折に触れ、パチンコ依存症の問題が取り上げられます。依存症。一般的には借金してでもギャンブルしてしまい、辞めたくても辞められない人を差すのかもしれません。

逆に、パチンコ勝ってるから依存症ではない、とはいかないと思います。いくら勝ってても、依存症には変わりない。もちろん私も。

これを分かった上で節制ができる、ことが大事だと思います。

最近思うのが、パチンコ我欲依存。これ、私の造語です。

誰しもあるでしょう。自分が勝てればそれで良い。自分さえ勝てればそれで良い。パチンコで勝って儲かれば、それで良い。問題なのは、この気持ちが強すぎる所。

パチンコ大好きです。これはまあいいとして、パチンコで勝ってお金を得たい。どうしても。この気持ちが何よりも勝り、普段の生活の大半がこの気持ち前提となり、他の事が疎かになってしまう。

好きな事をしてお金も得る。趣味と実益が一つになる。理想的だと浮かれる。

一例です。もし、勝てる台があれば、どうしても打ちたくてしょうがなくなる。それが大晦日であっても元日であっても。買い物中であっても食事中であっても。

昨年、年間で296戦は多すぎる。調べてみましたが、過去一の多さでした。理由は分かっています。勝てる台があったから。

パチンコ店に居なくても勝てる台が分かる。データを見れば分かる。これは遊タイム機に特化した立ち回りにおける利点。でありある意味欠点。

それはいわばデータ依存になってしまう。とにかくデータを見なければ、という強迫観念。朝起きればデータを見る。夜寝る前にデータを見る。並び中にもデータを見る。パチンコ打っててもデータを見る。

打っていて、他の狙い目台が空き台に。他の人に座られる前に自分が座りたい。そういう時に限って無駄に長いリーチが頻出するストレス。ライバルが先に並んでるのを確認するストレス。車でお店移動中渋滞に巻き込まれるストレス。

とある日、大海4SPに狙い台が2台ありました。1台に座ってもう1台は空き台のままです。気持ちは今の台を早く取り切って2台目に移動したい、です。

そういう時に限ってなかなか当たりません。そしてようやく単発当たり。時短中、無駄なリーチかかるな状態に。そういう時に限って当たります、単発が。

そしてようやく時短消化し、さっと移動。と、さっきまで打ってた台がチカチカ光り出す。まさかの残り保留で単発が当たってます。当たったのに気分は最悪。これ、我欲依存による典型的なストレスです。

そして、狙い目台があるのに他用があって行けないストレスを感じるようになれば、それこそ病気。

日曜日は基本パチンコオフです。家内とお買い物をする日。しかし朝一狙い目台がある日があります。家内は言います。

日曜くらい、他の人に譲ればいい。正論。まったくその通りだと深く頷きました。

遊タイム機は回らない。この年末、さらに回らなくされました。よく打った戦国乙女6など、こぼしの釘を最悪にされ千円11回転になりました。釘触るな問題に完全に引っ掛かる案件。営業中に新台の検査に来た警察官に思わず進言しようか、と思ったこともあったりしました。大海4SPのヘソ釘も逆ハの字です。

あと少しで天井。さらに回らなくなる。そして当たらなくていいのにスーパーリーチが頻出する。まあ、こういったストレスは慣れました。でもデータチェックして大きい狙い目台があった時、それを抑えることができるかどうかを考えることのストレスは夢にまで出るレベルなら、これも病。

パチ友パチドランカーKさんの、昨年大病を患ったお話がありました。遊タイム機に特化した、年間300日を優に超える稼働からくるストレスが原因の一つになっている、気がしています。

私の今年のテーマは「楽パチ」。ノンストレスパチンコです。如何にストレスを抱えないか。これ、健康に直結するとても重要なテーマである、とパチドランカーKさんの昨年の回顧コラムを読んで改めて感じました。

そして、安田さんはじめ他のライターさんも健康を患ったお話がやたら目につきます。もう皆さんにも目指していただきたい、「楽パチ」を。そして私自身は脱「我欲」を。