待ちに待った『ゼルダの伝説』の最新作が発売された。

 

筆者発売日から3日くらい「仕事しねぇ」と決めてひたすらハイラルに籠もっておったのだが、予想の10倍くらいボリュームがあってプレイしてもプレイしても終わる気配がない。これで有給とか使える身分ならよかったけど、残念ながらしがない自営業者ゆえ泣く泣く離脱。火曜くらいからちゃんと仕事してる。んでこれゼルダが終わったら来月のド頭に『ディアブロ4』がリリースされてしまう。これも年単位でハマる予定なのに、さらに今年は時間喰いゲームの代表である『シティズスカイライン2』まで発売されるというのだから神も残酷な事をしてくれる。さらに『ストリートファイター6』も出るし『ファイナルファンタジー16』やら何やらカニやらまででやがるゆえ、人によってはもう何も回らねぇ状況になるだろう。

 

そう。知らん人は知らんかもしれないが、今年は何気にゲームが大豊作の年なのだ。これだけ固まって(個人的)ビッグタイトルが出る年というのはちょっと記憶になく、いろんな意味で先が思いやられる状況なのであります。

……という話を先日ライター仲間のグルチャで語ったところ、参加者から「43になってそれだけハマれることがあって羨ましい」という冷めた答えが帰ってきた。なるほど確かに。とはいえそのライターさんは筆者の10倍くらいパチスロ行ってるし、そっちのほうの勃起力が衰えないのは、逆にこっちが羨ましいと思っておるゆえ、結局のところ「人がナニかにハマるリソース」は有限であって、どれかをチョイスしたらどれかがヘタるんじゃないかと思った次第。要するに筆者、ゲームにハマってる間は多分本格的にホール通いが減ると思うし、実際ティアキン(ゼルダの新作)が出てからは一回もホールに行ってねぇ。いや、厳密にいうと行ったけど、様子だけ見て帰ってきてるんでセーフ。打ってない。

 

で、これ拡大解釈して色々考えると、昔どっかのセミナーで偉い人がいってた「パチンコのライバルはスマホゲーム」という単語にブチあたり、当時は「そんなことあるかい」「棲み分け出来とるがな」と一笑に伏しておったのが、我が身を振り返り「そんなことあった!」とビックリした次第。ゼルダの新作は間違いなく人類の歴史に残る神ゲーだし人類全員やったほうがいいけど、実際そうなるとホールの客は結構減っちゃうと思うもん。

 

さらにちょっと思い出したのが、ある時、別のセミナーで誰かから聞いた話にこういうのがあった。「中毒」とか「依存」とかいう単語って絶対悪として使われるけど、ホントにそうなんかと。パチンコとかパチスロを遊ぶ上では、軽度の依存ってスパイスじゃんと。流石に生活に支障がでるほどの重い依存はダメだけども、我が身を振り返っても「パチンコ・パチスロを打ちた過ぎてめちゃくちゃ早く目が覚めちゃう」とか、そういう精神状態だった時期の方が明らかに面白かった。当時はどう考えてもパチンコ・パチスロに「ハマって」いたし、その時にティアキンやっても多分刺さらなかったと思う。パチンコの方が面白すぎたから。やっぱ「中毒」とか「依存」ってのは世間的に悪いものではあるし対策していかないとダメなものであるとはいえ、行き過ぎるとこうなるんだよねと思った。これはもう規制とか法律とかの話にまでなっちゃうんでどうしようもないけどさ。

 

あとね、やっぱハマる、ハマらないってそれぞれの年齢や経済状態や健康状態、仕事の内容とか生活環境とかいろんなのが影響してくると思うし、今筆者がゲームゲーム言ってるのって、恐らく人生において「パチンコ」「パチスロ」の相対的価値下がってるタイミングなんだと思われる。いや打つときは打つんだけども。まさかここまでティアキンにハマるとは思っておらず。パチンコ打つ時は最近3時間くらいでギブなんだけども、発売日からこないだまで一日20時間くらいずっとやってても全然飽きなかったからね。

 

こういうのはシーソーゲームみたいなもんで、そのうちまた「パチスロ最高!」とか言い始めるのは分かってるんだけどもさ。とりあえず今年のゲーム大豊作状態を、仕事と夫婦関係とパチスロと、もろもろ両立させながらうまいこと乗り切らねばね。と、いつにもまして取りとめもなくて申し訳ないが、いや、今日は忙しく働いてたんで早くハイラルに戻りたいのさ。