バイク修次郎さんに続いて、悠遊道チャンネルのタンポポ探訪記に登場してくれたミネッチのことを書きます。

彼と初めて会ったのも、バイク修次郎プロと同じく自分がやっていた、必勝ガイドの対談「勝者に学べ」でした。
当時、仲良くなり、いろいろ教えを請うた元釘師額さんからの紹介でした。額さんは体を悪くしたと聞いてから連絡を取れていないけれど、今は元気なのかなあ。

それで、その額さんから「若いけれど腕が立つプロがいる」と聞いたのが、自分が興味を持った理由。
会うまでは当時最強の攻略法があったタコラッシュという機種で凄く稼いでいたとの噂で、「久しぶりのネタ屋さんか」と思っていたのだけれど…。

話をしてみると、攻略の狙い打ちだけでなく、ヒラ打ちも凄かった。年月も経ったからもういいかな、具体例を挙げると初代アグネスの電サポ中の打ち方がある。
その頃は3回の開閉中は自分も止めずにひねっていて、プラスαの1開放目のアタマに強い玉を1発飛ばすのもやっていた。今ではそこらの打ち子さんもやる普通の技術ですけどね。
でも、当時は気づいている人も少なくて(知り合いにも内緒)、内心でドヤ顔だったと。
でも、アグネスの話になったら、ミネッチは自分が止めていた小デジ回転中の1発分のタイミングをゴム打ちして右からも拾わせていた、と。
たった1発の差なれど、思考面でシャッポを脱ぎましたわ。実際の効果としても、1回転辺りの増える個数がこれで3個から4個に増えたらしいし。
結局、その後に何年間経過しても、同じ打法を唱える人は(自分が知る限り)一人も出てこなかった。これで凄みは伝わるでしょう。

そんなこともあり、ガイドの編集部には「ミネッチを使ったら?」と事あるごとに言ったのだが、いろいろあったのだろう。彼は所属媒体は同じガイドワークスのオリジナル実戦術になった。
「バラエティ主体のオリ術が活躍の場というのは、本人的にどうなのかな?」と思うこともあるけれど、その辺は今回のロケで話を聞き、それはそれでいいかなとも思えたりしました。オリ術的にも「あのミネッチが出ている」ということで、グッと通好み層にも価値が出るし。

メディア登場の当初はバラエティ専門のタレントさんに「日本語が不自由だからなあ」なんてイジられていたミネッチも、今回ご一緒してみたら、はきはきと簡潔に話す話術を身につけ(アナウンスのスクールに通って特訓したらしい)、素の素材でいつまでも映像に向かない自分ごときとは雲泥の差がついてましたよ。
こういう努力を絶やさないところも、凄いなあと、進化しないオジサンは思うわけです。

若くしてトッププロとして登場した彼は、何かと同業からやっかみを受けていた時代もあったろう。でも、今回の動画を観れば、その才能に誰もが納得するはず。
苦しい時もいつもニコニコ、そして誰もが黙る腕前を持つミネッチと、またいつか共演したいもんです。その時は頼んますね、今の自分の技術のお師匠さん、ミネッチ!