自分のツイートをブログでも流用。これぞ生産性を高めるという事です。

はい、すみません。

今日は目押しについて。

タイトルを「目押しの思い出」とどっちにしようか迷ったんですが、あえてこちらにしてみました。

パチンコもパチスロも、遊技の「技」を否定される流れが続いて久しいわけですが、皆様はそもそもなんでパチンコ・パチスロと戯れるようになっていったのでしょうか。

その原点で言えば、ボクは間違いなく「目押しが楽しかったから」なんですね。

一番最初に始めたのはパチンコです。

18歳になって、堂々とパチンコ屋に入場できるようになってから、1年くらいはパチスロは触った事が無いままファインプレーやら玉ちゃんファイトやらCR大工の源さんやらCRギンギラパラダイスやらと戯れてきたわけですが、ボーダー理論なるものをうっすら知っているレベルで、この時に負け続けていたらきっと今こうなってはいないと思います。

勝ったり負けたりしながら、大きく勝った時にちょっと分不相応なええモンが買えたり、ちょっと当時の彼女にええカッコしぃが出来たり、そんな事からハマっていったわけなので、当然「ギャンブルのドキドキ感」がベースにありました。

ただ、パチスロもやってみたいから、と大学の友人にお願いして連れていってもらい、パチスロと触れ合ってからは完全に違う視点で楽しんでいました。

そこにあったのが「目押し」です。

 

ボクは小さい頃からファミコンを始めとするテレビゲームが大好きでした。

今の時代だったら「俺、将来はe-sportsのプロゲーマーになる!」って真顔で言ってそうな子どもだったわけですが、そんなボクがパチスロの目押しに「ゲーム性」をものすごく感じたんです。

そこからはもうパチスロに夢中。

パチンコは一切打たなくなり、来る日も来る日もサンダーVのビタ押しハズシが出来るようになりたくて、気づいたらそれなりに出来るようになって、ビーナスラインやらコアやらの目押し攻略をすごい雰囲気の(今のボクよりは多分若い)オジサマがたに囲まれながら打っているのがすごく楽しかった。

現場で自分より上手な人を見ては、「あーなりたいなぁ」「もっと上手になりたいなぁ」と思い、それでも出来ない自分の不甲斐なさにイラついたりもしながら、結局そんな生活が楽しくて今に至ったような人間です。

だから、冒頭でご紹介したパチンコ・パチスロ.com様の記事内にあった「2コマ目押しをして差がつくことより楽な目押しで万人受けする方をお客側が望む」というのが衝撃でしかなかったわけです。

 

4号機の変遷を見れば、ハードすぎる目押しが決して万人受けしないというのは十分理解しております。

5号機で言えば、バジ絆のような目押しいらずの台が1番人気を獲得する時代も見てきましたから、ボクのような人間がマイノリティなのも理解してはいます。

一方、目押しや止め打ちといった、お客が技術で直接介入できる要素を排除していけばいくほど、それは偶然性に頼るだけの公営ギャンブルに近いものになっていくわけで、本当にそれでいいの?というのが20年以上パチ・スロを見てきた人間の率直な感想です。

設定があろうが、天井があろうが、それらはホールとメーカーが全てをコントロールしているもの。そんな中、唯一自分で台をコントロールできるのが目押しであり止め打ちといった技術なわけですが、お客がそれを求めなかったら、その先に待っている世界は、ただのギャンブラーしか残らないディストピアな気がしてならない今日この頃です。


■万回転 プロフィール

  • 1978年生まれ ♂ 
  • 累計15年間パチプロを経験
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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