介されていました。

今と違い、当時は店内煙草の煙の匂いが服に付くのは当たり前。しかし毎回おしゃれして行くスタイルに到底真似できない、と思ったりしましたね。

名古屋会場で行われたパチンコ検定試験に参加されると伺って、私も参加費用の払い込みも終わらせていましたが、都合で参加できなくなり、私が運営しているサイト「じゃじゃもれ掲示板」にも書き込んでいただいていた栄華さんとの対面を果たせずにいました。ちなみに、掲示板では2010年の目標として「パチンコ年鑑8割オーバー」と掲げられていました。

そんなこともあり、栄華さん主催の釘迷宮オフ会に参加させていただくことにしました。

奇しくもバンクーバー冬季五輪の開幕日となった2010年2月13日。心配をしていた降雪もなく、山陰の地から車を走らせ名古屋を目指しました。

途中、大垣市Z店で得意機種だった甘カイジざわを打ったりし、事前に教授していただいた情報をもとに幹線駅近くの駐車場のある某直営店に停めて電車で移動。栄にあるオフ会会場を下見した後は、遊技されてると伺っていたS店へ。

京楽機種が並ぶ店内の中、多分オフ会参加者だろうと思われる方と遊技しつつ談笑をされてる栄華さんを発見。割って入ってお声かけする勇気など到底持ち合わせていないゆえ、とりあえずずらっと並んだ甘仕事人祭の中から1台を選んでちょっと打ってみる。

したら、直ぐに当たってこれが長い時短と相まってなかなか連チャンが止まらない。だんだん近づくオフ会開始時間。まあ、時間が無い時に限って止まらない、あるあるですね(苦笑)。なんとか連が終わって急ぎ会場へ向かう。開始時間の19時丁度に到着は、1番最後だったみたいでした(汗)。

会場内は私が知ってるオフ会の雰囲気とは違っていました。一言で言えばアカデミック。知識階級な方々の集まりな匂いがしました。そして最初に栄華さんから参加者の紹介があり、「今回のオフ会参加者にあの安田プロの勝者に学べ、に出られ方が2人もおられます!」と言われました。まあ、Mさんともう一人は私ではありましたが、勝ち負けを語らない釘迷宮だし気恥ずかしい思いが致しました。

その後、各参加者からの自己紹介に入りましたが、緊張して何を話したかはもう忘れましたね。山陰の田舎から車ではるばる、くらい言ったかもしれませんが。

また、栄華さんと共に幹事をされたIさんも魅力的な方でした。S店でもお見かけはして、服装のセンスなどからそうでは?と思ったりしていました。

そして、その参加者の中には私のサイトでもお世話になり、以前名古屋遠征した時にお会いすることが叶わなかったパチマガのライターもされてるAさんもおられ、初めてお会いすることができました。

やはり、緊張して何を話したかは忘れましたが、Aさんの渋い声音は覚えています。その後、栄華さんには私が持参した「潜伏ランプ隠し黒付箋」なるものをフォトしていただきました。

席の対面であった方は、教師をされてると伺い、パチンコはあまりしないですが、栄華さんの人柄が好きでオフ会によく参加してる、と言われていましたね。妙に納得致しました。他に地域のパチンコ誌関係者の方など、最後までパチンコは文化、な栄華さんの醸し出すアカデミックな雰囲気満々のオフ会を満喫することができました。

それから7年後、2017年2月5日。その後廃業ホールの探訪に明け暮れられた栄華さんが、中武さん、チェロスさんと共に主催された「廃業ホール探訪記トークショー」を拝聴するために東京・新宿まで馳せ参じ、実に楽しい3時間を過ごさせていただきました。

当日の2月5日。釘迷宮オフ会の時と同様に1年で1番寒い時期ながらやはり降雪なく、米原まで車を走らせたのでしたが、新幹線を待つホームでの身を切るような寒さは鮮明に憶えています。

パチンコ必勝ガイド誌に、栄華さんの厳選した廃業ホールのフォトをご覧になった方もおられると思います。その愛情に触発された私は、2013年の打ち納めも終えた頃に雪降る中、地域の廃業ホールを広範囲に渡って調査したりしました。そしてその事をガイド誌に掲載までしていただいたのは良い思い出です。