ぱちんこ閑話休題

皆様いかがお過ごしでしょうか!東北からぱちんこ愛を叫ぶ謎のオッサン、CRAナカムラでございます!

いやー回らない!ただいま宵越し遊タイム狙いでデビルマンを打ちながら、スマホで原稿タイムなのですが…ちょうど7000円で100回という大惨事ww

まぁ、店側の考え方としてはコレが正解なんですよね、むしろボクも大賛同ですが…いざ自分で打つとキツイっす。なぜ「コレが正解」か、皆様分かっているとは思いますが一応補足しますと、宵越しで狙われる可能性が高い=普段から店の利益になってない輩が狙って座る可能性が高い&意地でも初当たり取るまで退かない事が確定してるんだから、そりゃ?ガン締め一択ですよ。んで、翌日ちゃんとアケ返すのが大前提ですけどね。ほんと今のパチンコ運営はコレができるかどうかで大きく変わる。知識の有る無しで、いつも勝つ人といつも負ける人が固定されつつあるのが今のパチンコの最大の病理で、そこの溝をを少しでも埋める努力が絶対に必要。

そしてこれはホールコンの数字だけ見てても簡単に読み取れない、数字以上に重要なファクト。知識があって一方的に喰いに来る打ち手に対して、されるがままで喰いっぱなしにされない事が一般客を守る事になり、それが最終的には稼働数値に返ってくる。20回/1000円を基本として考え、だいたいの目安としては遊タイムまで残り300回なら10回/1000円でも良い。残り450回なら15回/1000円、要は「遊タイムまで完走するのに30000円使わせる」を基本線にして、、、うぅ…はい今赤保留からの金色デビルマンをハズしました…ちょっと一服してきます。

( ゚Д゚)むきぃっ

で、そうそう遊タイムまで30000円です。極端過ぎる!と仰る方も多々いらっしゃるでしょうが、絶対に遊タイム狙いでしか打たない連中なんて、本来は客ですらないんだから「打たせてやるだけ有り難いと思え」の精神で良いと思いますよ。そいつがヤメた後に「あれーちょっと役物の動きがおかしーなー(棒)」で仕方なく閉店まで故障中にしておけば、一般の方には迷惑かからないワケですし。

潜伏狙いとは?

はい、過去最高に前置きが長くなりましたが、ここからが本題!

今は遊タイム狙い全盛期ですが、一昔前に同じようなムーブメントがあったのが「潜伏確変狙い」ですね、まだ覚えてる人も多いかと思います。当時は「電チューは開かないけど実は大当り確率アップなう」な機能が搭載された機種が流行りで、ゲーム性は豊かになったものの…いかんせん知識の無い人が気付かずにヤメたりで、一長一短な感じではありました。突入の際は必ず2R当たり(アタッカーパカパカのみ)を経由するんですが、恩恵無しの小当たりでも同じ動きをするのでそこだけで見分けるのは不可能。ナンバーランプへの情報出力の分け方次第で、タネ有りパカパカのみ大当たりとして光るとかもできたが、初期の頃は小当たりでも大当たりとして光らせるホールが多かったので、アタッカーがパカパカしている間のみの数秒間、盤面の片隅で光る小さいランプの点灯パターンで判別していたのが実情である。

潜伏狙い達の中での争い

営業中に起こる潜伏or小当たりの見分け方はそんな感じなので、酷い場合は1日中シマに張り付いて他人の盤面ランプを覗き込みまくるバカも多発したんだが、これが宵越しの場合は朝イチから特定のランプが当たるまで光りっぱなしになるので、知ってれば誰でも分かる状態。今で言うところの、京楽の右打ちランプみたいなものだ。

それを毎朝毎朝毎朝…潜伏確変搭載機種を端から端まで見て回り、潜伏がある場合のみ打ち、なければそのまま帰るという行為をする専業さん達が大増殖した。彼らの中でも争いは熾烈で、とにかく入店後はスピード勝負!いかに他の潜伏狙い達より素早く多台数見ていくかが稼げるかどうかを分ける。そこにマナーもへったくれもあったもんじゃなく、一般客押しのけとか朝飯前なワケだ。

自店にも必ず毎朝1番で入場してくるオッサンがいて、そいつは端のサイボーグ009から逆端まで一気に見て回るのがルーティーン。ある日、あまりにコイツのマナーが悪いんで、いい加減にしろよと注意したところ…えらい高圧的に「俺は客だぞ!」からの「俺はこれでお前らの給料より稼いでんじゃ!」というワケの分からない主張が始まったので、ハイハイソーデスカと聞き流しつつ、非常に面白いことを思いついてニヤニヤしまうナカムラだった──。

ポルターガイスト現象

その日の閉店後、必ずそのオッサンが一番に見てまわるサイボーグ009(たしか1/380くらいの旧MAX)3台の電源を一旦ON・OFFして潜伏がないことを確認し、ナンバーランプの配線を外してデータが上がらないようにした上で、ひたすらヘソに玉を流し込む!潜伏を仕込むには、1/380の大当たりを引いてからさらに30%の潜伏振り分けを取らないといけないので、けっこうな確率になるが…翌朝オッサンが頭から湯気出す姿を想像したら、どんなに面倒でも笑顔になれる不思議♪ほんといい性格してるわ。

長期戦必至の仕込み。ところがこんな時だけは異様なヒキを発揮して、ほんの10分足らずで見事に2R当選で潜伏確定!そっと電源入り切りすると、燦然と輝く潜伏ランプ!故・橋本真也の名言「時は来た!」が脳裏をよぎる。ちなみにリングアナのケロちゃんは「時『が』来た」なのでお間違いなきよう。

潜伏確認後は、最近はコンプライアンスかコンプレックスだかがうるさいので詳しくは書かないが、謎の怪奇現象によって2回転/1000円、アタッカー回り完封、右スルー&電チュー完全試合というモンスターが誕生してしまった。ポルターガイストってやつだね、怖いよねー(棒)。

罠は何重にも。

ウキウキワクワクの翌朝、開店前に並んでるオッサンを確認してニヤニヤが止まらない超ドS。予想通りドヤ顔でサイボーグ009を押さえて勝ち誇るオッサンだが、残念…そいつはサイボーグどころか中身はターミネーター、しかも液体金属のT1000の方なのだよ。勝ち目はないのだ。

何食わぬ顔でいつもの開店マイクで煽りながらも、目線は常にそこに流れてやけに表情が緩む。オッサンはしきりに首をかしげながら、ひたすら追加投資。データを見に事務所に戻ると、4000円で10回転。想定より回っているではないか。もう既に頭から湯気出してる状態だが、どこまで追いかけるかなーと思ってたら、10000円ほど使って20回ちょい回したところで2Rを引き、電サポありの右打ちに移行。かなーりホッとした表情でハンドルを全開にするが、第二のトラップはそこから発動する。「開かない電チュー」まるでエヴァのタイトルみたいだが、打ってる当人からしたら笑えない現実。さすがにスルー通貨ゼロにはできないので、たまに開く電チューではあるが…ご丁寧に寄りまでポルターガイストなので、ご愁傷さまでございます、はい。

右打ちになってからの追加投資3000円で当たるも、アタッカーが仕事をせず…ほんのチョッピリだけ出た玉を打ち込んで心が折れたのか、そこでギブアップして床にツバを吐いて出て行こうとするので、満面の笑顔で「確変中ヤメ」を本人確認して電源OFFと故障中のフダ。こちらを睨みながらお帰りになられたのだが、翌朝も普通?っに並んでたのは度肝を抜かれたね。

あ、ちなみにデビルマンは無事に遊タイムに突入して93%継続を4連で終えて…メシウマ上等っ!

じゃあまた!

※このコラムは遊技日本・本誌からの転載です※

遊技日本さまのご厚意により実現したものです。ご協力ありがとうございます。