今月のテーマは、既に5本もの記事が公開されている通りに「銀玉恋模様」。

言わずもがな、BBAと呼ばれる事にも慣れてしまったこの歳で、恋だの愛だのは、もう無縁。

とはいえ、長期に渡ってパチンコ打ち生活してた身の上で『何もない』なんて事もないので、少し昔話でも話しましょうかね。

当時のホールは男ばかり。若い女の子がパチンコするって事が少なくてねぇ。そりゃ若い頃は随分声を掛けられたもんだよ。

私が打ってる側のサンドにスッとお金を入れてくれたり、何か話しかけてきたと思ったら『休憩とってお昼一緒に食べに行こうよ~』とか。

その中でも、特に記憶に刻まれている思い出深い出来事がありました。

あれは、私が修行で博多に来てから2年が過ぎたあたり。

月イチくらいで行くホールで、顔見知りとなった店員さん。

不思議な事に、その日は何故か彼が私を見るや否やちょいちょいと手招きし、空き台の一台に座るように指さします。

当時の私は釘なんてわからないから、半信半疑ながらも言われるがまま打ってみたのですが、まぁこれが当らなくてイライラしたのを覚えています。

その後、別の台に「これこれ!」って移動させられたのは、当時よくあった3つ穴系の一発台。

半信半疑から三信七疑くらいの比率でやや疑いの気持ちを持ちつつも打ってみたら、これが訳が分からんうちに当って、定量になったところで3箱くらい一杯になったと思います。

嬉しくてそのまますぐ帰ったけど、今思い返してみると、おそらくその店員さんは当日の釘がアケだった台を教えてくれてたんじゃないかと思います。

ただ、その店員さんが何故そうしてくれたのかは、謎のまま。

もしかしたら、私と仲良くなりたかったのかなぁ〜。下心も込みでw

しかし当時の私は「ヘソ」や「釘」を全然見ない完全なオカルティでしたので、アケだったことに気付かないどころか『いい台教えてくれてありがとう♡』のような感謝と言う感情も持ち合わせて無く・・・

何と言うか、申し訳なかったなぁ・・・と、今更ながら思い出す訳です。

勿論、今そんな事したら即クビ、、、いや昔でもクビか?

今思い返すと、堂々と教えてくれた感じではなく、むしろちょっと「コソコソ感」があったかも。

その後、クビになってなきゃ良いのですが、その後の店員さんの行く末がどうなったのかは謎のままです。

と、まぁそんな昔話があったBBAですが、実は最近でも店員さんに肩をポンポンって叩かれて声掛けられる事があるのですよ。

熟女好きなお兄ちゃんが若い燕の座を狙っているのか?と思いながら艶っぽい声で『何かご用?』と聞くと、決まってこう言われるのよね。

「お客様、当店では変則打ち及び止め打ちは…」って!色んな意味でがドキドキしてBBAの心の臓に悪いわ!

と、私の話のオチがついたところで、ちょっとテーマに沿った深イイ話をご紹介。

【マイホの微笑ましい風景】

我がマイホは地域でもかなり大型店舗で色んな人が打ちに来ます。

その中で、特に異彩を放つのが90歳くらいの小柄なお婆ちゃん。※どこかでご紹介したかも知れませんがBBAの記憶力では思い出せず・・・

いや、海のシマならどこの店舗でもそんなお婆ちゃんが多いと思いますが、そのお婆ちゃんは一味違う感じで4円のハイミドル専門、北斗無双が特にお気に入りと言う方でした。

無双が撤去されてからは姿を見なく…なんてことはなく、若者に混ざってリゼロ、エヴァを好んで打ってはバリバリ連チャンさせてたり…と、本当スゴイお婆ちゃん。

最初は眺める程度でしたが、無双で金保留あるのに打ちっぱなしにしてるの見た時に思わず声を掛けて、そこから顔馴染みになりました。

コロナの時などは1年くらい来なくてとても心配しましたが、ここ数年は週に3,4回は来ており、元気そのもの。

その元気っぷりを示すが如く閉店まで打ち切られる事も多く、そんな時は決まってお爺さんと手を繋いで帰って行きます。

勝っても負けてもニコニコ笑顔で、お爺さんとラブラブな感じのその後ろ姿は、とても幸せそう。

私もこんな素敵な老後が過ごせるだろうか?

ノーパチンコ・ノーライフ。

パチンコで人生を狂わせた方もいるでしょうが、ちゃんと節度を持てば楽しめて幸せを貰える場でもあるんだなぁ…と、強く感じた場面でした。

この先のホールや業界が弱者に優しい未来であることを願ってやみません。

そして、今日が私の誕生日って事を、ここにご報告します(*‘ω‘ *)